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初体験 ステップ16
確かに今日は初体験をするカップル向けの話なんだけど……んー……僕的にはもうそこは経験者になってしまうのだから、体が勝手に反応するのは仕方がないって事なのかな? うんうん……そうそう勝手に体が動いてしまうのは気持ちいい事をしているのだから、反応しちゃうのは仕方がないよね。 うん!
そう自分で納得してしまう僕。
それから、どれ位、京平と諒馬君は僕の体を撫でてたんだろ? 二人が僕の体に触れる度にビクビクって反応するまでに僕の体はなっちゃったって位かな? うん……もう、見事に僕の胸の突起も勃っちゃって、服の上からでもぷっくりとしちゃってるのが見えちゃってるって感じになってたみたい。 もう僕的にはそんな事、恥ずかしくはないんだけど、でも今日の僕は初心者って事もあってか、一応、恥ずかしいような表情にした方がいいのかな? それとも、いつもの僕のような感じでいいのかな? でもさ京平は最初僕達の事も自分の事も紹介してたよね? って事は逆に言えば、いつもの僕でいいんじゃないのかな?
僕はそこに納得すると、なんていうのか……こう自分が完全に壊れてしまう前っていうのかな? そうそう今日はまだ本番中にイってはいけないっていう設定だと思うし、だからギリギリの感じで乱れるっていうのかな? ま、それで今日は行こう! と僕は僕で自分勝手に設定を決めるのだ。 多分、そういうところっていうのは問題無いっていうのかな?
「ふぅ……ん……京平……」
そういつものように甘えたような声で京平の名前を呼ぶ僕。
だってねぇ、今日は京平の名前を普通に呼ぶ事が出来るじゃない? だって最初に僕達の事、紹介したんだしね。
京平の名前を呼びながら、僕は体をくねらせて、
「ね……京平……体が熱く……」
そう僕は京平に向かってこう色っぽく顔をしながら見上げてみる。
そんな僕に京平の方は一瞬、目を丸くしたのだけど僕のその言葉で何かを悟ったようで今度はカメラ目線になる京平。 そして、
「こういう風に、ネコの子が甘えてくるように言ってきてくれたら、そこから先に行動して上げた方がいいのかもね」
あー、なるほど、流石は京平……そう切り返して来てくれたって事か。 やっぱり、わりと今日の撮りっていうのはいつも以上に自由奔放にしてもいいって事なのかもしれないよね。 だって京平が上手く拾ってくれてるみたいだしね。
「ネコの子がこういう風に甘えてきてくれたら、ま、意地悪なタチの方、または、焦らしプレイが好きなタチは、いつまででもネコの体に触れているのだろうけど、意地悪または焦らしプレイじゃないタチの人は、今度、服をゆっくり脱がして上げよう」
って、ホント、京平の言葉使いっていうのは先生みいたいな感じだよねぇ。 あ! 先生って言っても医者の方じゃなくて、教師の方っていう感じなんだけどさ。
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