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僕達の休日39

 しかも医者が着るような白衣ではなく、マッサージ師さんが着るような首の所まで着るような白衣だ。 「京平……その格好ズルイ……」  そうボソリと言う僕。 「何か言った?」 「ぅうん! 何も……」  と聞いてくるという事は、今の呟きは京平には聴こえていなかったのかもしれない。  それにホッと胸を撫で下ろす。  ……まぁ、聞かれても別に普通に答えられるけどね。  ……あ、でも……何だか仰向けの方が恥ずかしい。  と思うのは何でなのであろうか?  そしてタオルをお腹辺りからモノの所位まで掛けられる。  ただ胸の突起の方は出たままだ。  ……でも、そこだけ何で!?  そうは思っているのだけど……。 「……ぁ……ぁああ!!」  ……え? ちょ、こっちに向いた早々にいきなりそこっ!! だから、胸の部分だけタオルを掛けなかったって事!?  そう京平の指がいきなり僕の胸の突起を摘んできていた。 「ココ……大分凝ってるようなんですけど……お仕事でやっぱりココを使われているんですか?」  ……しかも、いきなり下ネタ!?  何だか急に僕の顔が真っ赤になってくる。  なんていうのかな? 京平マジック!? 「あ、いや……そ、そうなのかな?」 「だって、こう私が胸の突起を摘むとこうコリコリってしてますけど……だから、本当にお使いになってるのかな? と思いましてね」 「だって、そこは普通にコリコリってなる所なんじゃないんですかね?」  そう答えると京平は今度腕を組んでまで何か考えているようだ。 「私の場合にはなりませんけど」

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