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第4話 そのサン

「ちょっと、アスリン?もう十分楽しんだでしょ?あまり入り浸っていると身体によくないわよ?」 「えぇ~?もっと楽しみたかったのになぁ・・・」 「何事もほどほどが大事よ」(にっこり) (case3・・・高木イツコの場合) 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・」 熱い吐息を漏らしながら一心不乱に腰を上下に振り動かす四人の少女?達。 「そうそう、その調子よ。そうやってお尻を動かす事で殿方を気持ち良くさせる事ができるのよ。貴女達も気持ち良いと感じているんでしょう?」 「は、はい・・・」 「凄く・・・気持ちイイ・・・」 「腰が・・・止まりません・・・」 「何て・・・気持ちイイの・・・」 四人とも全裸で後ろ手に縛られながらも正座の姿勢になり、床に固定されたバイブレーターをアヌスに飲み込み、直腸内をバイブに掻き回されながらも自ら腰を上下に振っている。まだAAカップ程までしか膨らんでいないその乳房も、上下運動の振動で波打つように震えていた。 その行為で快楽を感じている事は、見事にフル勃起した両乳首とペニスで明らかだ。 そう、この四人は純粋な少女ではない。女性ホルモンの投与・塗布と豊胸手術を受けて年相応の乳房を与えられた偽少女達だった。 「あぁ・・・もう、ダメェ・・・」 「ガマン・・・できない・・・」 「イ・・・イクゥッ!」 四人のうち、三人の偽少女達は悶え喘ぎ歓喜の嬌声を上げてオーガズムに達し、ペニスから白濁液を噴き上げてしまった。 いつの頃からかこの館内に囚われの身となり、女性ホルモンらしき怪しい薬によって僅かではあるが同年齢の女のコに比較してやや控えめながらも立派な乳房を与えられ、同時にアナル性感を開発され、しかし疑似的に女のコのような歓びを感じながらも、男のコだった証でもあるペニスはしっかり具備しており、それ故にオーガズムに達する場合はその先端から白濁液を噴き上げてしまったのだった。 「よく、アナル性感で射精できたわね。三人とも上出来よ」 「ハァ・・・ハァ・・・」 「あ、ありがとう・・・」 「ございます・・・」 射精によって身体に打ち込まれていた激しい快感を一先ず解放できた三人の偽少女達は、乱れた吐息を小さく零しながらも調教師からのお褒めの言葉を貰った事に感謝の言葉を述べた。 しかし、微乳ではあるが乳房を与えられた事で精神も女性化が進んでいるのか、射精による快感の開放で急激に興奮度が減退する男性と違って、女性のように徐々にゆっくりとしたペースで興奮度が落ちていくようで、三人のペニスは未だに射精前と同じサイズ・固さを保ったまま屹立していた。 「フフフ、三人とも、ペニスの方もしっかりと成長しているわね」 三人ともペニスの反りや曲りの程度に微妙に個人差はあるが、いずれも陰毛は永久脱毛され、完全な成人男性のように色素が沈着して黒ずんでいる訳でもなく、瑞々しい肌色の若々しいペニスだった。そしてその亀頭は勃起していない時は包皮に包まれてはいるが、今現在のように一たび勃起すれば完全に包皮が翻転して亀頭部分は完全に露出していた。そしてその表面は剥き卵のようにツルツルとして尖端の鈴口からにじみ出た潤滑液に塗れたせいで照明を照り返して艶艶と輝いていた。 「それに比べて、貴方はお子様ねぇ・・・まだイカないの?」 「ハァ・・・ハァ・・・ご、ごめんなさい・・・まだ、イケません・・・気持ちいいのに・・・どうしてなの?」 残る一人はまだ一心不乱にバイブレーターを自分のアヌスから激しく出し入れさせていた。興奮していない訳でもなければ快楽を感じていない訳でもなく、そのペニスはコチコチに固く勃起していた。だが、他の三人と比べて違うのは、そのペニスの亀頭部はまだ完全に露出しているのではなく、半分ほどまだ包皮が覆っていた。先端からの分泌液は他の三人よりも多く、既に無毛の根元にまで流れ落ちて行っているというのに。 「仕方ないですよ」 「ウチらと違ってまだお子様だし」 「いえ、そうじゃなくて、まだ私達より経験が足りないだけでしょう」 他の三人は少々優越感に浸っているようだが、しかし馬鹿にしているという訳でもなかった。 「そうね、ユイコは一番の新入りだものね」 調教師からユイコと呼ばれた偽少女は確かにこの館に囚われたのは一番最後だった。 初めてこの館に連れて来られて、先輩となるその三人の偽少女達と再会した時の彼の激しい驚愕・動揺の様子は今でも調教師にとって得も言われぬ感動を覚えさせたものだった。 「フフフ、三人ともユイコのどこを見ているのかしら?」 「あ・・・そ、それは・・・」 「やっぱり・・・ねぇ・・・」 「一番カワイイところですよ」 調教師の指摘通り、三人の偽少女が注視しているのは、ユイコのまだ半分皮被りのペニスだった。 「ちゃんと言いなさいな」 「「「はい、ユイコの可愛いチンポです」」」 三人の偽少女は口を揃えてタイミングも合わせて恥ずかし気も無くチンポという単語を口にした。淫語を躊躇わずに口にすると言うのも、勿論調教師の手管によるものだった。 「よく言えたわね。それでは、ユイコへの刺激も兼ねて、三人にご褒美を与えましょう」 調教師は三人の後ろに歩み寄ると、後ろ手にしているその戒めを解いた。 「では・・・ケイコとトウコは69しなさいな。相手のアナルへの愛撫も忘れずにね」 「「はい、わかりました」」 ケイコと呼ばれた栗毛でそばかすの残る偽少女は、ベリーショートの偽少女トウコと一緒にその場で足と頭の位置をひっくり返して互いに横になると、調教師に言われたとおりにまだまだ硬度を保っていた相手のペニスを咥え込み、相互フェラチオを始めた。 