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第8話 そのサン

“シンイチくんと凪羅くん・・・何を話しているのかしら?” 校舎をつなぐ二階の渡り廊下の窓からサヤは隣の校舎の屋上のフェンスの傍にいるシンイチとトオルの姿を見つけてそれに注視していた。 心の奥底で自分自身も確とはわからずに抱いていた密かな欲望・・・シンイチと相思相愛になってそのチェリーボーイを卒業させてあげたい―――つまり、シンイチの童貞を奪いたい―――という、それはショタコン女性ならば極普通の欲望であったが、それが思わぬ形で、だまし討ち?にも似たシチュエーションではあったが、それでも叶えられた事でサヤのシンイチへの想いはさらに強いものになっていた。そしてあの時のシンイチも自分の想いを受け入れてくれて、二人は一時は幸せな世界に包まれたのだ。 しかし、あの愛の三人組は、とうとうシンイチとトオルをほもーんセックスさせようと企み始めたらしい。まあ、それでサヤも自分の本懐が遂げられた訳ではあるが・・・。 “まさか・・・凪羅くん・・・気付いていたりしないわよね・・・” その聡明さで生徒会副会長を務めているのだ。勘も鋭く、相手の本心をすぐに理解してしまう能力に長ける事は、いつぞやのブルマーの廃止の是非を問う生徒総会で披瀝されたのをサヤも目撃していた。 だからシンイチが女装してすっかり美少女に化けてしまった贅嶺女学園中等部の女子生徒(という設定)のユイコの正体に、トオルが気付いてしまったのでは?とサヤも心配していたのだ。 “だって・・・シンイチ君が女装したユイコちゃんって・・・女の私から見たって美少女だもの・・・” ユイコのいろんな姿―――と言ってもいやらしさに満ちた痴態ではなくて、普通のセーラー服姿とか、ブルマー体操服姿とか、ハイレグ競泳水着姿とか、思いっきりいやらしいランジェリー姿―――それもある意味痴態ではあるが―――とか、その他のサトミが思いつくままに着させたコスプレ姿とかであるが―――を思い出して、サヤは何となく頬が火照るような面はゆい感覚を覚えて両頬を押さえてイヤンイヤンみたいな素振りを・・・。 “わ、私ったら、何を想像して・・・いえ、そうではなくて・・・” はっと自分で自分に気付いてまた隣校舎の屋上を見上げると何も無かったかのようにトオルはシンイチの前から去っていくところだった。 “ほっ・・・どうやら何も無かったみたい・・・” 心の中でそっと胸を撫で下ろしたサヤは振り向いて隣にレイナがいる事に吃驚仰天した。 「い、いつからそこに・・・」 「・・・井吹先生?」 レイナの方もきょとんとした表情だった。彼女の方も傍にサヤがいた事に気が付いていなかったらしい。まあ、それも別の事に気を取られていたせいで先客に気付いていなかっただけだったが。 「あ、いえ、何でもないわ、じゃあね」 レイナの表情から彼女も自分の事に気付いていなかったのだとすぐに気付いて、サヤはそそくさと足早にその場を去っていった。 “・・・?” 何となく、サヤは焦った表情の様にレイナには見えた。しかし、自分が傍にいた事に気付いて何を焦る必要があるのか、レイナにはすぐにはわからなかった。 レイナも何の気無しに渡り廊下から青空を見上げてみたら、隣校舎の屋上にシンイチとトオルの姿が見えたのでそれを注視していただけだった。 “何を話しているのかしら?” トオルがシンイチに自分達の後を託そうと考えているのは知っている。まあ、レイナはまだ一室内でシンイチとずっと顔を突き合わせて過ごすには気後れして中々話せないでいたが、それでも一応幼馴染で自分とフィーリングの合うトオルとシンイチが一緒にいるのを見れば、二人の会話の内容が気になった。夕月にもっと勇気を出しなさいと言われ、それまで意識して無関心であろうと思っていたシンイチについても、何となく遠くからなら注視するのも大丈夫だろうと思っていた。 “まあ、後で彼に訊けばいいし・・・” トオルがシンイチより先に屋上を後にしたところまで見届けたところでそう思った矢先、自分でも傍にいると気付いていなかったサヤが心底驚いたような表情で自分に何事か口走って、その場を足早にそそくさと立ち去った訳である。 レイナがいるそこからは青空か隣校舎の屋上の他に特に見るべきものは無い。 “・・・井吹先生も、トオル達を見ていたのかしら?でも、何故・・・” そしてその日の夕方、今度はレイナから話があると言われてトオルは屋上に来ていた。 「こんなところで話って、何かな?改まって・・・」 「今日の昼休み、ここで何を話していたの?」 勿論、レイナは他人の視線を気にして例の渡り廊下からは見えない反対側のフェンスの方にトオルを連れて来ていた。 「何の事かな?」 「何故、しらばっくれるの?こっちにいたらわからないけれど、あっちだったら渡り廊下から見えるのよ。私の他に井吹先生も偶然見ていたみたいよ」 「そんなに僕とシンイチくんとの会話が気になるかい?確かに僕と君は中等部のベストカップルなんてものに選ばれた事は知ってるけど、君は僕にそんな気は無かった筈だけど」 「自惚れないでくれる?」 「という事は、シンイチくんが気になっていた訳だね?」 「っ!・・・食えない人ね・・・」 見事なトオルの誘導尋問にも似た言葉のやり取りでレイナは心を読まれてしまった。しかし、そんなレイナの何となく悔しそうな表情にトオルは微笑んだ。なんにしろ、自分が後を託したいシンイチにレイナが興味を持ってくれている事がわかって嬉しくない訳もない。 「何がおかしいの?」 「これは失敬。でも、君がおかしくて笑ったんじゃなくて、嬉しくてつい笑みがこぼれただけだよ」 「そう・・・それは良かったわね。それで、私の質問に答えてくれる?」 「まあ、別にいいけど・・・君ならそう簡単に口外しないだろうし・・・」 という事で、トオルは自分がシンイチに確認した件をレイナにも話した。ところが、以外にもレイナはトオルの話に食い付いてきた。 「その女のコは本当にシンイチくんにそっくりだったの?」 