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「じゃあ、そろそろ……本物を挿れてみようか?」  と久々に京平がそう言ってくる。 「じゃあ、先に私が玲音さんの中に入れてみていいかな?」  そう優しく聞いてきてくれる京平。 「え? あ、うん……」 「じゃあ、一回私の膝の上に腰を下ろしてみて……」  そう京平は座ったままの状態で僕の体を少し持ち上げる。  そして僕の事を立たせると、 「え? あ、ココに!?」  こう女性の体で自分から腰を下ろしていくのは初めてなのかもしれない。 上手く京平のモノを蕾の中に挿れる事は出来るのであろうか?  いつも京平のモノは挿れているのだけど、今日はそのいつもとは違う。 「最初は支えながら入れた方がいいかな?」 「え? あ、ぅん……」  そう京平にアドバイスをもらって、ゆっくりと腰を落としていきながら京平のモノを掴むと蕾の中へ……。  ……へ? あ、あれ? 違う……?  まだ僕には女性の蕾の所とかってよく分かってない。 寧ろ、無意識のうちに後ろの蕾の方に京平のモノを入れている!? 「そこじゃないかなー?」  そう言って京平は僕の体を少しずらして、 「ココに挿れるんだよ」  と蕾の中に指を入れてくる。 「これで、分かるかな?」  ……中腰の状態で指入れてこないで……! しかも、指動かしてるしー!!  ……しかも抜いた後に豆を擦らないでよっ! 集中出来なくなっちゃうからっ!! 「この方が痛みを感じなくて済むと思うしね……」  ……あ、そういう事!!  ある意味納得。  ……あ、もう……冗談抜きで京平の真面目に入れていかないとね。

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