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僕達の休日23

「玲音なら指の二本位余裕でしょ? だって、いつもやってるんだからさ」 「あ、違っ! 僕の中に指が二本……見えてるから……っ!」 「見えているからどうしたの?」 「あ、いや……いつもと違うっていうのか……きょ、京平の指が僕の後ろのアソコに入ってる……!」 「それだって、いつもの事なんじゃないの?」 「あ、それが……見えてるから」 「いつもより恥ずかしいく感じれる?」  その京平の言葉に僕は頭を頷かせる。 「ま、そういう意味もあるんだよね……いつもと違うから刺激が違うっていうのかな? しかもリアルタイムで自分の状況も見れちゃうしね。 ほら、見てごらん。 玲音の中に私の指が二本も入っていて中で動かすとグチュグチュって言ってるでしょ? こうやって最初はココとか慣らしているんだよ」 そう言う京平。 見たくなくても見なきゃいけない状況にしてくる。  だから僕は薄目を開けてテレビの方へと視線を向けるのだけど、そう長くは直視出来なかった。  だって本当に恥ずかしいだもん。  自分の中に指を入れられて中で指を動かされておまけにその二本の指で後ろの蕾を広げられて……。  ……あ、ちょっと中が見えた。  ……こんな風になってるんだ。  とは思いながらも顔は真っ赤になってきているような気がする。 「あ! この体勢なら自分で自分の後ろの蕾の中に指を入れられるんじゃないの?」  とんでもない提案をしてくる京平。 「……へ?」 その京平の提案に僕は目を丸くする事しか出来なかった。 「だから、自分で中に指を入れられるんじゃないの?」  ……二回言わなくても分かってるから。 確かにこの体勢なら自分の中に指を入れられそうだけど……それが、恥ずかしい事なんだってば。  そう僕が思っていると京平はあっという間に僕の中から指を抜いてしまっていた。  無言の圧力っていうのか、まぁ、京平的にはそこから指を抜いたって事は僕にやってみろ。 って事なんだろうけどね。  軽いため息を吐くと、もうやるしかないと思った僕は自分の後ろの蕾の中に自分の指を入れていく。  ……あ、クチュって…。  自分の指の中でも一番長い中指を入れていく。  それをしっかりと撮影している京平。 「玲音は自分でやってみてるけど、どんな感じなの?」 「え? あ、うん……京平のようには気持ちよくはならないのかな?」 「……って、玲音って自分でやった事ある?」 「あー、少ししかやった事ないのかもしれない」 「じゃあさ、指を動かして……」  京平がやってくれると思っていたのだけど、どうやら違うようだ。 京平が教えてくれながらやるって事なのかもしれない。

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