「うーん、そっくりと言うか、まあ、顔立ちはそっくりって感じで、シンイチくんがもし女のコだったとしたら、よく似ていると言えるレベルかもしれない」 「その女のコをどこで見かけたの?」 「・・・それはね・・・贅嶺女学園なんだけど・・・」 トオルは例の練芙―贅嶺双方の生徒会交流会のごくろうさん会に出席したのだが、その出席を渋った代わりに生徒会の仕事をレイナに押し付けてしまった―――まあ、シンイチの有能さを身近でもっとよく知って貰うにはいい機会だと考えてもいた―――という事で、少々レイナに言うには気が引けた訳だが、レイナはそれについては何も言う事はしなかった。 「この前の生徒会交流会のごくろうさん会であちらに招待されて行った時なんだけど、それらしき会話を友達としているコがいて、ふと顔が合っただけなんだけど・・・」 贅嶺女学園中等部の学舎の門前であちらの生徒会からの案内者を待っていた際に、そこに歩いてきた下校する女子生徒二人が、どうやら援助交際をしていてその相手がどうだったどんなプレイをした金払いはどうだったかみたいな事を話しながらトオルの傍を―――話に夢中でトオルの存在には気付かなかったらしい―――通り過ぎていった、とこういう筋である。 勿論、この辺はトオルの出まかせ・・・と言ってもそれはいっさい疑問を感じ取る事さえできない虚構の設定であった。 だが、トオルは全く知らなかった、女子生徒ならではのネットワークでレイナは贅嶺女学園の風紀の乱れっぷりを知っていた。それ故、あちらへ乗り込むのも気が進まなかった、という事だった。 「一応世間では名門のお嬢様学校として名が通っている筈なんだけど・・・少し驚いたね」 「・・・それで、貴方はそれをシンイチくんには伝えたの?後継者になってもらいたいと考えてるんでしょう?」 「いや、まだだよ。それに、言わなければいけない情報か、言うべき価値があるのか、それを考えたところ・・・」 「一部の生徒の話だから取るに足らない、とでも思った?」 「そうだけど・・・君は言うべきと思うのかい?」 「・・・一部の生徒では収まらないのよ・・・貴方は知らなかったようだけど、あちらの風紀の乱れっぷりはちらほらと私の耳にも入ってきているわ。そしてそれに対してあちらの学校側も積極的な対策を取ろうとしていない。そんな風紀のよろしくない学校と交流する事は、こちらの生徒に決して喜ばしくない影響を及ぼすと私は考えているの」 珍しく饒舌なレイナにトオルも目を丸くした。有言実行―――行った事を必ず行う―――ではなくて不言実行―――言わなくてもやるべき事を行う―――を主義としていた普段のレイナとは違っていたのだから然も有りなん。 「・・・今、君は、向こうの学校側も手を拱いていると言ったね?ならば、僕達に何かできる事があると思うかい?」 贅嶺女学園の教師達も事態を把握しているらしいが、何ら有効な対策が打ち出せないし打ち出そうともしていない、それは問題である。もしかしたら学校の教師達にも生徒の援助交際の相手になっている者がいるのかもしれない。そんな大人達を相手にまだ中学生の自分達に何かできる事はあるだろうか? 「結果を予想して足踏みしていては、何も前に進まないわ。世の中の理は、偶然に知り得たケースが多いでしょう?」 予想を立てて試行錯誤して予想と同じ結果が得られるケースが多くなったのは人類が産業革命を迎えて以降の話だ。それまでは偶然や瞬間のひらめき・発想から発展して得られた知識の方が多かった。人類の文明の発達は、それ故に逆にリスクに怯えそれに備える事が多くなり、いわば冒険心が小さくなっていったのだ。 「・・・そうか・・・誰かが言ってたね、失敗は成功のマザー、って」 それはともかく、トオルはまずはシンイチに真実を打ち明けてみようと思った。レイナの情報が確からしい事は、自分の実体験からもそうと思えるし、そんな憂いを黙ったままでシンイチ以降の後輩達に引きずらせる訳にもいかないだろう。そして、その結果、シンイチの代以降で練芙学園と贅嶺女学園との交流が途絶えてしまったとしても、それは後輩達の意向なのだからそれにとやかく言うつもりはトオルもレイナにも無かった。 「・・・それにしてもさ・・・そんな情報を持っているのなら、何故もっと早く言ってくれなかったんだい?」 「それは・・・いつ言えばいいのかわからなかっただけよ」 そう言ってレイナはトオルに背を向けて先に帰っていった。 “要はきっかけとタイミングって事か・・・” レイナの情報を知っていたら、のこのことごくろうさん会に出かけて罠にハマる事は無かったかもしれない。ユイコと言う贅嶺女学園中等部の女子生徒の自分への好意は、中学生の恋愛感情としては度が過ぎていて、もしかしたらそれも向こうの風紀の乱れっぷりが影響しているのかもしれなかった。 “・・・ならば、惣竜さんは・・・あの風紀が乱れた生徒達とよく交流しているらしいけど・・・それはあまり良くないんじゃないか?” トオルがふと危惧したのは、アスリンも援助交際に手を出す事になってしまうかもしれない事だ。自分としてははた迷惑にも思えるユイコの狂気じみた想いの橋渡しを積極的にしてきたアスリンが、自分へのユイコの行為を見て間違った方向に進んでしまうかもしれない。 “という事は、シンイチくんからそれとなく忠告して貰った方がいいかもしれないな・・・” などと今後の事を熟慮しながら自分も帰途についたトオルだが、何か忘れていた。それは、レイナが言い残した言葉「いつ言えばいいのかわからなかった」という言葉の意味だった。 トオルもそれはつまり言い出すきっかけが欲しかった・タイミングを探していたという事だとは理解していた。では、そのきっかけやタイミングとは何だったのか? それは、どちらもシンイチが関わっているという事だった・・・。 “失敗は成功の母とは言うけれど・・・” レイナもまた憂い顔でもの想いの海に揺蕩っていた。 自分がトオルに言った、結果を怖れて足を踏み出すのを拱いていては何も進まない、という言葉は勿論その場の思い付きでなく、自分の恩師でもある夕月が与えてくれた言葉だった。