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第9話 そのイチ

第9話 とうとうその日は来てしまった・・・シンイチがアナルヴァージンをトオルに捧げる日が・・・。 とある日曜日、その舞台となる場所は贅嶺女学園中等部の保健室―――本当ならちゃんとしたベッドのあるラブホテルの一室でも借りたかった―――例のM資金にモノを言わせれば、どこかのこじんまりとしたラブホ全体を借り上げて関係者以外立ち入り禁止にしたりするのも可能だった―――のだが、贅嶺女学園側のギャラリーの人数も考えれば、いろいろと大人数なのは何かしら目撃のリスクも大きくなる可能性も有るのでそれは断念するしかなかった。また、他にベッドがある部屋が準備できなかったせいもある―――であり、その前日からいろいろとイツコ手配の様々な装置・機械を設置していた。そして、勿論贅嶺女学園側の人間にはそれこそM資金が大きくモノを言ったのである。まあ、実弾が多大な効果があるところからして、贅嶺女学園の生徒の性の乱れ・性非行に歯止めが掛からないのも宜也哉と言ったところか。 「シンイチ、ちゃんとドホモルンクルリンは摂取してきた?」 「・・・は・・・はぃ、アスリン様・・・ちゃんと朝ご飯の後に飲みました・・・アヌスにも塗り込みました・・・オチンチンにもスプレー掛けました・・・」 「それにしてはシャキっとしてないわねぇ?今日が何の日か、分かってるの?」 「は・・・はぃ・・・トオルさんに・・・アナルヴァージンを・・・捧げる日です・・・」 「そのとおりよ、ちゃんとわかってはいるようね。今日は記念すべき、あんたがアナルマゾのほもーん奴隷になる第一歩の初アナルセックスの日なんだから、ちゃんと思いっきり変態にならないといけないんだからね!」 「は・・・はぃ・・・」 腐女子としての欲望をこれでもかと詰め込んだような言葉を次々とシンイチに投げかけて来るアスリン。しかし、もうおそらく心の奥底まで諦めきった―――そうでなければ気が狂って死んでしまっていたかもしれない―――シンイチは、それを受け入れるしかなかった。 「アスリンったら、気合い入ってるわね~」 「それはもう、贅嶺女学園のお姉さま方の為のスペシャル生やをいショーですから、気合いが入らない訳が有りませんって」 今日は例の三人で来ているのは勿論アスリンただ一人。イツコやサトミは練芙学園の教諭なので、正式な用事でもない限り他の学園に顔を出すのは少々憚られる訳だ。 そして、贅嶺女学園側としてもサエコ・ユミ・アケミ・リエ・ミエ・ミチコと何人もこの部屋にいると窮屈なので、代表としてチコが来ている。 「まだ凪羅が来るまで時間があるし、念のためにもう一度確認しておくわ。シンイチ、スカートをまくり上げなさい」 「は・・・はぃ・・・」 アスリンからシンイチと呼ばれてはいるが、その呼びかけは何も知らない者が傍目から見たらアスリンに「アンタバカァ?」とも言えるほど、そこにいるのは男のコにはとても見えない美少女であった。 それはともかく、アスリンに命じられてシンイチは着ている贅嶺女学園中等部の制服のミニスカートを両手で上に捲り上げた。 言いつけられたとおり例のアナルセックス用の黒いアナル開口パンティをしっかり着用していたせいか、そのパンティの中にフル勃起したペニスが隠されているなんて見た目では微塵も感じられない。 「ドホモルンクルリンをちゃんと摂取した割には、チンポの勃起具合が足りないんじゃない?ちょっとパンティ脱いで見せなさいよ」 ペニスがフル勃起していてもその存在を誤魔化してくれるのがそのパンティの特徴てゆーか機能なのに、今日という日に興奮して頭に血が上ったアスリンはそんな事も忘れて、やはりサトミがそこにいたら「アンタバカァ?」