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次なる計画
デスクで突っ伏しながら睦月は
今朝の自分を悔いていた
いくら決意したと言っても
やはり急には変われない
せっかく酒川と会えたというのに
止まない鼓動が手に負えず
結局ろくな会話もできずに
相槌を打つばかりだった
仕事の合間にふと思い出し
何度も考えてしまう
気づけばもうすぐ昼休みの時間になる
睦月は密かに酒川を昼食に誘おうと
計画を立てていたものの
どうせ誘っても二人だと緊張してしまう
ふたりきりでなければまだ...
そこで睦月は思い至る
三田村は酒川以外とも
コミュニケーションを
図るようにと言っていた
それがどういう意味かは
まだはっきりとは分からないが
とにかく今はこの方法をとるのが良い
名案でも思い付いたかのように
昼休みになるや否や
睦月は酒川の所属する部署へと向かった
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