だからこそ、学園内では敢えて無関心を装っていたシンイチについて、その姿を遠くからだが見てみようと思った訳だが、その結果がついシンイチの事にこだわって、その言葉を言ってしまった訳である。 そして、トオルの言ったその言葉にレイナは向き合ってみたら、やはりそこに弱気な自分が現れてしまったのだ。 もし失敗してシンイチに要らぬ事を口走ってしまったら・・・成功の母など有りえない事になってしまうのだ。 “やっぱり・・・それも、きっかけを・・・その時を待つしかないのね・・・” その日の夕食後にサトミは小さな紙袋を片手にアスリンの部屋にやってきた。 「アスリン、次のステップの事なんだけど・・・」 サヤとのセックスでその快楽を覚えたシンイチに、いよいよトオルにアヌスを差し出させてアナルレイプ、というのが次の計画だが、どうやってトオルにユイコが実は男のコである事を隠すかがそのキーポイントであった。 「例のアイテム、できたの?」 「ええ、これがそうよ」 サトミが紙袋から取り出したのは、一見はただの黒いパンティ。だが、バックに切れ込みが入っていた。 「結構手間がかかったけど、何とかGETしたわ」 アスリンからそれを受け取ったアスリンはそれの感触を確かめてみた。 「うん、いいんじゃない。しっかり伸縮性は十分あるし。さっそく確かめてみるとしますか」 アスリンはそれを紙袋に戻すと、サトミとともにキッチンに行ってそこで洗い物をしているメイド服姿のシンイチに声をかけた。 「ちょっとシンイチ、まだ洗い物終わってないの?」 「は、はい、あと少しで終わります・・・」 自分は何もしないのに文句だけ言うのは何だか嫁をイビる姑のような感じだが、勿論その二人にはそんな事を見聞したことが無いのでそんな意識は当然無かった。 「まあいいわ。あんたにいいモノ買ってきたから、こっちにきなさい」 「は、はい」 シンイチは洗い物を中断すると、エプロンで手を拭いてアスリンとサトミの待つリビングに行った。 アスリンの言ういいモノとは当然自分をイジメるためのアイテムである事はすぐにわかったのだが、でもシンイチがそれを拒否する事はできないのだ。 「ちょっとこの新しいパンティを穿いてみて」 「はい・・・」 シンイチは穿いていた純白のシルクのパンティを脱ぐと、紙袋の上に広げられたその黒いパンティに穿き替えた。 「あっ・・・?」 シンイチは何となく違和感を覚えた。ビキニタイプなら当然ペニスは上の方が露出してしまう―――だからシンイチはビキニタイプよりもハイレグタイプの方が好みである―――のだが、このパンティはちゃんとハイレグタイプだからしっかりペニスもタマも全体を覆い隠す事ができるのだが、何か妙に密着感があるのだ。そして違和感はそれだけでなく・・・。 「じゃあ、ちょっとそこでスカートをまくり上げてみて」 「はい・・・」 シンイチはメイド服のスカートをたくし上げると、自分の下腹部の様をアスリンとサトミに目に晒した。 「どう、これならきっと気付かないでしょ?」 「ええ、いいみたいね」 普通なら、シンイチのフル勃起したペニスがパンティの内側から突っ張ってテントを張ってしまうのだが、そのパンティは伸縮性は十分あるのだがゴムは強力で、かつ内側に柔らかなパッドが付いていて、綺麗にぴったりペニスを包み込んでホールドしてしまうのでテントを張る形にはならずにペニスをしっかり下腹部に密着させてなおかつ上のゴムラインも肌に密着しておへそからパンティの底まで自然なラインを形成し、ペニスの存在を打ち消してしまっていた。 また、タマの部分もしっかり覆っているだけでなく、そのセンターラインに縦に細いゴムが入っているので、柔らかいタマ部に食い込んでしまって、結果その部分はまるで女性の秘裂が浮き上がっているようにも見えてしまうのだ。シンイチの感じている違和感はその食い込む感触だけではなかった。 「じゃあ、次は後ろ向いて、スカートをまくってお尻をこっちに突き出してみて」 「はい・・・」 シンイチが言われたとおりにすると・・・ “・・・っ!?” さっきから感じているもう一つの違和感はさらに強くなった。 「おお、いいじゃん!」 「これを考え付いた人は天才ね」 そのパンティのバックには切れ込みが入っていたが、それを穿いてみたシンイチは、なんだか自分のアヌス部分だけが外気に晒されているのを感じ取っていた。しかも妙に布地の密着感が強く、アスリンに言われてお尻を後ろに突き出した瞬間、密着した布地に引っ張られてアヌス部分が何だか広がったような感じがしたのだ。いわば、ゴムボールを握り込もうとしてもゴムの弾力に負けて指が開かれてしまうような・・・ つまり、そのパンティは、ペニスを覆い隠してその存在感を打ち消し、タマ部には疑似の秘裂を作って女性器としての存在感を作り出し、アヌスを開口させるという機能を持っていたのだ。 つまりそれは相手が男だと気付かせずにほもーんセックスできるように生み出されたパンティだった。勿論、アナルセックスを普通の女性にさせたい場合にも使用できる。 実はこのパンティはもともと空想の産物だった。つまり、腐女子御用達の薄い本とかで必ず出てくるアナルセックスを考慮して考案されたアイテムであった。そして、その妄想の産物が今ここに現実世界に存在しているのも・・・ 「っくしゅん!?・・・何かしら、いきなり・・・誰かが私の噂話でもしてるのかしら?」 その瞬間、イツコのコーヒーカップを持つ手が震えてソーサーに滴が少し零れた。 「ね、アスリン・・・ものは相談なんだけど・・・」 「相談?」 「ええ。チョッチ試してみたい事があるのよね」 次のステップの為に入手したアヌス開口パンティの効果は確認できた。後は、いつどこでシンイチをトオルにアヌスレイプさせるかを設定する訳だが、その前にサトミがやっておきたい事とは・・・。 「コンドーさんは当然使うとして・・・」 「何で?妊娠なんてしないんだから必要ないんじゃない?」 「あのねぇ、男性同士のアナルセックスっていろいろと危険なのよ?エイズの感染リスクというのもちゃんと考えないと」 排泄すべきものが詰まっているところに性器を入れたら、性器経由でいろいろと悪玉ウィルスに感染する可能性もゼロではない。 