27 / 124
第27話 レモンキャンディ6
(島田真理語り)
葵君は、思ったとおりの反応で、彼からはとてもいい匂いがする。
もしやこれがフェロモンだろうか。
マーキングしたくなる感じが堪らない。この白くてすべすべした身体はどんな男の人を虜にしているんだろうと気になった。
「ねえ、君は誰に抱かれてるの?大人の人だよね」
「やめろよ。変態のくせ……ぁぁっ……」
すーっと指先で乳首からおへそをなぞった。
ビクビクって体が小さく動く。
かわいー。乳輪を食べちゃいたい。
そうだ、昨日貰ったあれを使ってみようかな。
「じゃーん、見て見て。昨日ナオちゃんにもらったの」
僕は鞄から、セフレのナオちゃんがくれたピンクのヒョウ柄ローターを取り出した。
「ねえねえ、可愛いでしょ?未使用だから、大丈夫だよ。ちょっと待ってね」
「は?何?何すんの。もうやめてってば」
葵君がこっちを睨んでいるけど、そんな目をしたって止める気は一切無い。
嫌がる彼のズボンとパンツを脱がして、苺の香りがするピンク色のローションをお尻にトロっとかけた。葵君の息子さんも思った通りに小ぶりで形が綺麗だった。僕といい勝負かも。
「冷たっ」
「冷たくて気持ちいい?今日は暑いから、冷たい方がいいよね。では、葵君の後ろを触るね。僕、自分以外を触るの初めてなの」
葵君が動かないように、片足の太ももに軽く乗る。片方の足を肩に乗せて、覗き込むように後孔へ指を入れた。つぷ……と指が簡単に入る。
普段使いしてる訳では無いけど、処女ではないようだ。感度は抜群で、バラバラと動かせば可愛い声が漏れた。痛そうでもない。
ちゃんと開発されている。
ピンク色の穴は美味しそうに僕の指を飲み込んだ。
「………はぁっ…はぁっ……ふぅん……だめって……」
前立腺をゆっくりと探る。
見つけたそこに、指を二本に増やして刺激した。だんだん葵君を喘がすのに夢中になってきた僕は、あまりの可愛さに、挿れる側になろうかと真剣に考える。
でも、葵君を満足させてあげられるような実践を積んでないので、泣く泣く諦める。タチは未体験だからだ。
「ここかな。葵君のイイトコロ………」
コリコリと指の腹で撫でると、葵君が体をよじって逃げようとした。
「い……や……はぁん……や…だ……」
嫌がりながらも気持ち良さそうな蕩け顏になってきた。葵君の息子さんも半勃ちだ。
そろそろいいかなと思い指を抜くと、ぬぷっといやらしい音がした。
ともだちにシェアしよう!