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僕達の休日33
久々にドキドキとしたのかもしれない。
本当に恋人といる時間と仕事の時とは違う……。
恋人同士で居る時間は本当に甘い時間。 それと恋人なのだから仕事の時とは違って甘えられる時間。
しかも京平の方も全然表情が違う気がする。
京平って仕事の時はもっと厳しい顔をしてるのかもしれない。
でも今は恋人の僕に優しい表情をしてくれている。
唇を重ね終えた後、京平は僕に向かって笑顔を向けてくれる。
……はぁー、ホント京平ってズルイ……。
そんなイケメン顔で笑顔をされたらホントモノの方にくるというのか更に僕の心臓の方が保たなくなってくるような気がしてたまらない。
……だって、だって……そんな顔されたらドキドキって……ずっと鳴りっぱなしなんだもん。
京平の事ギュって抱き締めたいのに今日は手足を拘束されていて今日は僕からは何も出来ない状態だ。
僕はその事を思い出し京平の方に向かって切ない表情を見せる。
その表情に気付いたのか京平はニコとはしてくれたのだけど、
「今日はさ……これやるって決めたよね?」
そう言う京平は今の僕の顔の表情で何が言いたいのかが分かったのであろう。 だから、そう言った事が出てきたのかもしれない。
「あ……うん……。 そうだったね……!」
僕はそう吹っ切ると、
「じゃあ、いつも以上に僕の事気持ち良くさせてよね!」
と明るく言っておく。
「そうだね……気持ち良くさせるのは得意だけど……。 じゃあ、玩具使おうか?」
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