腐女子が男をアナルレイプする場合は必ずペニバンを装着するからそんな性器経由での悪玉ウィルスの感染なんてリスクはゼロだった訳で、アスリンが全く気にしなかった危惧をサトミが配慮したのは流石年の功と言うべきか。 「まあ、いいわ・・・ああ、だったら、凪羅センパイにはこちらで準備したコンドームをシンイチに装着させるという事にしたら?もちろんお口でね」 自分がキョウヤとのセックスを夢見て日夜研究しているハウツー本に、女のコがコンドームを口に咥えてそれを口を使って相手の男のコのペニスに装着するという高度なテクニックが載っていたのだが、それをシンイチにやらせようというのだ。 「さんざんフェラチオしてチンポミルクを飲みまくって顔じゅうに掛けて貰って喜んでいたんだから、それぐらいはやって貰わないとね~」 アスリンはまた底意地の悪い歪んだ微笑をシンイチに向けた。 「それとはまた別でね・・・口だったら唾が、アソコだったら愛液が潤滑油になってくれるけど、残念ながらアヌスの中はそんな潤滑剤は分泌されないわ。それをどうするかを考える必要があるでしょ?」 「イツコ先生の作ったお薬があるじゃない。えーと、ドホモルンクルリンだっけ?それでくるっとほもーんになっちゃうんだから、当然アヌスも愛液でヌルヌルに・・・」 「ならないっつーの!人間の直腸にそんなアナルセックスの為の潤滑剤なんか分泌される訳ないでしょ?もともと性交の為に存在している器官じゃないんだから」 日本に来てからすっかり腐女子になってしまったアスリンに比べ、性欲の対象がショタとはいえ一応異性ではあるサトミはその点ではまだまだマトモな方だったようだ。 はっきり言ってあのクスリは媚薬・興奮剤であるだけで、アスリンが勘違いしたような、人間の器官に本来持ってない機能を持たせる事等は不可能であった。 「・・・じゃあ、それについてサトミは何かアイデアが有るのかしら?」 「ええ・・・じゃーん!これよっ!」 と誇らしげにサトミが取り出して見せたのは、いわゆるピンク色のイチジク型をした軟性プラスチックの容器。 「・・・ただのイチジク浣腸じゃん・・・」 「ところがどっこい、スットコドッコイ、これがただのイチジク浣腸と思ったら大間違い!」 何やらサトミは弁士かバナナの叩き売り状態である。 「驚く事なかれ、この中にはローションが詰まっているのよ。これなら先端がするっとアヌスに入ってローションがちゅーっと注入できて、アヌスの中はあっというまに愛液でヌルヌルの状態!」 何の事は無い、浣腸液をローションに入れ替えただけのシロモノだった。だが、一般的なローションの容器は性器に直接垂らして塗り込んだり、あるいは特殊浴場で働くプロの風俗嬢が洗面器にぶちまけて泡立てて使うのが普通であり、小さな容器で携帯して持ち歩いたり、細い所に注入するようなものはなかった。 それを可能にした訳で、そこはサトミのアイデアの勝利といったカンジか。 そして、それを目にしてアスリンもまた腐女子としての、腐女子ならではのアイデアが浮かんだ。 「成程・・・つまり、いざそこに行く前に浣腸はしておいてアヌス内を綺麗にしておいて、いざって時に注入すればいい訳ね。そうだ、それならシンイチ自らそれをしなさいよ。凪羅先輩の前でアナルセックスをおねだりするんだから、そこまでやらなきゃね」 さっきの口でコンドームをトオルのペニスに被せてあげろという屈辱的な命令に加えて、自らローションをアヌスに注入しろと言う変態的な命令に、シンイチは愕然を通り越して人事不省に陥りそうだったが・・・。 「まさか、嫌とか言うんじゃないでしょうねぇ?」 アスリンに昏く冷たい微笑みを向けられ、シンイチは拒否をできなかった。 「わ・・・わかりました、アスリン様・・・」 「どうわかったの?ちゃんと言いなさいよ」 「は、はい・・・トオル先輩にアナルセックスをおねだりする際に・・・コンドームを口でトオル先輩のオチンチンに被せてあげて・・・自分でアヌスにローションを注入します・・・」 「ぷっくくく・・・アーヒャッヒャッヒャ!いいわぁ、シンイチ、あんたって最低の変態よ!凪羅センパイとのアナルセックス、期待しているからねぇ~」 アスリンはその美しい顔を台無しにする醜く歪んだ笑顔でシンイチを心の底から嘲笑した。 「という事で、さっそく試してみましょうか?」 「へ?」 サトミからそのローション入り浣腸とさらに双方向バイブペニバンを手渡されたアスリンは笑顔のまま固まった。 「最初は確かイツコ、こないだ私も愉しんだし、やはり次はアスリンの番だと思うのよねぇ」 「ちょ、ちょちょちょ・・・待ってよ!」 「チョ・マテョ?」 「違うったらっ!何いきなり事を進めようとしてんのよ!?何で私がそんな事・・・」 「凪羅くんを前にしていきなり初挑戦の事をシンイチくんがうまくできると思う?何事も準備や経験が必要なのよ」 考えてみれば、シンイチがトオルのペニスを上手くフェラチオしてイカせられたのは、それまで何度も有料フェラチオサービスで何人ものDD・DK・DC・あろう事かDSまでのペニスをフェラチオして精飲も顔射も経験してきたおかげだし、それができたのもアスリンが双方向バイブ(勿論バイブを膣に銜え込んだのはアスリンの方)でディルドの方をシンイチに咥え込ませてきたせいだし、それができたのもバイブあるいはディルド付きの猿轡―――アスリン曰く、フェラチオ強制装置またはフェラチオ訓練装置と言う―――で毎晩フェラチオのレッスンをさせてきたからだった。 「シンちゃんも練習しておいた方がいいよね?」 「は・・・はぃ・・・」 サトミの言葉は今ここでアスリン相手に口でコンドームの装着方法を練習し、さらにアスリンのそのディルドをアヌスで受け入れろという事だった。 拒否はできない・・・いや、それよりもトオルの事を考えてシンイチは了承せざるを得なかった。自分としては心から拒否したい事であったが、拒否できない以上するしかない、それならば、相手のトオルにもいい思いをさせてあげなければ・・・つまり、さっきのアスリンの無理矢理な命令とは対照的な、シンイチの心優しさからそう考えて拒否はできない筈だと考えたサトミの巧妙な作戦だった。 