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僕達の休日32
「フフ……やっぱ、玲音はそういう方が似合ってるよね?」
僕はその京平の言葉に目を丸くして見上げると京平はそんな僕に気付いてくれたみたいで、
「どういう事!? って事かな? その表情は?」
「え? あ、うん……」
「気持ち良さそうな顔してくれるだけで私は満足っていう事かな?」
「そ、そうなの!?」
「だから、前から言ってるじゃない? 私はなかなか達ける体質ではないから、そうやってネコの子がいい表情とか気持ち良さそうな表情をしてくれるのがいいんだって」
「え? あ……ぅん……」
その京平の言葉に僕は久し振りに顔が赤くなったのかもしれない。
やっぱり恋人との時間というのは仕事の時とは違う。
プライベートの時間というのは恋人に甘えたり本当の自分を恋人に見せる時なのかもしれない。
「じゃあさ……京平……今は恋人同士の時間なんだから……キスはしてよね……だってさ、仕事ではそんなにしてくれないじゃない?」
そう甘えたように言う僕。
それに手も足も拘束されているようなもんなんだから、手を使って京平の事をギュッとする事さえ出来ないのだから、もう今は言葉しかない。
京平はフフと笑うと、
「そうだよね……手足を拘束されているのでは玲音からっていう事は出来ないのだし、私から色々とやって上げないといけないよね?」
と京平にも僕の気持ちがちゃんと伝わっていたようだ。
「玲音……私は君の事が本当に好きだよ……」
と愛の言葉付きで京平は僕の唇に唇を重ねてきてくれる。
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