とでも言われそうな発言。 「は・・・はぃ・・・わかりました・・・」 しかし、シンイチは何も文句を言う事無く、スカートを持ちあげていたその手を離した。途端にスカートは元通りになってパンティを覆い隠して見えなくしてしまった―――それはアスリンの命令を拒否するように一瞬見えた―――が、シンイチはスカートの中に手を入れてもぞもぞと手を動かし、スカートの下でパンティをずり下げる仕草をした。 別に全部脱いで膝まで降ろすようにとまでは言われてなくて、要するにアスリンの命令はペニスを見せろという事だから、脚の付け根まで降ろせば十分だった。 と、パンティに締め付けられていた状態から解放されたおかげで、シンイチのペニスは元気よくスカートの前を持ち上げてテントを張ってみせた。 「ほぉ・・・全然元気みたいじゃないの?」 スカートの前に不自然なスロープができた事からチコはさっそく想像に耽った。勿論、ペニスの前後(表裏)を間違えるというミスは二度としない。 だが、シンイチがアスリンの命令を全て従った訳ではなかった。アスリンの命令はパンティを脱ぎなさいではなくて、脱いで見せなさい―――勿論脱いだパンティを見せろ、という意味ではない―――だったのだから。 そして、シンイチはゆっくりとスカートの裾をつまむと、またさっきのようにゆっくり持ち上げていった。 別に心の中でドラムロールが打ち鳴らされる訳ではなかったが、そのシンイチの行為―――自らパンティを脱いでスカートをまくり上げてフル勃起した恥ずかしいペニスを異性の眼前に晒す・・・・・・・・・しかも美少女と見紛うばかりの美少年がである―――というシーンを目の当たりにして、チコが興奮しない筈がなかった。自分の友人(実はアメリカ帰りだったりする)の腐女子はハゲxヒゲという特殊極まるカップリングが大好きなド変態だが、チコはどちらかというと美少年同士、つまりホモショタのやをいが好みであったのだ。 “わはっ(はぁと)” そしてとうとうシンイチはスカートを上に捲り上げて、フル勃起した恥ずかしいペニスを二人の異性の眼前に晒した。シオシオ状態では完全に包皮に包まれている亀頭も、フル勃起した今では半分は露出していた。勿論、茎の部分で少し下に引っ張れば完全に亀頭は露出できるので、シンイチは別に完全包茎ましてや嵌頓包茎でもなく仮性包茎であった。 まあ、亀頭が露出しているかそうでないかはやはり年相応であるべきだとチコは思っていた。小学生以下、あまつさえ幼児なのにシオシオ状態でズル剥けチンポというのも気持ち悪いし、成人男性がフル勃起して完全包茎なのも気持ち悪い。 「完全包茎って、小学生までだよねー」 などと腐女子仲間で話した事もあった。 「いやぁ、これは何ともいいカセーホーケーのチンポね。アスリンたら、このチンポを毎日弄んでるんでしょ?あーうらやまし―」 等とチコはアスリンを冷やかすのだが。 「御冗談を。誰がこいつのチンポなんか・・・汚くて触れませんって」 「あ、そーなの?」 アスリンが異性の性器でも触れ合える、自ら触れたいと思う相手は勿論キョウヤだけであり、キョウヤとのセックスを夢見て何度オナニーした事か・・・って、それはこの際さておく。 「ちゃんとチンポ全体にスプレーしたの?」 「は、はぃ・・・」 「でも、亀頭は全部ムケてないじゃない。皮が被ってる部分は?」 「そ、それは・・・していませんでした・・・」 「じゃあ、ダメじゃん!はい、もう一回やって!念の為に飲み薬と塗り薬も。それからローションよ」 「は、はぃ・・・」 アスリンに言われてシンイチはドホモルンクルリンのセットを受け取って・・・錠剤は唾で何とか飲み込んで・・・片手でスカートをまくり上げると、もう片手でペニスを軽く握ってほんの少し下に手を動かして包皮を翻転させて亀頭を全部露出させた。 “ワホッ・・・今、チンポの亀頭がプリンッって露出して・・・ゆで卵みたいにツルツルピカピカしてて・・・お、美味しそう・・・” チコは思わずごくりと生唾を飲み込んだ。 それを聞こえていて聞こえない振りでシンイチは1回分のスプレーをアスリンに言われたとおり亀頭部そして裏筋からカリ首下まで丁寧に掛けていった。 通常のスプレー剤と言えば、圧縮されて缶に封入されていたのが開放されて外に出る事で圧が下がってその分温度も下がって、缶の表面や薬液が掛かった場所は冷たく感じるのだが、このドホモルンクルリンの場合はスプレー缶はともかく薬液はその特殊成分―――媚薬や興奮剤―――のせいで冷たさなど微塵も無く、逆に温かさ・心地良さを感じられるようになっていた。 しかし、シンイチとしては何も感じていなかった。薬液が掛かっている感触はあるとしても、冷たさも温かさも心地良さも何も感じなかった。ペットや奴隷扱いされている屈辱感・悲哀感等の方が大きいからだ。それは薬液の効果・成分調整だけに注力して、使用者のメンタル部分を完全に無視したイツコの大失敗だった。 そして、最後はアヌスへの塗り薬・・・シンイチはベッドに上がるとチューブのキャップを外し、アヌスにその先端を差し込んで一気に中の軟膏を押し込んだ。 「じゃあ、次はこれよ」 「そ、それは、まさか・・・カ、カンチョー!?」 チコはアスリンがシンイチに手渡しした物を見て驚いた。まさか、両手でピストルの形を作りはしなかったが、それがどう見ても無花果型の容器だったのでその驚きの反応も致し方無かったが。 「ああ、この中身はローションですから、ご心配なく、ちゃんとここに来る前にトイレも済ませていますので」 「あ・・・そうなの・・・準備が良い事で・・・」 とか言ってる間にシンイチは無言でローション浣腸のキャップを外すと、アヌスに当てて少々中身を押し出した。注入口がまだアヌス内に入っていなかったせいで中のローションはシンイチのアヌス表面に塗布される事になった。そして、すぐにシンイチは先端を今度こそアヌス内に入れてローションを中に注ぎ込んだ。 「はぅ・・・」 ドホモルンクルリンの軟膏は大した事は無かったが、ローションの冷たさはやはりシンイチに身震いするような感触が起きた。でも、アヌス内やアヌス表面の体温で温かくなって、トオルを迎え入れるころには冷たさなど無くなっているだろう。勿論、アスリンはそれをユイコ(シンイチ)が湧き出させた愛液を塗りつけたものだと言い張るつもりだった。 と、ちょうどその時チコのケータイがコールされた。 「はい、荻上です・・・あ、そう、わかったわ。そのままこちらへご案内して・・・ええ、よろしく」 そのチコの受け答えだけでアスリンにもシンイチにもトオルがこの学園に来た事がわかった。 「凪羅くんが来たそうよ。今、校門からサエコ達が連れて来るって」 「わかりました。それじゃあ、シンイチ、またパンティをちゃんと穿いてユイコになって、愛しいトオル先輩を迎える準備をしなさい」 「は・・・はぃ・・・」 再びシンイチはアナルセックス用穴開きパンティをちゃんと穿いた。フル勃起したペニスもちゃんとパンティに付いたモールド部分が包んでくれて肌に押さえつけ、下腹部もちょっとモリマンかな?というレベルぐらいの割と自然なラインに仕立て上げてくれた。 と、今度はアスリンのケータイがコールされた。 「はい、惣竜です・・・はい、こちらは準備オッケーです。ちゃんと映ってますか?・・・はい、了解です」 アスリンは何か所かアサッテの方向を向いて手を振ったりぴーすぴーすしたりしてからケータイを切った。 