と言っても、それを今アスリンが了承するかどうかはサトミも全く考えていなかったのであるが。 「う・・・わ、わかったわよ・・・ちょっと待ってなさい」 アスリンは自室に戻って、少々お籠りしてから戻ってきた。 「待たせたわね」 両拳を左右の腰に当ててポーズを決めたアスリンの姿は、上はブラだけ、そして下はペニバンだけでバイブの方を自らのプッシーに咥え込んで反対側のディルドをりゅうりゅうとフル勃起させていた。それがアスリンの身体から直接生えている生身のものだったらそれはまさに正真正銘のフタナリ美少女・・・と言いたいところだが、ヴァギナにバイブが埋まっていてペニスを受け入れる事ができない状況なので、言うなればタマなし(撤去工事済)のニューハーフ美少女といったところだ。 「・・・以外と時間掛ったわね・・・ナニしてたのかしらん?」 サトミはゲスい笑みを零してニヤリ笑い。と言ってもテーブルに肘を立てて腕組みしてはいなかったが。 「なっ!?・・・な、何もしてないわよ!」 反応したという事は図星を刺されたも同然、かどうかは定かではないが、実のところアスリンもアセリまくりだった。バイブの方を自分のプッシーに入れてバンドを留めるだけの準備なのだが、やはり女のコにはそれにもさらに準備が必要な訳で・・・。 「ま、隠したって誤魔化したってバレバレよン、同じ女なんだからねぇ・・・」 しかし、シンイチはサトミが何を言っているのか理解できずに首を傾げている。 「あららぁ、シンちゃんはわからないみたいね。つまり、女のコは膣の中をよく濡らさないとペニスを受け入れられない訳だからして」 「ロ、ローション使ったのよ!」 「にしては時間が掛かり過ぎでしょ?」 「んぐっ・・・」 流石は年の功と言うか、くだらない口ゲンカでサトミに勝てる者はいなかった。 早い話が、アスリンはサトミが指摘したとおり、バイブを膣内に収める為に膣内を十分潤わせる為にオナニーをしていたのだ。勿論、そのズリネタの相手は当然シンイチではなく懸想人のキョウヤであった。 “はぁ・・・キョウヤさん・・・” 自室に籠るや否や身に付けていた衣類をぱっぱと脱ぎ捨ててブラだけの姿になったアスリンは、双方向バイブを持ったままベッドに寝ころび、キョウヤの事を想いながら自分を指で慰め始めた。 “あぁん・・・この指が・・・キョウヤさんのものだったら・・・” 自分の秘所を指でまさぐりながらキョウヤに愛撫されているシーンを妄想し、秘裂の中で花弁を弄り、そこから自分の最も感じる突起部分を強く刺激する事でアスリンは激しく劣情を感じ、膣奥から愛液を滲み出させていた。 一方その頃、リビングでは・・・ 「オチンチンを可愛がろう」と題して特集された、女性ティーン誌の過激な記事をサトミが開いてシンイチに見せていた。 「まあ、シンちゃんも自分でオチンチンを持ってるから、どこをどうすればオチンチンが気持ちいいかなんて自分でわかってて、それで今までフェラチオしてきたと思うんだけど、やっぱりそれは我流って言うのかな?女のコの立場になってフェラチオを学んでみようという事はなかったわよね?」 「・・・う・・・うん・・・」 ペニスを口でおしゃぶりして気持ち良くしてあげるスキルなんて女のコだけが身に付けるものであったが・・・シンイチはぎこちなく頷きながらその目を離そうとはしなかった。サトミの開いたそのページには、カワイイ女のコがペニスを愛撫するテクニックがイラストで紹介されていたのだ。シンイチ自身もサトミとサヤのお口でフェラチオされた体験は有るし、やはり男のコとしては女のコにペニスをおしゃぶりして気持ち良くして貰う事はとても嬉しいと感じる事であって・・・そして、それに激しくリビドーを刺激される事でもあった。 事実、普段からフル勃起してパンティの中でテントを張っているシンイチのペニスは、そのフェラチオ特集のイラストを見て激しく興奮してピクピクとヒクついていた。 そして、そこに口でコンドームを付けてあげる手順が載っていた。 ①先端の精液だまりをクチビルと歯で穴をあけないように軽くはさむ。この時、空気を入れないように注意! ②オチンチンの先端にコンドームの輪をかぶせる。 ③カリ首のところまで入ったらフェラチオするみたいにクチビルで根元まで押し下げる。 ④最後に根元までしっかり入ったか手で確認する。 完成!! 「やっぱり、穴を開けちゃったらコンドームの意味が無くなっちゃうから、そこが一番気を付けるところかしらね?」 一応?どうやら経験者であるサトミは偉そうに注意ポイントを指で差し示した。 そして用意周到に準備していたコンドームをニッコリ笑顔でシンイチに手渡した。 「じゃあ、アスリンがディルド付けて来たらやってみましょう。ま、多分オナニーしてからくるでしょうから、それまでイメージトレーニングでも・・・あ、その前にこれも・・・」 と、さらに取り出したのは錠剤と軟膏とスプレー缶の三個で1セット。 勿論、ドホモルンクルリンであった。 「使い方はわかるわね?ま、一応おさらいだけど、錠剤は勿論口から飲んで、軟膏はアヌス周辺と内部に塗って、スプレーはオチンチンに掛けるのよ」 「は・・・ぃ・・・」 「じゃあ、シンちゃんも自分のお部屋で準備してきて。ホントは私が軟膏とスプレーはやってあげたいけど、アスリンが怒るからねぇ・・・」 勿論本音は女装美少年のアヌスを弄り回しペニスを弄り倒したいのだが、サトミはもうその欲望を自制する事に慣れて耐性ができたようだ。 そして、ドホモルンクルリン一式を手にシンイチは自室に戻ると・・・。 “・・・ボクは・・・もう・・・ダメだから・・・” 姿見の中にたたずむメイド服姿の女装美少年は寂しそうな辛そうな悲しそうな表情で微笑んでいた。 そして、両目を瞑って少し深呼吸して胸の中に渦巻く不安や寂寥感や憂鬱感を鎮めて心を落ち着かせると、目を開いて鏡の中の自分を見つめた。 “・・・私は・・・アスリン様のペット・・・女装美少年シンイチ・・・” それから、スカートの中に両手を差し入れると、フル勃起した自分のペニスを包んでいるシルクの純白パンティをそっと引き降ろした。