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初体験 ステップ21

 と僕が色々と考えているうちに京平は僕の体をさっき以上にあちこちと舐めてきて、ブルッて体を反応させてしまう僕。  あー、もう、こうなったら、周りなんか関係なくなっちゃうのかな? 京平がそうなら、僕もその気になっちゃおう! 周りなんか気にしないで二人の世界に入っちゃおうか!  そう思うと僕は京平の首へと両手を回して、京平の事を見つめると唇を重ねる。  そんな僕に京平の方はクスリとしてくれて微笑んでくれたんだよね。  ふふ……勿論、京平の方はやる気満々って事だもんね。 ってか、僕達の事を見せつけるって感じなのかな? ま、たまにはいいんじゃないの? 見せつけながらやるっていうのもさ……。 寧ろ、僕達の場合にはカメラの前で堂々とやるもんだから、そういうのも慣れてるって感じだしね。  京平と思いっきりさっきのような長い舌を絡めたようなキスを繰り返すと、京平は鎖骨とかじゃなくて、足の方に舌を運んでったみたい。 きっと京平からしてみたら嫉妬みたいま感じなのかな? だってさ、さっきは仕事で諒馬君が僕の足を担当してくれて舐めてくれていたのかもしれないのだけど、今はもうプライベートな時間になったのだから、京平は諒馬君が舐めてくれていた場所を舐めてくれてるって感じなんだもん。 ってか、いつもより丁寧に舐めてるくれてるって感じなのかな?  だから僕の方ももう今日は撮影は終わってるんだから、そこは素直に気持ちよく普段の僕の姿を見せるのだ。  それに京平に舐めてもらっているのだから、本当に気持ちいい……。  だから、僕は枕を両手で掴んで両膝を立てて京平に体を任せる僕。 「あ……」  足先まで丁寧に舐めてくれてる。 しかも京平はみんながいるからわざとなのか、水音もわざと立ててるって感じだしね。  僕が一瞬だけ諒馬君がいるである方向に視線を向けると、諒馬君は自分のズボンに手を掛けて履く姿が入って来た。 そんな諒馬君に僕は微笑む。 そんな僕に諒馬君は生唾を呑んだようにも見えた。  うんうん……そうだよね……。 誰も僕と京平がしている姿を生で見たら普通にそんな反応になるよねー。  そこに僕は優越感だ。  諒馬君だって中途半端な状態なんだから、本当は気持ち悪い状態なんだろうしね。 ま、一生懸命、押さえてるみたいだけど。 なら、成都さんとやればいいのに……。 って、諒馬君と成都さんって仕事の時っていうのは一緒にいるのに、こうあっさりしてるカップルだと思うんだけど……。 ま、確かに二人共、仕事だって割り切ってるって事なんだろうけど……でも、それでも、そういう所寂しくない? あ! そうだ!  僕はいい事を思いついて、京平事を自分の方へと引き寄せると、 「ねぇねぇ、京平……あのさ……今日はみんなが中途半端だったじゃない? しかも、ここ広いしさ……撮影も終わってるし、成都さんと諒馬君にもヤってもらいたくない? っていうのか……諒馬君だって中途半端なんだから、たまには成都さんの事を誘って一緒に隣同士でやるっていうのはどう?」  と僕は京平の耳側でそれを提案してみる。

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