「カヲリは・・・そうね、オートフェラしなさい」 「はい、わかりました」 カヲリと呼ばれたシャギーカットの偽少女は、M字開脚して座り込むと上半身を前に小さく丸め込み、自分で己のペニスを咥え込んでセルフフェラチオを始めた。 「あ・・・はぁぁ・・・はぁっ、はぁっ・・・」 ケイコとトウコの69による相互フェラチオ、カヲリのセルフフェラチオはいずれもユイコの目の前で始められた。その光景を見て、ユイコの興奮の度合いが大きくなったのはその息遣いが激しくなったことから丸わかりだった。 やはり元は男のコだった以上、偽少女となった今でも快楽の度合いはアヌスへの刺激よりもペニスへの刺激の方が大きい。それの証拠として、ケイコもトウコもカヲリもより大きな快楽を求めて相手のあるいは自分のペニスを激しくしゃぶりたてている。 チュッパ、チュッパ、チュポチュポ、とバキュームも使いながら唾液の水音を立てて舌を絡めて舐め唇で絞めて扱きあげるそのテクニックは、本物の女のコどころかフェラチオを本職としてピンク産業に従事する女性達に匹敵するものだった。 それもことごとくそこにいる調教師によるアメとムチを駆使した調教によって習得したものだった。 三人ともフェラチオに夢中で一言も無駄口を発しない。言葉を漏らすのは 「ハァハァハァ・・・さ、三人とも・・・気持ちよさそう・・・羨ましい・・・ハァハァハァ・・・ユイコも・・・オチンチン、気持ち良くなりたい・・・」 熱い吐息を漏らしながらさらに激しく上下に腰を振り立てるユイコのみだった。 「あら?違うんじゃない?フェラチオシーンを涎を垂らさんばかりに食い入るように見ているくせに」 そう言うと調教師はおもむろに穿いているミニスカートを捲り上げた。その中には、パンティから突き出ている大きく黒々としたペニスがそそり立っていた。もっとも、正確に言えばそれは調教師のレザーパンティに取り付けられたレズ用の一体型バイブ・ディルドゥであったが。 「ユイコが求めているのはコレなんじゃない?オチンチンをしゃぶられて気持ち良くなりたいのじゃなくて、チンポをしゃぶりたいのでしょう?」 調教師は己の股間から突き出た偽ペニスの根元を握ってりゅうりゅうと扱き上げる様にしながらユイコの目の前に近づけていく。 「ほら、遠慮してないでいいのよ。ユイコはもう女なんだから、思いっきりチンポをしゃぶってかまわないんだから」 調教師がユイコの顎をツイと手前に引いて、ユイコの唇が偽ペニスに触れるか触れないかというところまで達した時。 「はっ、はぁ・・・あぁ・・・」 調教師の呪文のような言葉に心を狂わされたかそれとも屈服したか、ユイコは喘ぎながらも口を大きく開き、自ら調教師の偽ペニスを咥え込んだ。そして、自ら腰を上下運動して床に固定されたバイブレーターをアヌスに突き入れながらも、同時にタイミングを合わせて己の口腔を犯している偽ペニスをしゃぶりたてていく。 そして、ユイコが唇で締め付けて偽ペニスを扱き立てるに連れて、調教師もだんだんと熱い吐息を漏らし始めた。というのも、今ユイコが舐めしゃぶっているディルドゥにはセンサーが付いていて、ディルドゥが愛撫された分だけ調教師が秘所に咥え込んだバイブも振動・回転・伸縮が増加する仕組みになっているのだ。 「そうよ・・・上手よ、ユイコ・・・アナル性感は未熟なのに・・・フェラチオはしっかり上達しちゃって・・・ふふ、これも三人のチンポをさんざんおしゃぶりさせてもらったおかげなのかしら?」 そう言って振り返った調教師は、三人がひたすらフェラチオだけに没頭してアヌスには何もしていない事に気付いた。 「三人とも、何をやっているの!!アヌスは貴女たちにとってはケツマンコでしょう!!ちゃんと偽女の雌マゾ奴隷なのだから、しっかりアヌスもいじりなさい!!」 「「「ふぁ、ふぁい」」」 一心不乱にフェラチオに夢中になっていた三人の偽女達は慌てて傍に転がっていたバイブレーターを手にして相手のあるいは自分のアヌスに突き立てた。 「はあぁ~・・・な、長いィ・・・」 「くうぅ~・・・ふ、太いィ・・・」 「んあぁ~・・・お、大きいィ・・・」 ケイコとトウコが手にしたのは何と太さが7cmで長さが30cmもあるごんぶとバイブレーターだった。一方カヲリが手にしたのはそこまで長くは無いが何と最大径が10cmもある巨大アナルプラグ型バイブレーターだった。 そんな長くあるいは太く大きいバイブレーターでも、三人はアヌスを弛緩させて穴の奥が見えるまで開腔し、ものの見事に飲み込んでいく。 それもことごとくそこにいる調教師によるアメとムチを駆使した調教の成果だった。 「フフフ、三人ともあんなに長くて太くて大きいモノを嬉しそうに咥えちゃって・・・どう、ユイコ、羨ましい?」 思わずユイコはフェラチオをしながら頷いてしまった。 「いいわよ、ユイコ。偽女だけど本物のメス奴隷と同じ反応だわ」 調教師は笑顔でユイコの頭を撫でてイイコイイコしてやった。 「でも、残念ながらあなたのアヌスをレイプするのはダメなの。それが偽ペニスでも誰かの生チンポでもね。あなたを完全なアナルマゾ奴隷に仕立て上げて、でもアナルはヴァージンのままというのがクライアントの要望なの。まあ、その時が来たら、せいぜいアスリンにおねだりしなさいな」 調教師・・・いや、レオタードからグローブにブーツまでレザーで揃えてベネツィアマスクを付けた女王様ルックのイツコは妖しい笑みを見せた。 このメス奴隷調教所―――と言ってもイツコ一人で運営しているのだが―――に入れられたシンイチはアスリンの依頼によってアナルマゾ奴隷に調教されていた。 