途端に、パンティにくるまれて少々窮屈な思いをしていたペニスが、解放されたその歓びを現わすかのようにスカートを内側からさらに持ち上げてスカートの前にテントを張らせた。 そして、変態女装美少年は今度はスカートを捲り上げた。 “・・・エヘッ・・・” 鏡の中で、スカートを手で持ってフル勃起したペニスを晒した変態女装美少年は、鏡の中の自分に向かってニッコリと微笑みかけた。 その儀式で自らスイッチを入れたシンイチは、コップの水で錠剤を胃の中に流し込むと、続いて軟膏のチューブのキャップを取り外し、足を肩幅に開いて膝立ちしたまま身体を前に折り曲げて片手で身体を支え、もう片手でスカートの後ろを捲り上げてお尻を上に付き出すようなポーズで曝け出した。 そのポーズのままでまた片手で軟膏のチューブをアヌスに押し当てると・・・。 “・・・ンッ・・・” 心の中で小さな吐息を穿かせてチューブの先端はアヌス内に潜り込み、そしてチューブ内の半分はアヌス内に注ぎ込まれた。残りの半分はチューブの先端がアヌスの外に出てから押し出され、指でアヌスやその周囲に丹念に塗り込まれた。 “・・・はぁっ・・・” 心の中で小さく喘ぎ声を零したシンイチは、身体を起こすとまたスカートの前をまくり上げてペニスを曝け出し、最後にスプレー缶の中の薬液をペニスに入念に吹き掛けた。これで準備完了である。 「準備できました・・・」 気のせいか?胸の律動が少々早くなってきているのを自覚しながらも、再びリビングに戻ったシンイチはサトミに報告した。 アスリンが戻ってきたのはそれよりもまた少し後で、やはりオナニーに少々のめり込んでいたようだった。 「じゃあ、さっそく実践してみましょうか。シンちゃんももうとっくに準備できてるようだし」 サトミはいきなりシンイチのスカートをまくり上げてフル勃起しっぱなしのペニスをアスリンの眼前に露わにした。 「ひゃんっ」 いきなりだったので思わずシンイチは小さな悲鳴を上げてしまったが、抵抗はできなかった。 「ぷくく・・・相変わらずフル勃起させてんのね」 「ちゃんとさっきドホモルンクルリンを執らせたからね。ずっとオチンチンはビンビンだぜぃ、ぐふふ・・・」 「ほほぉ~、流石はドホモルンクルリン。これでシンイチもほも~ん一直線ね、キシシシ・・・」 二人はいやらしい顔で笑い合った。しかし、シンイチは複雑な表情で苦笑いせざるをえなかった。心底嬉しくないのに嬉しそうな顔をしなければいけなさそうだし、それが辛くて悲しい気分が大半なのだが・・・。 何度も言うが、この二人は確かに勘違いしている。シンイチのペニスは女装のせいで勃起しているのであって、ドホモルンクルリンには全く影響されていなかった。 「さて、さっそくまずはお口でコンドームを装着させましょう」 「はぃ・・・」 シンイチは七色にキラキラ光るそのコンドームをサトミから手渡されると、アスリンの前に膝まづいた。 「あの・・・アスリン様のペニスに・・・」 「チンポでしょ、チンポ!今までさんざんフェラチオしてきて、何今更ぶってんのよ!」 いきなりアスリンが叱責すると。 「はいはい、アスリンの場合は本物じゃないんだから、チンポじゃなくてペニスでいいでしょ?つまんない事にこだわらないの」 「むぅ~・・・まぁ、いいわ。さっさとやって」 「はぃ・・・アスリン様のペニスに・・・コンドームを付けますので・・・じっとしていて下さい・・・」 シンイチはさっきサトミから見せられていたティーン誌の記事を思い出しながら、コンドームの精液溜まりの部分をクチビルで咥えたままアスリンのペニスの先端にキスするようにしてコンドームを被せると、そのまま唇で締め付けながらペニスの幹に沿って押し込むようにして装着させた。 「ほほう、初めてにしては上出来じゃない」 「そこはそれ、ちゃんとアスリンがお部屋でナニしてる間にこれでお勉強させたからね~」 感心したアスリンにサトミがティーン誌の記事を見せてネタばらしをすると。 「その・・・最初に被せた後は・・・フェラチオの要領と同じだったから・・・」 「うんうん、そんなにフェラテクがある男のコってそうそういないわよ」 「まさにほも~ん一直線ね、アヒャヒャヒャヒャ・・・」 首をガクガクと激しく動かして頷くサトミはまるで壊れた人形のようだし、豪快な笑いのアスリンは昏く歪んだような笑顔をしていた・・・とシンイチは思った。 「じゃあ、早速次はこれね」 サトミは今度は無花果カンチョーならぬ無花果ローションをシンイチに手渡した。 「せっかくアスリンがシンちゃんとアナルセックスしてくれるんだから、ちゃんとお願いするのよ?」 「はぃ・・・」 シンイチはさっきドホモルンクルリンの軟膏をアヌスに注入した時と同じポーズを取ると、無花果ローションを思い切ってアヌスの中に突き入れ、それを中に注ぎ込んだ。ドホモルンクルリンの影響なのか、少々アヌスが緩くなっていたせいでそれは全然スムーズだった。 「はぁ・・・これで・・・準備できました・・・どうか、私のアヌスを・・・犯して下さい・・・」 さっきのコンドームを付ける時もそうだが、今の言葉はアスリンやサトミにそう言えと事前に言われた訳でもない。アスリンの機嫌を損ねないように、アスリンが気に入るように、それを考えて自分で自発的に頭に浮かんだ言葉だった。 「ぐふふ、いよいよあんたはアナルマゾ奴隷になるのよ。これはその第一歩よ。嬉しいでしょ、シンイチ?」 「・・・は・・・はぃ・・・」 いったい今アスリンはどんな顔で自分を見ているのか、怖くてシンイチは振り向けなかった。 「さーてと、一発ブチ込むとするか」 等と腐女子御用達の薄い本(それも普通の腐女子が好む純愛仕立てではなくて、オヤジがショタをアナルレイプする凶悪なレベルの作品)に感化されたように下卑た言葉を吐いたアスリンは、己のヴァギナで咥え込んだバイブにつながってそそり立っているディルドの根元部分を手で押さえながらその先端をシンイチのアヌスにドッキングする位置に合わせた。 