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僕達の休日52

「ぁ……」  と京平の口からは甘い吐息のような声が漏れてくる。  でも京平のは僕のとは違って、こう大人っぽいっていうのかな? 「ん……い、いいね……っ」 ……京平が集中してくれるとそういう声出るんだ。 だって仕事の時はこうのんびりとやってないから、出てなかったようにも思える。 ただ僕が仕事の時は頭がボッーとしているからなのかもしれないけど……。  僕のヤル気スイッチが入った。  だって、もっと京平に気持ち良くなってもらいたいと思い始めたからなのかもしれない。  ……でも、手が使えないっていうのが……。 こう結構難しいんだよね。  って思っていたら京平の腰が動いてきて、僕の口の中で出たり入ったりを繰り返し始める。  しななやかな京平の腰の動き、しかも慣れているからなのか本当にリズムよく僕の口から出たり入ったりを繰り返す。  その合間にさっきのように吐息のような声を上げている京平。  ……本当に集中してくれてるんだ。  人間のモノってこう表面はツルツルってしてる。 唇で京平のモノを挟んでいる状態で京平のモノが動かされている。  それに京平は恋人。 僕が苦しい事は絶対にして来ない。  喉奥ギリギリの所で腰を引いてくれている。  たまにAVとかでそういう喉奥にまでやってるのとかってあるけど、僕はそういうのは好きじゃない。  確かに僕はMなのかもしれないけど、絶対的に痛いのは嫌だと思う人間だ。 でも、たまに痛いのがいいって言う人もいるみたいだけどね。 でも、本当に僕はそういう事は見るのもやるのも嫌な方だ。  だから京平にも言ってあるのだから京平もそこまではして来ないというのか京平も相手に痛い思いはさせたくないようだ。

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