「カメラも再確認してオッケーです」 何事も、盗撮して映像データとして残しておかなければ、シンイチやトオルを脅迫して思い通りにする事は不可能だから念には念を入れてチェックする事、というイツコのアドヴァイスをしっかり守った訳だ。もっとも、サトミの場合は最初のシンイチを堕としたテクのように何事も愛情(それが多少歪んだ物でもである)が最優先と考えていたのでこれほど事態はスムーズに進展はしなかっただろうが。 「はい、じゃあ後はアスリンに任せて私もみんなと一緒にモニターで鑑賞させて貰うわね」 「ええ、どうぞ、お・た・の・し・み・に・・・」 ふざけてアスリンは悪の帝国のラスボスみたいな口調でチコを送り出した。 「さ~てと・・・」 アスリンは保健室の中に目を向けた。ベッドの端には、すっかり美少女にしか見えない程に変身した美少年がちょこんと腰掛けていた。 「ドゥッフッフッフ・・・もうすぐ凪羅がやってくるわ。せいぜい変態淫乱女子中学生ユイコを演じなさいな。ちゃんと今までお勉強したようにいやらしい言葉で誘うのよ。まあ、凪羅も拒否はできないけどね」 「は・・・はぃ・・・」 「まず、ちゃんとドホモルンクルリン入りのジュースをキスでも何でもいいから飲ませる事。次に、ちゃんとコンドームは口で付けてやる事。それから、アナルはもう愛液でヌレヌレって言う事。この三つを守りなさいね」 「は・・・はぃ・・・」 「後でビデオカメラの映像をイツコやサトミにも見せなきゃならないんだから、フェラチオ・パーティした時みたいにハメ筈しなさいよ。わかったわね?」 「は・・・はぃ、アスリン様・・・女のコの振りして・・・トオルさんと・・・アナルセックスしますから・・・愉しんで見ていて下さい・・・」 シンイチは戸惑いの表情を見せながらもアスリンのペットらしくその口上をつっかえつっかえながら言い終えた。 そして、保健室のドアがノックされたのはそれから1~2分のほんの少し後だった。 その間、シンイチは心の中で何を思っていたか? もしアスリンがゲスパーしてみるとすれば、 「いよいよトオル先輩とアナルセックスしてしまうんだ・・・僕の大切なケツマンコのアナルヴァージンをトオル先輩に捧げられるなんて、とっても嬉しい・・・いっぱいいっぱい、トオル先輩にチンポミルクをケツマンコの中に注ぎ込んで貰ったら・・・僕もきっと激しくイッて、パンティの中にたくさんチンポミルクをまき散らしちゃう・・・きっと、二人同時にイケて、トオル先輩も喜んでくれるよね・・・それで、僕がそんなケツマンコをレイプされてイッてしまうアナルマゾ奴隷になった事を、アスリン様もきっとお喜びになる筈・・・僕をほもーん奴隷に調教してくれて・・・感謝します、アスリン様・・・」 “・・・とか思う筈無いわよね、こいつわ・・・きっと、どうして自分がこんな目にいぃぃ、とか、誰か助けてよおぉぉ、とか嘆いてるでしょうね・・・グフフフ、まあ、それでもいいわ・・・表面だけ従っていても、いまだにアナル感覚を目覚めさせないのが心の奥底で反抗している証拠・・・アナル感覚を目覚めさせて快楽に浸れば少なくとも悲哀からは逃れられるのに・・・あんたは自分で自分をよりつらく苦しい状況に追い込んでいる・・・ホントにバカだわ、バカシンイチ・・・まあ、心はほもーんにならなくても、いずれは究極のほもーん専用奴隷として身体も改造してやるんだから、あんたの反抗心なんてどうでもいいんだけどね・・・あんたが心の底から望まない変態ほもーん奴隷として嘆き苦しみ悲しんで一生過ごすのが私の望みよ・・・クックックック・・・アーヒャッヒャッヒャー!” という事だった。 果たしてシンイチは心の中で何を考えていたかと言うと・・・ “・・・・・・・・・” 何も考えていなかった。