勿論、本人の意志も同意も何も無いままであったのだが、それが今自ら腰を振ってアヌスにバイブレーターを突き入れさせながらもイツコの偽ペニスを美味しそうにしゃぶるまでになってしまったのは、偏にイツコの頭脳によるものである。 早い話が、MADの異名を持つイツコがその優秀な頭脳をもって開発した怪しげな三種の薬―――一つ目は口から飲んで服用するドリンク、二つ目は性器に塗布するクリーム、三つ目はアナル内に挿入する座薬、それらをまとめてドホモルンクルリンと名付けられている―――によるものだった。 シンイチが最初にここに連れて来られて囚われの身となった時、そこには既に三人の先輩がいた。それがケイコとトウコとカヲリ、つまりケンタとコウジとトオルだった。 「この二人は女子生徒を盗撮した生写真を売って小遣い稼ぎをしていたの。その罰として、ここでアナルマゾ奴隷に改造して、見世物にして女子生徒のみんなに愉しんで貰うわ」 その時のケンタとコウジは既にケイコとトウコになっていて―――つまり胸を膨らまされて―――今と同じく相手のアヌスをバイブレーターでイジリながら―――いや、そのバイブレーターはまだ普通サイズだったが―――69で相手のペニスをしゃぶり合っていた。それほどまでにドホモルンクルリンの効果は絶大だったのだ。 そしてトオルも既に胸を膨らまされてカオリになっていて、やはり今とは違ってまだ細身のバイブレーターを自らアヌスに突き立てながらセルフフェラをしていた。 「このコはあなたの為に先に調教を始めたの。あなたが大好きな彼が一緒なら、あなたも喜んで一緒にアナルマゾ奴隷になるだろうと思ってね」 三人の友人達のあまりにも悲惨な変貌にシンイチは思わず友人を己のその手で殺しかけた事に気付いた時のような恐怖と悲嘆に満ちた絶叫を上げた・・・。 後でその様子を映像で見たアスリンはこれ以上は無いと言う程の喜色満面の笑みを見せて心の底から大笑いし、挙句には「メシウマだわ」とか言ったらしい。 それはともかく、囚われの身となったシンイチはユイコと名付けられ、微かだが胸を膨らまされ―――勿論、アスリンの意向で後々には元に戻して男のコのままアナルマゾ奴隷にする予定―――ドホモルンクルリンによってほぼ心がほもーん化していき、ペニスをしゃぶって興奮し、アヌスをバイブレーターで貫かれてペニスを勃起させてしまう変態に堕ちていったのだった。 「ふふ、そろそろ本物のチンポをしゃぶりたくて堪らなくなってきたんじゃない?流石にこの偽物では精液は出せないしね」 イツコが腰を引いてユイコの口腔から偽ペニスを引き抜くと、彼女の言葉を肯定するかのようにユイコのペニスはヒクついた。 「じゃあ、三人ともユイコにおしゃぶりさせてあげなさい」 「「「ふぁーい」」」 相互あるいは自己フェラチオをやめた三人は立ってユイコの前にやってきてフル勃起しっぱなしでヒクつく己のペニスを見せつけた。 「ほら、アタシのチンポ、どうかしら?」 「ウチのチンポが一番おいしいって」 「はい、私のチンポをどうぞ」 「うーん、どれにしようかなぁ?」 三人のフル勃起しっぱなしのヒクつくペニスをじっくり見て観察したユイコは・・・ 「じゃあ、頂きまーす」 と真ん中のカヲリのペニスに吸い付いた。勿論、舌を蠢かせてペニスを舐め回すだけでなく、唇を締めつけたまま扱き立てて快楽を与える事も忘れなかった。 「はあぁ~・・・やっぱり、自分でするよりユイコにおしゃぶりして貰った方が全然気持ちイィ~」 「やっぱりユイコはカオリのチンポがお気に入りなのね」 「仕方無いわ、二人は相思相愛やし」 「ユイコ、二人が残念がってるわ。チンポを気持ち良くしてあげられるのはお口だけじゃないでしょう?」 「ふぁ、ふぁい」 イツコに言われてユイコはケイコとトウコのペニスを左右の手で握ると、シコシコと手コキを始めた。 「はぅん・・・気持ちイイ・・・」 「ホンマに気持ちエェわぁ~」 二人もユイコにペニスを手コキされ、その快楽にうっとりとした表情になった。 「フフフ、ユイコったらアナル性感は未熟なのに、チンポを気持ち良くする手練れは上達しちゃって・・・手コキやフェラだけなら、もう十分本物の男の人の相手もできるわね」 それも、アスリンの意向には合致しているのだが、アスリンは何としても自分が最初にシンイチのアヌスを貫いてペニスから射精させたいという欲望があった。それが第一の目的で、後はシンイチが男にアナルレイプされてヨガり狂うシーンを鑑賞して愉しむだけだった。 しかし、イツコとしてはアスリンの野望はどうでもよくて、ただ単にそれが切っ掛けでドホモルンクルリンの開発をしたかっただけだった。怪しい新薬でも、やはりその開発にはイツコ一人の力だけでできる事ではなく、ファクトリーを使用するためにも資金が必要なのだった。そしてその資金をアスリンは例のM資金から出していたのだ。 「ほら、ユイコ、そろそろイキたいでしょう?チンポから一杯射精して気持ち良くなりたいでしょ?そのためにはどうすればいいか、わかってるわよね?」 自分でペニスを扱き立ててオナニーするのならオーガズムに達するまでコントロールするのは容易だが、そうでない状況であるならば、別の刺激が必要だった。そして、その刺激がどんなものかイツコもユイコの前の三人もユイコ自身も知っている。 今ユイコがカオリのペニスをフェラチオし、ケイコとトウコのペニスを手コキするのは今が初めてでもなかった。 「ああ、いい、イキそう・・・」 「スゴイ・・・イキそうやわぁ・・・」 「私も・・・もう・・・イッちゃいそう・・・」 三人の切なそうな可愛いヨガリ声を聞いたユイコはさらに愛撫の激しさを増した。来たるべきその瞬間を待ち兼ねるかのようにユイコのペニスもピクピクと小刻みに震えている。 そしてようやくその時はきた。 