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初体験 ステップ13

  ホント、諒馬君の事、いじってると飽きないよねぇ。 本当にそういう所、時間潰しにいいのかもー。 「ま、いいやー。 今回はこういうのもあるって感じなんだよね」  と僕はそんな風に独り言みたいに言ってから、もう一度、自分の白衣姿を見てみる。  ふふ……いいんじゃない? ってか、白衣って憧れっていうのかな? やっぱ普段はタチのイメージがあるから、自分のが着れるとは思ってなかったからなのかもしれない。 しかも自分のサイズにぴったりっていう所がまたまたいいよねー。 ってか、ここにある衣装って自分達に合ったサイズなんだから、着放題っていうの?  とりあえず僕は白衣を脱いで、他の衣装を見てみる。 勿論、女子高生とかもあるけどー、チャイナドレスとかそういうのもあるっていうのかな? あ、水着っていうのもあるんだー。 って、こういうシチュエーションって……水泳部とか? うんうん! これだけ衣装があったら、本当に色々とお話が出来ちゃうって事かぁ。 これからの撮影が益々楽しくなっちゃうよねぇ。  そんな風に色々と考えている間に諒馬君の方も自分の白衣に着替えてくれたみたい。  丁度、その時に京平もこの部屋に来てくれて…… 「そろそろいいかな? って、私も白衣に着替えないといけないと思ったから、この部屋に来たのもあるんだけどね」 「そうだったんだねぇ」  僕はそう言うと京平が白衣姿見になるのを待っていた。  ただ洋服に羽織るだけだから直ぐなんだけど、こう京平の場合には、その白衣を羽織る姿だって画(え)になるっていうの? 片手に先ず通している間にもう片方の腕にも袖を通す姿さえも本当に画になるー! 目の前でドラマの撮影を見てるみたい。  はぁー、益々、京平に惚れちゃう。 しかも今は冬だから今日の京平の服装っていうのがニットのハイネックだったからなー。 本当にヤバい!! 「……で、今日はね」  そう言って京平は今日やる事を話始める。  あー、僕達が白衣とかミニスカナースで居てもいいっていう理由が分かったような気がするよ。 要はお勉強っていう事だよね。 普段は仕事をしていて、諒馬君が研修医って感じでそれをベテランな京平が僕を使って諒馬君に色々と教えて上げるって感じにするみたい。 まぁ、そう考えるとミニスカナースと医者でいいのかな? 3Pっていうのも、普通じゃあ絶対に出来ない事だからねー。 そりゃあ、僕だって仕事じゃなきゃ、そんな事しない訳だしね。 京平だってプライベートじゃあ、そんな事考えないだろうしさ。

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