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第28話 レモンキャンディ7
(島田真理語り)
そしてゆっくりローターを後孔へ挿れる。
葵君の体が異物感にびっくりしていたが、僕は黙ってスイッチを入れた。
「……ひやぁっ…ぁぁぁぁぁぁッ……」
葵君の体がえび反りになり、気持ち良さそうに眉間にしわを寄せてる。葵君のも完勃ちしていて、こんなの見せられている僕はさっきから同じような状態だ。ローターのバイブを最大にして、可哀想だったので拘束していた手錠を外した。葵君、かわいいなぁ。ふるふると震えてる。
「し、まだ、くん……もう……やめて……取って……」
手、使えますよ?自分で止められますよ?
ものすごくムラムラする……
僕は、抑えきれなくなった欲望のままに、葵君に覆いかぶさって自分の勃ったものと葵君のを重ね合わせた。
2つを握ってゆっくり腰を動かす。
生温いローションが絡まり、亀頭同士がこすれ合う快感に身震いした。
「葵君も一緒に触って」
「へぇっ…ぁぁん…なに…………ぁ、ぁ……」
素直な葵君は僕の言った通り、一緒に握ってくれた。訳が分からないまま僕に従ってくれてるようだ。感じてる姿が際限なく色っぽい。
どうやって相手をその気にさせるか、いつも誘うことばかり考えていたけど、タガが外れたように理性がなくなるのは初めてだった。
「…あっ…はぁ…はぁっ……はぁ…」
「あ、ぁ……ぁぁっ……ん……」
動きに合わせて互いに声が漏れる。
「……っ、イっちゃう、一緒にいこう」
腰と手の動きが自然と早くなっていき、2人ともほぼ同時に白濁液を飛ばした。
きっっっもちよかったぁ。
狂うくらいに抱かれて、気を失うくらい突かれるのはもちろん最高に気持ちいいけど、互いのを重ねて扱くのも、シンプルでいい。
この後、ローターを外した葵君にグーでパンチされて、めちゃくちゃ怒られた。怒り方も可愛くかったので、うっかり惚れてしまった。
ほっぺが痛いけれど、僕は満足だ。
葵君は思っていたとおり、すごく美味しかった。ごちそうさま。
多分、僕は葵なら抱ける。
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