「あぁ・・・もう、ダメェ・・・」 「ガマン・・・できない・・・」 「イ・・・イクゥッ!」 カオリがユイコの口の中に白濁液を注ぎ込み、一瞬遅れてケイコとトウコがユイコの両頬に白濁液を撒き散らした。 偽女とは言え元は男であるが故に未だにペニスを持つ存在であるせいか、ペニスから噴出した白濁液に顔も口腔さえも凌辱されると言う刺激は背徳感・被虐感にも似た感情をユイコの心の中に膨れ上がらせ、それは性的興奮へと一瞬で変換されて・・・ “・・・ああ・・・イ、イクウゥーーッ!!” ユイコもとうとうペニスから白濁液を吹き上げさせた。それだけでなく、口の中に注ぎ込まれた白濁液を美味しそうにゴクゴクと飲みほしていった。 「「「「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・」」」」 立て続けに二回の射精をした三人の偽女と、カヲリのペニスを口から抜き出されたユイコはようやく射精できたことで、その快楽に激しく息を乱れさせていた。 「よかったわね、ユイコ。ようやく射精できたわね。しかも、口に出されたカヲリの精液まで美味しそうに飲み込んじゃって。ちゃんと三人に感謝しなさい」 「あ、は、はい・・・ケイコさんにトウコさん、精液を私の顔に顔射してくれてありがとう。カヲリさん、フェラチオさせてくれた上に私に精液を飲ませてくれてありがとう」 「いいえ、ユイコさんこそ、私をフェラチオでイカせてくれて、とても気持ち良かったわ」 「私も、ユイコさんの手コキ、とっても気持ち良かったよ」 「でも、次はウチのチンポをフェラチオしたってェナ。そしたら、ウチだって精液をたんと飲ませてあげるし」 「ずる~い、それなら私だって」 四人とも偽女ではあるが、それでも口にするいやらしいセリフはしっかり発情した女のコそのものであり、元は男のコだったとは全く思えないほどだった。 「フフフ、良かったわよ、四人とも。これなら十分本当の男性を相手にできるわね」 リモコンのスイッチを押して今までの四人のその痴態の録画を停止したイツコは自分の開発した狂気の薬品―――これを使えばどんな男もモーホーになってしまうので、腐女子が泣いて狂喜する―――ドホモルンクルリンの絶大なる効果に満足してほくそ笑んだ。 「トオル先輩、何か話があるとか・・・」 生徒会役員の使いっパシリのシゲキに連れられてシンイチは生徒会役員室に赴いた。 「やあ、よく来てくれたね、シンイチ君。実は新聞社から取材の申し込みがあって、ちょっと君に相談したかったんだ」 「新聞社の取材?」 そもそもの始まりは、毎朝新聞の「読者の意見」欄にとある投稿が掲載された事による。 「短パン大嫌い、ブルマーにして」という題名で投稿された読者の意見は次のようなものだった。 先日、私の中学校でも体育大会がありました。私の学校では、数年前にブルマーが廃止され、ハーパン(ハーフパンツ)に変わりました。 でも、ハーパンは見た目もだらしないし、おばさんみたいで、カッコ悪いので私は大嫌いです。座った時はパンティが見えそうになるし・・・・・・。 だから、毎年体育大会が嫌でたまりません。ブルマーの方が可愛いし、動きやすいので好きです。世の中はブルマー廃止に動いているようですが、私はそれには反対します。 また、ブルマーをセクハラだと言う女の先生がいますが、それはおかしいと思います。何故なら、ブルマーを作ったのは、ブルーマーさんというアメリカの女性で「もっと、女の人が元気に運動できるよう」に作られたものだからです。 そして、他校がクオーターパンツ又はハーフパンツにしているからと言って、簡単にブルマーを廃止する学校にも疑問を感じます。どうして私達生徒にブルマー廃止の是非を問わないのでしょうか? もし機会があったら、私はハーパンからブルマーへの変更を提案しようと思います。 「そうしたら、次の週の読者意見欄に我が校の話が載ったんだ。きっと生徒の誰かが投稿したんだろうと思うけど」 トオルがそう推測するのもさもありなん、その話は詳細はおそらく新聞の編集部のほうで端折られた可能性は否定できないものの、筋はあの時の生徒総会の流れをそっくり辿っていると思われるからだ。 ブルマーが廃止されつつある世の中の流れに逆らって生徒総会でブルマー廃止案を否決したというその内容に対する反響は予想外に大きかったらしい。 紙上ではその投稿者がどこの学校の誰かは勿論プライバシー保護のために匿名でぼかされていたが、編集部に送られてきた投書にはちゃんと実名が入っていた訳で、そこから練芙学園につながり、生徒会に取材の申し込みが来た訳だ。 「あの、僕じゃありませんよ・・・」 「いやいや、投稿したのが誰かを詮索したいんじゃないんだ。僕はこの取材を受けてもいいと思う。だから、できれば事の始まりから君に語って欲しいと思って―――」 「ちょっと待ったー!」 いきなりトオルの言葉を遮って生徒会役員室に乱入してきたのは勿論アスリンだった。 「惣竜さん、君は呼んでいないんだけど・・・」 「何言ってんのよ。大体、ブルマーの話でしょ?どうして男子のシンイチが切っ掛けになるのよ?ブルマーは女子の体操服なんだから、そこは女子じゃないとおかしいわよ」 「そうかな?ブルマーは確かに女子の体操服だけど、だからこそ関係無い男子からの話の方が客観的印象が大きいと思わないかい?」 「そうかもしれないけど、やっぱりブルマーを身に着ける立場の女子の言葉の方が信憑性が大きいと思われるんじゃないかしら?」 実のところ、本当に事の始まりを考えればそれはシンイチではなく女子の間で言い合いになった事だから、アスリンの言うとおり女子が主役にならなければおかしいと考えるのもまた一理ある。 「そうだね。