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初体験 ステップ49
そう思った僕は物は試しっていう事で、何も考えずに激しく腰を動かし始めるのだ。
「ぁあああん! きょ、京平……っ……これ……む、無理……」
僕は京平の肩ら辺に手を掛けていたのだけど、激しく動かしてしまった事であまりにも僕的には刺激が強すぎてしまったようで、僕の手に力が入ってしまったのか京平の背中に爪を立ててしまっていた。
「……っ」
と流石の京平も一瞬、苦痛に顔を歪ませていたのだけど、直ぐに笑顔を僕の方に向けてくれる。
流石は京平っていう所なのかな? なんかこう顔を歪ませても直ぐに表情を戻してくれるんだもん。
「玲音……どうする? まだ、自分で動く?」
そう優しく聞いて来てくれる京平。
その京平の質問に僕は少し考えると、
「……うん……まだ、頑張る……」
と答える僕。 すると京平は納得してくれたというのか、別にそこは気にしてないっていう感じで、
「分かった……」
答えてくれた。
そこに胸を撫で下ろして、僕は心の中で気合いを入れると深呼吸をしてから、優しくもあり激しくもあり、いや……その真ん中辺りの強さで腰を動かし始めるのだ。
さっきまで上手く動く事が出来なかった僕だけど、どうにか自分の中で激しくもなく優しくもない状態だったら動けそうな感じがしてきた。
それでも僕は京平の背中に腕を回しながら。 まぁ、正確には好きだから優しく強く抱き締めてるって感じかな? だって手を京平の肩にかけてるって感じだと京平の背中を傷つける事になるでしょう? だから今回は腕を回す事にしたという事だ。
そしたら京平とキスが出来て、こう甘い感じで……ゆるゆるって腰を意識的に動かしてるおけば、どうにかなってるのかな? って感じになってきた。
あ、寧ろ、こういう風に動けばいいっていう感じ?
「ん……はぁ……っ」
って気持ち良くなってきたのだけど、キスで唇を塞がれてしまっているっていうのか自分から京平の唇を塞いでいるからっていうのか、こう激しく僕の声が漏れないっていう感じだ。
いや寧ろもう京平が僕の唇を塞いでくれてるって感じになっちゃったのかな?
もしかして京平は諒馬君達に僕の声が聞こえないように唇を塞いでくれたのかな? 何だかそういう風に思えてくる。
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