416 / 568
僕達の休日57
「いいよ……どんどん言ってって……」
ため息が出そう。
でも、やらなきゃ京平のもきっと勃たないんだろうし。
「で、中で指動かしてみてる……壁を擦ったり、中に少しずつ入れてみたり、出し入れしてみたり」
それを聞いて京平は聞いているのか、目を瞑っていた。
「も、もうすぐ気持ちいいポイントかな? も、もう……気持ちいいポイント近くまで指きてるけど……ん……も、もう少し……」
あんまり実況中継のようにはなってないけど、本当にこれでいいの?
と心配になってくるのだが、京平がダメ出しして来ないのだからいいのかもしれない。
「あ……ちょ、い、今……気持ちいいポイントまで指が……ぁああ……気持ちいい!」
僕が本当に一番好きなのは気持ちいいポイントだ。
そこを指でもモノでも突いてしまうともう本当にヤバい。
少し僕が気持ち良くなってると京平の手が僕の手首を掴む。
「……へ?」
僕はその掴まれた手を凝視する。
……え? 何で!? 京平……僕の手の動き止めたの!?
「玲音の場合、あんまり気持ちいいポイントを突いちゃうとイっちゃうでしょ? だから、止めたんだけど……」
「あ、え?」
流石は京平だ。 僕の事をよく知っている。
ともだちにシェアしよう!