誰が生徒総会での話を投稿したか知らないけど、その前の短パンからブルマーに変更したいという話はおそらく女のコによるものだろうから、やっぱり僕よりアスリンが適役だと思う」 と尤もらしい理由を言ってシンイチが引いたのは、新聞の取材とかであまり有名になりたくない―――自分のパーソナルな情報が勝手に拡散される可能性も有るからだが―――と言う事と、もう一つはアスリンが自己顕示欲でこの場にしゃしゃり出てきた事にすぐに気付いた、というのがその理由だった。 「そうか・・・わかった。消極的な人よりは積極的な人にやってもらう方がいいしね。じゃあ、シンイチ君は僕らと一緒にオブザーバーと言う事で同席してもらえるかな?」 「それぐらいなら別にいいですよ」 そしてその翌日、毎朝新聞が練芙学園中等部の生徒会役員室に取材にやってきた。 最初は事の起こりをアスリンが得意気に話していたのだが、いざ論争になった時点からは誰がブルマー廃止反対派を引っ張って行ったかになって、結局それはアスリンではなくシンイチだったせいでアスリンの言葉は歯切れが悪くなってしまい、見かねたトオルは口を挟んだ。 「やっぱりそこからは本人から話して貰った方がわかりやすいから、シンイチ君、惣竜さんと代わってあげてくれ給え」 その瞬間、アスリンがムッとした表情になったのをシンイチは見てしまったが、トオルの指名だし取材に来ている新聞社の記者にちゃんとした話をしなければいけないので、シンイチは口を開いた。勿論、困った女子達数名と教諭の一人とその身内の業者の関係については学園の名誉に関わる事なので言及を避けたが。 「なるほど、いろいろお話を聞かせて頂いて有難う御座いました。しかし、それにしても、ブルマーは女子の衣類なのに男子の貴方が論陣のリーダーになっていたとは驚きでした」 「えーと、たまたまと言うか、流れのままに、と言うか・・・まあ、反対派の女子はどう考えても感情的な話だったのに対し、僕はあくまでも至極全うな論を話したので、そこが多く支持されたんだと思います」 「・・・とか言っちゃって、ホントはアンタがブルマーが好きだから廃止に反対したんじゃないのぉ?」 「なっ!?な、何訳わかんない事言ってるんだよ!?」 思わぬところでアスリンのとんでもない茶々が入ってシンイチは大慌てで顔を真っ赤にして否定した。 「そんな怒んないでよ、単なる冗談じゃーん」 アスリンはいやらしい笑いを見せた。 あの時点でシンイチは確かにブルマーが好きに―――それは鑑賞ではなく、着衣という意味でだったが―――なっていた。それをアスリンにバラされそうになって大焦りになり、その不安を激しく否定の言葉を言う事で誤魔化した訳だが、勿論シンイチに焦燥・不安という反応を起こさせる事こそアスリンの意図したところだった。 しかし、取材に来た毎朝新聞の記者達は勿論シンイチとアスリンの関係に気付く筈も無く、当然女子中学生の他愛も無い冗談としか理解しなかったのはシンイチにとって幸いだった。 そして数日ほどが過ぎてその取材記事がブルマー廃止騒動についての特集記事の一つとして日曜日の毎朝新聞に掲載されたのだが、有名希望のアスリンよりも匿名希望のシンイチの意向が優先され、アスリンは荻生アスカ(仮名)、シンイチは伊丹シンジ(仮名)という名前になっていた。 「何よこれぇっ!全然つまんない!!」 期待していた分裏切られた気持ちの方が大きくなったのか、アスリンは新聞を読むや否や床に叩きつけた。 「まぁまぁ、落ち着きなさいな、アスリン。ブルマー問題なんて些細な事でしょ。そんな事より、シンちゃんをどうするかというもっと大事な事があるじゃないの」 「そのとおりよ。色々と事を進めるには秘密裏に動いた方がいい事もあるわ。もしアスリンが有名になって、いろいろと他人に関心を持たれたら、何かとやりにくい事態になるかもしれないのよ?」 この家の主のサトミはともかくとして、何故イツコが日曜日の午前中にも関わらずこの家にいるかと言うと、昨日の夕方にお呼ばれしてシンイチの手による大変美味しゅう御座いましたレベルの夕食を堪能し、その後でワインも入ってしまったので一泊させて貰ったからだった。その割を喰ったのはサヤだったのだがそれはさておき。 「う・・・まぁ・・・そうなんだけどさ・・・う~、何かムシャクシャする」 「問題無いわ」 「そんな時の為のシンちゃんでしょ」 何故かダイニングのテーブルの上で肘を付き、両手を顔の前で組んで答えるサトミとイツコ。これでニヤリ笑いでも浮かべようものならゲンドウポーズ(?)になってしまうがそれはともかく。 「それもそうね」 三人とも既に朝食は済ませている。本来なら朝食を準備したシンイチはこの時点ならば洗い物などの後片付けをしている筈なのだが、その姿は見えなかった。 実は、朝食は理由があって三人で作ったのだ。と言ってもその中で一番家事に優れているのはイツコだったので、他の二人は指示に従っただけだが。 「じゃあ、行って見ますか」 三人は期待に胸をwktkさせてシンイチの部屋に向かった。 そしてそのドアを開けた途端、中から「んぅう~~」とくぐもった声が聞こえてきた。 「お早うシンちゃん、昨日はよく眠れたかしら?」 「そんな訳無いでしょ、眠られたら意味が無いんだから」 「効果はどうかな?」 などと掛け合いをしつつ、アスリンは鉄格子の扉を閉じている南京錠を合鍵で開けた。 あの夜、学校の保健室で奴隷宣言をさせられたシンイチは、以前よりもさらに悲惨な身の上になっていた。 平日の日中に学校に行ってる間を除き、基本は靴下だけの全裸にさせられ、口にはフェラチオ強制猿轡、首には犬用の首輪、胸には高周波パルス発生パッドが付いたブラ―――所謂電ブラ―――を付けさせられ、そして下半身にはアナルバイブ付パンティを穿かされていた。 