「あぅ・・・」 自分のアヌスにアスリンのディルドの先端が触れてシンイチが可愛い悲鳴を上げるや否や。 「いいわね?いくわよ!」 アスリンはそこで腰を前へ突き出した。 「はぐっ!?」 アヌスをずんっと突かれたシンイチが一瞬だけ目を白黒させている間に、ドホモルンクルリンのせいでアヌスが緩くなっていた事に加えてローションがアヌスの全面から内側粘膜までぴっちりと塗布されていたせいで、アスリンのディルドはアヌスの強張りを押し開いてその中に潜り込んだ。 “あうぅ・・・入ってくる・・・ボクの・・・お尻の中に・・・” シンイチが屈辱に必死に耐えているのも知らずにアスリンはとうとうこの瞬間が訪れた事で胸の中が嬉しさと愉しさと感動で一杯だった。今までさんざん嫌がらせ目的で奴隷扱いしていたが、こうやって自らがシンイチのアナルをレイプいた事で本当にシンイチを自分の奴隷にできたと思えたのだ。 「ついに・・・ついにこいつの・・・シンイチのアヌスを貫いてやったわっ!」 「ぐふふ・・・おめでとう、アスリン。これでまた一歩、野望に近づいたわね」 「ええ、その通りよ!」 アスリンはサトミに言われてニッコリ笑顔でVサインした。嬉しさのあまり、サトミが今の光景をハンディカムで撮影している事にも気付いていなかった。勿論、野望とはシンイチのアヌスをディルドで貫くなんて程度ではなく、やはり汚超腐人クラスの腐女子である以上、シンイチをアナルマゾのほもーん奴隷にして愉しむ事だった。 「どう、シンちゃんのお腹の中は気持ちいいかしら?」 「ええ、最高~・・・って、そんな訳ないでしょ、この私のチンポは私の身体そのものとはつながっていないんだから」 まだ亀頭部までしかシンイチのアヌスの中に入っていない・・・まあ、そのおかげでカリ首がストッパーになって?そう簡単に抜け落ちないでいてくれるのでアスリンは余裕をかましていた訳だが・・・ので、アスリンはそのサオ部分を指先でトントンと叩いて答えた。だが、そんな振動だけでもアヌスに刺激が伝わってシンイチに可愛く「くぅ・・・」と悶え声を漏らさせるのだ。 「ってゆーか、何勝手に撮影してんのよ!?」 「だって、せっかくアスリンとシンちゃんが一つに結ばれたんだもの、やっぱり私としては記念に撮っておかなくちゃあねぇ」 「もぅっ、後で覚えときなさいよ!ほら、あんた、何じっとしてんのよ!さっさと動いて私を気持ち良くさせなさいよ!」 アスリンはまた無茶を言ってシンイチのお尻をバシッと叩いた。 「きゃぅっ!」 「まぁ、シンちゃんったらカワイイ声で悲鳴上げちゃって、もう萌え萌え~・・・じゃなくて・・・アスリン、それはちょっとできない相談ね」 「何でよ?」 「お口とお尻は違うのよ。フェラだったら頭を動かすだけでしごき上げる事ができるけど、今のそのシンちゃんの体勢だったら、ほんのゆっくりしか腰は動かせられないわ」 相手に入った方が扱かれる事で自分に入った方が作動する訳だからそれも当然である。 「まあ、シンちゃんがアスリンの上になったら自分でお尻を上下できるけど・・・それでいい?」 せっかくシンイチのアヌスをレイプしているというのに自分が下になってしまっては主導権は自分に無くなってしまう事になる。だからアスリンがそれでいいと言う筈も無く。 「わかったわよ、私が腰を振るしかない訳ね」 「そのとおり」 サトミはアスリンににっこり笑顔を返した。 「・・・っったく、なんで女の私が男みたいな事しなくちゃいけないのよっ!」 とかなんとか、ぶつくさい言いながらもアスリンはシンイチの腰の後ろで結ばれたエプロンの紐をつかむと、そこを保持しながら腰を前に突き出した。 文句を言うのだったらやらなければいい、と思うのが当然ではあるが、そこはやはり腐女子の究極の願望はフタナリになって男のケツ穴を思いっきり突き上げたいという事なのだから、いつの間にか汚超腐人レベルに達していたアスリンとしては文句を言ってはいけない・いられないのが本当だろう。 それはさておき。 「んぐうぅっ!」 アスリンのディルドがさらにアヌス内の奥に突き込まれ、シンイチはさらに悲鳴を上げた。 “ま・・・まだ・・・入って来るの?” 普段、と言っても自ら望んだ事は一度もないが、いつも使っているアナルバイブは直径3cmでバッテリー・駆動部を除いた長さ(つまり咥え込む長さ)は10cmなのだが、このディルドは直径4cmで咥え込む長さも13cmと少し大きめだった。 人間のアヌスはそれぐらいは広がるのは普通の事だと言えても、そのディルドの先の亀頭部は最大径が0.5cm大きいのだ。シンイチとしてはいつにも増して違和感・不快感が増大しているように思えるだけでなく、どちらかというと苦痛をより強く感じていた。十分に膣内が濡れていないのにロストヴァージンを迎えた女性ならば鋭い痛み―――きっとシンイチも耐えられないであろう―――が有るのだろうが。 「これぐらいで悲鳴なんか上げてんじゃないわよ!女の子のロストヴァージンなんてもっと痛いんだからね!」 さらにアスリンは腰をぐいっとシンイチのアヌスの奥に叩きつけるように前に進めた。 「んぎぃぃっ!」 さらに増大する違和感と不快感に加えて鈍痛もますますひどいものになり、シンイチはさっきよりも悲痛な声を上げた。 「まだまだ・・・まだ全部入ってないわ・・・根元まで突き込んでやるんだから・・・」 さらにアスリンは腰をローリングするような動きをしてぐりぐりとディルドをシンイチのアヌスの奥へ奥へと押し込んでいく。 「い・・・痛ぃ・・・痛いです・・・も、もう・・・やめて・・・下さい・・・」 実は、シンイチにとってはアヌスレイプはこれで三回目。最初はシンデレラの演技のレッスンの一環などという無茶苦茶な論理でイツコにカマを掘られた。しかし、流石に性の求道者であったイツコが初めてのアナルヴァージンをロストする事になるシンイチに対して酷い真似をする筈も無く、彼女が使用した双方向バイブはサヤ相手に使用した小振りなもの―――今のシンイチならば何の悲鳴も上げず苦痛も無く受け入れられるサイズ―――だった。 