いや、そう言えば誤謬があるか。 無に帰りたい・・・じゃなくて、無念無想、と言えば聞こえはいいが、シンイチは何も思っていなかった。もはや諦念の境地と言うか、どうにでもなれ・どうなってもいいという心境になれば、いちいち何かを考えたいという事さえ思えなくなる。 アスリンが本物のゲスパーであっても、シンイチの心の壁に阻まれて決して何も見えなかっただろう。 そして、例えイツコの自慢のDPSでシンイチの心の奥底まで覗いても、そこには真っ暗な闇が広がっているだけだったろう。 そして、コンコンとドアがノックされた音が聞こえたのでアスリンはドアの傍に行って・・・ 「JKしたら?」等と外の相手に声をかけてみた。 「ほもーん最強でしょー」と外からも声が返ってきた。 今日はアスリン達の関係者以外は誰も学園内にいない筈―――勿論、ラングレー・コーポレーションから直に学園側に実弾を使ったのだ―――であったが、勿論用心して念のために考えていた合言葉だった。 それはそうとして、合言葉を確認したアスリンは鍵を外してドアを開けた。 「お待たせ、凪羅くんを連れてきたわ。じゃあ、どうぞこちらへ」 サエコが手招いて促すと、そこに制服姿のトオルが現れた。 「待っていたわ、凪羅センパイ。てゆーか、待っていたのは私じゃなくてユイコだけどね」 アスリンが手招きして誘うと、保健室のベッドの端っこにちょこんと座っていたユイコが気付いてぱっと立ち上がった。 「トオルさん・・・来てくれて・・・嬉しいです・・・」 キラキラした瞳で自分を見つめて来るユイコの微笑みにトオルは面食らった。こないだ練芙学園にユイコが押しかけて来て以来、トオルは何度となく彼女から口唇愛撫による奉仕を受けてきた。その最初の時に、トオルはユイコの破廉恥な写真―――贅嶺女学園中等部の女子制服を着てはいるが、後ろ向きになりながら自らスカートの後ろを捲り上げて自らパンティのバックを晒しつつ、振り返って笑顔を見せている、というものだった―――を送り付けられていた。それは勿論その日のうちに焼いて消去したが、今回はもっと破廉恥な写真を送り付けてきたのだ。 「今回の写真は凄かったでしょ?ユイコも気合入っていたものね、必ずトオルさんと結ばれるんだ、ってね」 ユイコの親友という立場―――実際は支配者という立場だったが、そこはトオルは気付いていなかった―――という事で前回も今回も写真を撮影したのはアスリンらしく、彼女がその破廉恥写真を持っているのもおかしくはなかった。 その今回の破廉恥な写真は、ポーズ的には前回と何も違っていない。違っているのは着ているもので、何と今回はセクシー・ランジェリーだった。つまり、腰までの丈のピンクのベビードールの下には同じくピンクのハイレグT-バックのスキャンティだったのだ。いや、それだけならまだしも・・・ユイコはアヌスにバイブレーターを銜え込んでいたのだ。 そんなユイコの表情は前回と同様に少々の恥じらいを感じてか頬をほんのりと紅色に染めてはいたが、それ以上にその破廉恥な姿を写真に撮ってもらう事へのwktk感から微笑んでいたのだ。 前回の写真については、もしかしたらアスリンに強要されて痴態を演じさせられているのかもしれない、という疑念も感じたが、今回の写真についてはさらに過激になっているのに嫌そうな表情はどこにも伺い知れなかったのだ。 “こんなに可愛いコがどうしてこんなに変態なんだろうか?” 「それじゃあ、私達はこれで・・・」 「ユイコちゃん、頑張ってね」 後は若い男女―――と見せかけて、実は男と女の振りをした男という、腐女子がwktkして止まないほもーん関係である―――の二人っきりにさせてあげようという、気遣いに見せかけてアスリンとサエコは退出した。 