アスリンやサトミの世話をする時は猿轡は外されてメイド服を着る事になるが、全ての用が済んだらこの部屋に戻され、首輪にチェーン―――その先は鉄格子に繋がっている―――を付けられ、部屋、てゆーか、鉄格子―――つまり、檻―――の中からは自由に出る事もできない。 トイレはメイド姿でおさんどんをやっている合間を見計らって済ませ、それ以外はずっと我慢するしかない。後は、今のように誰かが来た時にトイレに行かせて貰えるようにお願いするしかなかった。 学校に行ってはいるが、ほとんど勉強はさせて貰えず、アスリンの宿題をやる時が教科書とノートと筆記具に手を触れる時間だった。 メイド姿で家事をする以外はほとんど人間扱いされず、ほぼその扱いはペットの犬猫などの動物に対するものも同然で、その為にアスリンはサトミに例のM資金から捻出して貰ってシンイチの部屋にほぼ同サイズの鉄格子の檻を作らせたのだ。 そんなシンイチに、昨夜やってきたイツコはある薬を持ってきた。 その薬とは、所謂媚薬と呼ばれるものだった。それも女性用で、胸や陰部に塗布して催淫効果を高めるクリームや性的興奮作用がある錠剤だった。 市販のそんな薬は本当にそんな効用があるのか今一つ疑わしいものばかりだったが、イツコが持ってきたそれは、一応彼女自身が成分分析したりサヤを被験体にして効果を確認したものだった。 勿論、シンイチの胸や陰部にクリームを塗るなんてアスリンは断固拒否したのでそこはサトミが役得とばかりに担当してシンイチの乳首やペニスやアヌスをいじるのを堪能したのだが。 だが、媚薬と言ってもそれは女性用、シンイチに果たして効果があるのか・・・。 「どれどれ?・・・うん、少しは効果あったんじゃない?」 「いいえ、私の見解としては、残念ながら効果は無さそうよ」 「あら、どうしてよ?オチンチンはしっかりフル勃起してるじゃないの」 シンイチが穿かされているアナルバイブ付パンティは丈が普通であり、サトミが指摘したとおりフル勃起したシンイチのペニスはその亀頭部を納める事ができずにパンティの上の縁から顔を覗かせていた。 「それはシンイチくんが女装マゾだからでしょ」 電ブラとアナルバイブ付パンティとはいえ、それは確かに女性の身に着けるもの。要するにブラとパンティには違い無いのだから、女装マゾに堕とされてしまったシンイチがそれを身に着けて興奮しない筈は無いだろう。 「それでも、萎えていないだけチンポ(進歩)があったってものじゃない?」 サトミはしょーもないギャグを言いながらもシンイチの机の上のPCの画面に注目した。そこには、いつぞやのランジェリー・パーティ(?)の最後に三人で見たくそみそなアニメが映し出されていた。 それはエンドレスで再生を繰り返しており、その映像と音声はシンイチが今頭に付けているヘッドギアによってシンイチの目と耳に届けられていたのだ。 あの時は、それまではオープンブラとオープンパンティというものすごくエッチでいやらしいランジェリーを身に着けていた事とサトミやアスリンまでスケスケのベビードール&スキャンティとかオープンバストのハイレグテディなんぞを身に纏って両隣に座っていたのも相まって、異性に対するノーマルな性的好奇心と女装フェチというアブノーマルな性的嗜好を強く刺激されて、シンイチはペニスを―――いや、あの時はユイコだったので、普通の女性より一際大きなクリトリスを―――フル勃起させていたというのに、いざあのアニメを見始めてからはどんどん硬度・勃起角度も減少していき、最後には完全に下を向いて亀頭部も包皮に覆われてしまって萎え萎えになってしまった。 それに比べたら今はちゃんとフル勃起を保っているから、というのがサトミの思考だったのだが。 「そう言うボケはいらないから」 アスリンは冷たい視線でジト目をサトミに向けた。これがジョージ’sエンジェルの三人だったなら、必ず巨大ハリセンが炸裂する音が響き渡った筈だった。 それはともかく。 「それも、高周波パルスによるものよ。だから、フル勃起を持続し続けているけど、それは若い男のコの朝の生理現象と同じもの。カウパー液が沁み出した痕跡も無いのが性的興奮していない証拠よ」 電ブラがプログラムで定期的に高周波の電気ショックを与えるのと同様、実はパンティにも同様な仕掛けがあったのだ。 電ブラのその刺激によってシンイチの乳首も勃起―――ただし、決して性的興奮によるものではない―――しており、同様にシンイチのペニスも萎える事無くその勃起を持続させられていた―――もし、性的興奮で勃起していたのならば、タイミングが運よく合えば踏まれた刺激でも射精する事も有るし―――のは、高周波の電気ショックによる刺激によるものだとイツコは考えたのだ。 「ふーむ、そうなると、シンちゃんはまだまだ男のコの意識の方が強い訳ね。もう、結構女装歴も長いし、そろそろ心も女性化してくるかもしれないと思ったんだけど」 「あのねぇ、サトミ。心が女性化してしまったら、きっと女装しても性的興奮はしなくなると思うわ。そうしたら、もうただのオカマじゃないの。それじゃつまんないわ、こいつは女装が三度のメシより大好きなヘンタイなんだし」 アスリン自身はシンイチの心が女性化する事など別に望んではいない。まずは女装趣味の変態に堕とし、そこで弱みを握って自分のペットにし、女装からの流れでアヌスを開発、ゆくゆくはアナルマゾに調教し、最後にはほもーん奴隷にして愉しむのが目的だった。そしてそれを利用しての萩生一族からのミッション・クリアができれば一石二鳥というものだった。 「気長に調教するしかないんじゃなくて?」 「うーん・・・イツコ先生、何かいい案ない?」 「私の意見は無視かーい!」 