二回目はイツコ→サヤ+ユイコ(シンイチ)←サトミの4Pの時で、実はこの時は少しサイズは大きくなっていたが、その時までにもシンイチはアヌスバイブを受け入れてきていたので大丈夫だった。 しかし、今回はアヌス内にローションが注入されてはいるがそれはスベリを良くしていただけであり、それ故により大きい物が意外と簡単に奥にまで突き込まれてしまう事になってしまった。 「何ふざけてんの?ケツ穴レイプして貰って、感謝の言葉の一つも言えない訳ぇ!?」 アスリンはまたシンイチのお尻をバシッと叩いた。 「ひぐぅっ!」 「アスリン・・・暴力はやめなさいって・・・せっかくのいいシーンが台無しになっちゃうじゃないの・・・」 見かねてサトミが注意すると、すぐにアスリンも言い返した。 「別にいいじゃん、ペットをどう扱おうが私の勝手だしぃ~」 「正確に言えば、アスリンだけのものじゃないのよ?私とイツコを含めた三人がシンちゃんのご主人様なんだから」 勿論、元々そうしたのは今みたいに若さに任せてアスリンが無軌道に暴走しないように抑えるのも目的だった。 「むぅ~・・・」 アスリンが不満そうに顔を膨らませたその時、シンイチのか細い声が聞こえた。 「お・・・お尻の穴を・・・犯して頂いて・・・有難う・・・御座います・・・アスリン様・・・」 さっさと終わらせてほしい、それだけを願って言われたとおりにアスリンに感謝の言葉を言ったシンイチだったが。 「そ、そうよ、それでこそ私のペットよ!じゃあ、もっともっと犯してやるからねっ!」 アスリンはさらに思いっきり腰を前に突き出してディルドの根元まで突き込み、シンイチのアヌスの奥をえぐった。 「あぐうぅっ!」 それからアスリンは快楽を求めてひたすらシンイチのアヌス内にディルドを出し入れしまくった。最初は単純に小刻みなストロークだったが、 「三浅一深、という言葉が有るわ」 とのサトミのアドヴァイス―――三回小さく出し入れして四回目に大きく突き込んで元に戻す、という事だ。勿論、それは男性がペニスを女性のヴァギナに入れる普通のセックスにおいてのオーソドックスなテクニックであって、サトミは男性との経験があったから知っていた訳であるが、はっきり言ってそんなテクニックはアナルセックスには何の意味も無い。女性のヴァギナと違って男女ともアヌス内の粘膜に性感帯など無いからである―――を受けてアスリンはそれをせっせとこなし、さらには独自に3・3・7拍子のリズムに合わせてストロークするテクニック(勿論、小さいストロークを繰り返して最後の最後に大きく突き込む訳である)まで編み出した。 「どうよ、私のチンポはっ!?気持ちいいでしょうっ!?アーヒャッヒャッヒャッ!!」 以前に贅嶺女学園の大学の後夜祭の極秘パーティであちらのお姉さま方の前でシンイチにディルドを咥えさせてフェラチオをやらせた時のように、奇声を上げたアスリンはかなりイッてしまいつつあった。 フェラチオの時はその相手との体勢からクンニさせているというイメージがあってクリが気持ちいいと感じているように誤解されるが、実際は今と同じくヴァギナに快楽が与えられていた。自分でヴァギナにバイブを突き入れるのはやはりオナニーという事でむなしさも感じられる事が有るが、今はシンイチを自分のペットとしてヴァギナに快楽を与えさせている、その支配欲と性欲が相乗効果を生み出しているようだった。 そしてシンイチの反応は・・・ 「・・・気持・・・いいですぅ・・・」 勿論、そう答えたがそれは嘘であるとサトミにはバレバレだった。事実、アヌスレイプ用パンティを穿いた時はビンビンにフル勃起していたシンイチのペニスは今やすっかり萎れて項垂れてしまって、パンティの前にテントを張るどころか縮こまってしまっていた。 “・・・イツコにドホモルンクルリンの効能に疑問有り、って言って改良して貰わないとダメみたいね・・・” 二人のアヌス・セックスシーンを撮影していたサトミはそんな事を考えていたが、 「アスリンが相手していたんなら、ダメに決まってるじゃない」 などと言われるのがオチだろう。 そして、アスリンは一方的に快楽をむさぼり続けていって・・・ 「・・・イッ、イクッ!・・・もう、イク・・・もう・・・イクイクイク、イクイクイク、イクイクイクイクイクイクイク・・・イッ、イイィィ~~ッッ!!・・・・・・・・・クゥフウゥゥ~~~ッッッ!!!」 自分のヴァギナに咥え込んだバイブに振動やローリングやピストンなど様々な動きでさんざんに快楽を与えられまくった結果、腰を前に突き出してシンイチのお尻に下腹部を密着させたまま後ろにのけぞり、ヨダレを口の端からこぼしながら真っ赤な顔で白目を剥いたあさましいイキ顔を晒してアクメを究めたアスリン。 “・・・アスリン・・・それはちょっと何とかしないと・・・” アスリンのひどいイキ様を見てそう感じながら、サトミ自身も苦笑していた。 “・・・それは私も同じか・・・人の事は言えないわね・・・” 既に説明しているが、サトミも男性とのセックス経験はある。大学時代に二つ年上の男と恋仲になったのだが、セックスのコツを掴んだと言うか味を覚えたサトミは彼氏のアパートの部屋に入り浸り、同棲―――その時の彼氏の言によれば共同生活と言う方が合っていたそうだが―――を始めたはいいが、結局はサトミもセックス中毒になりかけて今のアスリンのようにだらしない顰蹙もののイキ様を彼氏に見せてしまい、ドン引きされ・・・しかし、最後にはサトミの方から「別に好きな男ができた」と告げて一方的に振ったのだ。 “嘘だったけど、私の為に笑って別れてくれたんだよね、アイツ・・・” そして全てを吹っ切る為にアメリカに留学してそして家庭教師としてアスリンと出会った後、帰国してそれから少し後にシンイチの保護者になって、秘めていたショタコン魂がバクハツ開花した結果、現在に至る訳だ。 “もしかして・・・アイツ、わかってたのかな?・・・私が実はショタコンだけど、それを心の奥底に隠すために大人の男とつき合っていたんじゃないかって・・・”

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