しかし、二人っきりになった事で大胆になるかと思いきや、逆にそれを意識してしまったかのようで、二人は急に無口になってしまった・・・別にトオルが来てからすぐに親しく言葉を交わしていたという訳ではなかったが。 「えっと・・・」 この部屋の至る所に取り付けられている隠しカメラで今の自分達は盗撮されている。例えアスリンがこの場にいなくても、逃げ出す事はできなかった。 「あの・・・何だか暑い気がするから・・・ジュースとか飲みませんか?」 「あ・・・別に僕は・・・」 トオルが遠慮するのも構わず、ユイコはリュックからペットボトルを取り出すと、勝手知ったる?保健室とばかりに戸棚からコップを二つ取り出してそれにジュースを注いだ。アスリンが作った、ドホモルンクルリンの錠剤を既存のイオン飲料に溶かしたジュースで、特に色も味もおかしくなってはいない。 「どうぞ・・・」 ユイコにコップを差し出されてトオルはとりあえず受け取った。それでもすぐには口に付けなかったが、ユイコがすぐに自分の分を喉に流し込んでいくのを見て特に何もないのだろうと理解して口にした。 二人ともジュースを飲んで―――ユイコは半分ぐらい飲んだが、結局トオルは暑い中を移動してきた事もあって少々汗もかいて喉の潤いも欲しかったので全部飲み干してしまった。 「・・・喉、乾いてたんですね・・・」 「うん、まあ・・・」 「まだ、残ってますけど、お飲みになりますか?」 「いや、もう大丈夫」 「ん~、なんかじれったいわね~、さっさとおっ始めなさいよ」 「まぁまぁ、来たばっかりなんだから、焦らない焦らない」 「そうそう、このwktkを愉しまなきゃ」 さっさとシンイチとトオルの生やをいしーんを拝みたいアスリンに対し、年長で腐女子歴も長いチコとサエコは余裕綽綽。 取りあえずアスリンの言いつけた第一の課題をクリアした訳だが、それからどうするか―――どうやってトオルを誘うか―――を少し考えた間は会話は途切れたが、ユイコはとりあえずベッドの端にちょこんと座った。 「あの、こちらに座りませんか?」 「あ、ああ・・・」 一応保健室だから担当教諭のデスクもチェアーもそこにはあったが、女のコがベッドに座って自分がチェアーに座っているのも何かおかしい―――ユイコを拒絶しているようにも見えるだろうし、そうなると彼女を傷付ける事になりはしないか?―――と考えて、トオルもベッドに―――ちょっとだけユイコから距離を取ってだが・・・・・・・・・すぐ隣に座るなんてそれは本当の恋仲の場合だし、少なくとも自分はユイコからは一方的な求愛(それも逃れようのない?)を受けているという認識の為―――腰掛けた。 「あの・・・写真・・・見てくれましたか?」 「えっ?ま、まあ・・・」 一応、あの写真は自分の部屋に隠して厳重に保管してある。外に漏れたらユイコにどんなに多大な迷惑が有るか計り知れないからだが、勿論オリジナルデータは誰かに奪われないように、イツコの知っている秘密の場所に隠してある。当然、アスリンならばいつでも公開できるようになっている。 「・・・あれが・・・本当の私です・・・私、ヴァギナよりもアヌスでのセックスの方が好きなヘンタイなんです・・・」 もしかしたら、男は入れる立場、女は入れられる立場であるから、同じ入れられるにしてもヴァギナよりアヌスが好きというのも有りえるのかもしれないかも?とトオルも何となく考えた。 「どうして・・・アヌスの方が好きなんだい?女のコは当然ヴァギナでセックスするのが自然だと思うんだけどね」 「だって・・・ヴァギナだったら、妊娠しちゃう恐れがあるし・・・」 「えーと・・・その為にコンドームという避妊具があるんだよね?」 