サトミを無視してイツコは僅かな間ではあったが思案して、頭の上に電球を光らせた。 「成分調整をして臨床試験をしてみましょう。勿論、被験者はシンイチくんで」 「そんな事できるのぉ?」 多分野に跨る才能を見せるイツコだが、それでも今は一介の保健室の先生。サトミには半信半疑だったが。 「母校の関係先に医薬関係のファクトリーがあるのよ。そこのラボを借りれば何とかなるわ。問題は、使用させて貰うのも只では無いって事だけど」 「ああ、そういう事ね、なら話は簡単よ。お金なら私が出すから、どんどんやっちゃって。いいわよね、サトミ」 「ええ、異論はないわ」 その被験者にさせられるシンイチの都合など知ったこっちゃ無いと勝手に妖しく怪しい計画を決めていくアスリン、サトミ、イツコ。 「んぅう~~」 と、またシンイチの口から―――と言ってもフェラチオ強制猿轡をされているので―――くぐもった呻き声が零れてきた。 今、シンイチは腐女子垂涎のくそみそな18禁ほもーんアニメを強制的に見させられている・聞かされている。と言っても、全編がそんなシーンではなくて、大半は二人の美少年がただ単に話をしているだけの「ヤマ無し・オチ無し・意味無し」の正当な「ヤオイ」アニメだった。 そんなシーンの部分だと、電ブラ・電パンの電気ショックも大して強くないレベルで連続して刺激を続けるだけだったが、一旦18禁のシーンに入ると強い刺激が断続で与えられるのだ。 勿論、それだけでは無い。シンイチの口にはフェラチオ強制猿轡が、アヌスにはアナルバイブがハメられているのだ。これも18禁でないシーンならさほど大きな動きはない。 だが、これらも一旦18禁のシーンに入ると・・・例えば、二人の美少年が69でお互いにペニスを口唇愛撫しているシーンならばフェラチオ強制猿轡―――実はバイブそのものだったりする―――が激しくグラインドしてきてシンイチの舌を口腔を嬲り、カマを掘ってるシーンならばアナルバイブがこれまた激しく振動・グラインドしてきてシンイチのアヌスを責めたてるのだ。 しかし、悲しいかな、そんな事で性的興奮が昂ぶる筈も無く、逆に性的興奮が減少していく筈なのに電気ショックでフル勃起を持続させられている・・・両手は自由だが、性的興奮も無いのにオナニーを始める訳も無い。イツコが言ったように、男のコの朝の生理現象と同様な状態なのだから。 何も性的欲求を覚えなくても、男は訳も無くペニスが膨らむ事も有る訳だ。しかし、そんな事さえ、アスリンもサトミも気付かなかった。イツコも知っているかどうかは怪しいが。 とにかく、性的興奮も無い―――女装フェチによる興奮よりも、18禁ヤオイアニメの不快感が優っているからだが―――のに強制的にペニスをフル勃起させられ続けているのは、いくら性欲の権化と言われる中高生でも苦痛に感じる方が大きかった。 “タスケテ・・・ダレカ、タスケテ・・・” 目を閉じれば見たくないシーンは目に入らない。だが、ヘッドギアを自分で外す事はできない―――外すには鍵が必要だが、勿論それはシンイチの手の届かないところに―――つまりアスリンが持っている―――故に耳を閉じる事はできないので、聞きたくない音声は否応にも耳に届いてしまう。ならば、その音声により一度見てしまったシーンが脳裏に勝手に再生されてしまうのも当然だった。 もしかしたら、この18禁ヤオイアニメの強制視聴によって条件反射でペニスをフル勃起させるようになってしまうかもしれない・・・それもシンイチにとっては悍ましい恐怖だった。 “・・・お願いだから、誰か助けてよおぉ~~っっ!!” “・・・・・・・・・今週もセンパイのお泊りは無かった・・・・・・・・・” 以前は毎週のように―――その目的が自分に対する色情の発散であろうがなかろうが―――サヤのマンションを訪れていたイツコだったが、その訪問も隔週、その後は三週間に一度、そして月イチと段々頻度が少なくなっていき、今週も来なかった―――最初は来る予定でその旨連絡があったのに、直前で変更になって行けなくなった旨連絡があった―――ため、既に前回から数えてもう一ヶ月もイツコのお泊りは途絶えていた。 その行先ならすぐにわかる、いや、知っている。 “きっと、アスリンの所に行ってるのね・・・” その理由ならすぐにわかる、いや、知っている。 “きっと、またシンイチくんをイジメるために・・・” シンイチのせいでイツコが自分の元に来なくなった、とサヤは理解しているが、だからと言ってシンイチに対して嫌悪感情を持つと言う事は全然無かった。 むしろ、どちらかと言うと、シンイチに対し同情をしていた。 アスリンを中心としてサトミとイツコがサポートする形でシンイチに対して行っている事は、女装調教を除いてはシンイチの意に染まぬもの―――それは、かつて自分が受けた意に染まぬ酷い仕打ちと同様なもの―――である事もわかりすぎる程にわかっていた。 せめて、シンイチにとって悪くないように、まずい事態にならないように、それだけを考えて、あの夜はシンイチと行動を共にし、別れる時は誠意を込めて励ましたりもした。 そのシンイチに対する思いは、どちらかと言えば同情よりもむしろ年下の男のコに対する近親的な感情―――簡単に言えば、弟に対する姉としての愛情―――に近いものだった。 “・・・意に染まぬと思っている人を相手にするよりは、意に沿うと思っている人を相手にすればいいのに・・・” どうせシンイチをイジメるのならば、あの夜と同じように自分も一緒にイジメて欲しい・・・そんな悶々とした思いが胸に熱く渦巻いて、サヤは目が覚めているのになかなかベッドから起き出す事ができずにいた。 “・・・シンイチくん・・・・・・・・・今、どんな風にイジメられてるのかしら?” いつも家ではメイド服を着て―――着させられて、か?―――サトミから召使い扱いされるのはまだいい方で、アスリンからはペットのように扱われているらしい。 サヤもイツコのペットでもあるがそれはイツコがレズビアンでのタチ、サヤはそれのネコという立場だからこそ、嬉々として受け入れられる事であった。 だが、アスリンのその扱いは極端で、犬か猫か小動物か、檻まで使って本当にペット扱いしているらしい。 学校にいる時はアスリンにそんな仕打ちを受けている事などおくびにも出さず、いつも爽やかに飄々として、アスリンの我儘を仕方なく聞いてあげてやっている―――中には二人の仲を怪しむ者もいるようだが―――その様子を見ると、シンイチの学校と家での境遇の余りに極端な違いに、サヤもシンイチが気の毒で何だか心苦しくなってしまうのだ。 “ああ、やだ・・・何だか、気が滅入っちゃう・・・” 気を紛らわせる為にサヤはベッドの傍のサイドテーブルに置いてあったリモコンを取ってTVを点けた。だが、光が入ったその画面には何も映っていない。 “・・・あ・・・そうだ・・・昨日のビデオにしてたんだっけ・・・ま、いっか、もう一度だけ・・・” それは、イツコから渡されたDVDで、それに記録されている映像は、いつぞやの深夜の学校を舞台にした特別授業の様子だった。 練芙学園中等部の女子制服に身を包んだシンイチが自らスカートを捲ってフル勃起させたペニスで中からパンティを突っ張らせている恥ずかしい姿を見せ、それからアヌスにアナルバイブを入れさせられ、サヤとともに体操服―――シンイチの大好きなブルマーの前はやっぱり恥ずかしいテントを張って、後ろはバイブのメカ部でそれとわかる出っ張りを隠せないでいる―――に着替えたシンイチは、校庭へ出て、サヤとともに月明かりに照らされたグラウンドを一周する。その途中でアナルバイブが動き出し、シンイチは立ち止まって苦悶の表情を見せながら身動ぎし、何とかそれに耐えて歩みを続ける。 次に二人は体育館にやってきて、そこでシンイチはアスリンの思い付き―――いや、一人でこっそり計画していたようだが―――でステージ上で恥ずかしい発言をさせられてしまった。 “シンイチくんみたいにカワイイ男のコなら、ブルマー好きになってもいいかも・・・はっ?” 思わず覚えたシンイチへのショタ魂(こん)にサヤははっと気づいて思わずドギマギしてしまうが、それでもTVの画面から目は離さない。 シンイチは今度は水泳部のハイレグ競泳水着に着替えさせられ、同じ姿に着替えたサヤとともにプールに移動、二人はプールの中に入って泳ぎ―――シンイチは泳げないので歩いていたが―――プールから出た後は、シンイチはまたアナルバイブの律動に悶えながらなんとか入口に歩いて行く。 そしてシンイチは今度はサトミが用意したチョーいやらしいセクシーランジェリーに着替えさせられた。両胸と陰部とお尻が全開になっているそんな卑猥過ぎるセクシーランジェリーに着替え、それでもシンイチはしっかりペニスをフル勃起させていた。 “・・・あ・・・私、あの時・・・” 今になって思い出したが、サヤは気の緩みか気の迷いかそれとも自然な想いで流れのままにだったのか、シンイチにキスをした。サヤ自身に取って生涯初めての異性とのキス。でも、不思議と嫌悪感は全く感じなかったのは、相手が変態女装少年だったから、だから異性という認識を忘れていたからかもしれない。 それから先の映像はほとんどサヤの知らない部分だった。 大胆なセクシーランジェリーに身を包み、決して萎れもせずフル勃起したペニスを丸出しにしたシンイチが校舎の中を歩いて行く。時には階段に座ってエッチなM字開脚ポーズでニッコリ笑顔を見せ、時には屋上で月光の中で一人舞い踊る。 体操服にブルマー姿も、ハイレグ競泳水着姿でも、シンイチの股間の前後の様子はしっかりアップの画像で撮られていた。それはこのセクシーランジェリー姿でも同様だった。 決して本当の女のコでは有り得ない、ブルマーやハイレグ水着のフロントに現れたエッチな突っ張りはどう見ても男のコのペニスがそこでフル勃起している事を想像させずにいられない。そして、ベビードールとスキャンティというセクシーランジェリー姿では、もはやそこに隠す布地は無く、シンイチのフル勃起したペニスはしっかりと捉えられていた。 嘗て自分の心に、身体に、消える事の無い深い傷を残した男達の兇悪な男根・・・それと機能も造作も違わないものなのに、サヤは目を逸らす事も無く、逆に食い入るかのように注目した。 “・・・男性器を・・・こんなにも見つめてしまうなんて・・・・・・・・・私、いつの間に変わったんだろう・・・” 偽物ではあるが、イツコが自分と一つになる時に使うペニスバンドや双胴バイブは勿論ペニスを模したものだ。膣の中に挿入されるからには、男性器と同じ形状になるのは至極当然な事でもある。だからそれを見たり触ったり、時にはイツコの命令で舐めしゃぶったりした事もあった。 “だから慣れたのかも・・・・・・・・・いいえ、違う・・・きっとそれは違う・・・・・・・・・やっぱり、シンイチくんだから・・・かしら?” やはり、サヤもサトミと同様なショタ魂(コン)に目覚めてしまったようだ。 TVの画面の映像が保健室内でのシーンに変わり、シンイチがドレイ宣言、そしてピストンマシーンでアナルを突き捲られながら自らペニスを握ってオナニーを始めたシーンに到っては、サヤも最早己の恥部に宿る欲情を抑えきれず、自ら秘所を指で弄び始めていた。 女装美少年の痴態を見ながら自慰行為をする・・・そんなサヤの姿も流石にイツコの想像・想定範囲を超えていた・・・。

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