二人がいる保健室内にもちゃんと避妊の為のコンドームの効能を紹介するポスターが張られていた。練芙学園では考えられない、有りえない事象だったが。 “レイナの言った通りなのかな?” 以前にレイナは女子ならではのネットワークから贅嶺女学園の風紀の乱れ・爛れた性愛についてトオルに伝えた事が有った。 「・・・そうですけど・・・私、トオルさんの為なら妊娠してもいいし・・・」 「いや、中学生でそれはダメだよ」 「ええ・・・だからヴァギナでセックスするのは妊娠してもいい頃になってから・・・その時はコンドーム無で一杯中出しして欲しいですけど・・・」 「いいぞ」 「その調子」 「問題無い、シナリオどおりだわ」 チコ、サエコ、そしてなぜかゲンドウポーズのアスリンはその先をwktkして待つ。 「だから、私、ヴァギナでのセックスはもっと後に取っておいて・・・ずっとアヌスでセックスしたいって思ってたんです・・・ほら、今もアヌスでバイブ銜え込んでるんですよ?」 ユイコはベッドから立ち上がると、トオルにお尻を向けてスカートの後ろを捲り上げた。 「なっ!?」 ユイコのお尻に何かが突き刺さっているのを見てトオルは絶句した。ペットボトルのキャップのサイズぐらいに見えるピンク色の何かが見えた。しかし、お尻を見ればちゃんと黒いパンティを穿いているのがトオルには不思議に思えた。 「・・・どうなって?・・・」 「えっと、それじゃ・・・それ、触って見て下さい・・・」 何と、ユイコは自分のアヌスに刺さっているモノに触れてみてほしいとトオルにお願いしてきた。驚きのあまりいつもの冷静さを失っていたトオルは、己の好奇心の赴くまま、ユイコに誘われるがままにそろそろと手を伸ばし、指先で触れてみた。 「えっ?・・・何だこれ?・・・モーターか何かの振動みたいなのが・・・」 「だから、それ、バイブレーターですよ?お尻の穴の中で、ぶるぶる震えているんです」 いつもアスリンの命令で咥え込まされている、太くてローリングや振動の激しいバイブと違って、音も静かで―――ただし振動の強弱やそのリズムはプログラムでランダムになっているが―――やや細身のそれは、下端部のほんの僅か1cm足らずのみがアヌスの外に出ているだけだった。もし、うっかり固い椅子に座ってしまったら、全部アヌスの中に没入してしまっていただろう。 「あ・・・意外と硬いんだ・・・」 試しにトオルは爪先でちょんちょんとそれを突いてみた。トオルの指に伝わるコツコツという感覚は、ユイコのアヌスの中では振動の揺らぎとなって感じられた。 「あんっ・・・今、突いた振動が伝わりました・・・」 「あっ、ご、ごめん・・・痛かった?」 「いえっ、全然・・・えと、じゃあ、今度はそれを引き出して下さい・・・ゆっくりとですよ?」 「あ、ああ・・・」 ユイコの変態的なそのお願いにトオルも気圧されたのか、言われるままにそのお願いを叶えようとしていく。 「はぁぅん~・・・」 ユイコに悩まし気な吐息を零させながら、その細身のバイブはゆっくりとアヌスから引き出されていく。その形状は、まるでキャンドルのように表面に螺旋のうねりを持っていた。そして、その下端部をつまんでいるトオルの指にもしっかりとした振動が伝わってきた。 “こ・・・こんなものを・・・ずっとお尻の穴に入れていたのか、このコは・・・” まあ、正確には、トオルがこの保健室に来る前の1~2分からだったが。普段から直径5cm近くもある太さのバイブをアヌスに銜え込まされてきたユイコにとって、直径3cm弱の振動のみのバイブを飲み込ませる事などたやすい事だった。しかもアヌスはローションまみれになっていたし。しかし、アスリンの究極の野望は、地球上に現存する最極太(あるいは最凶悪ともいう)最大径15cmもの超巨大バイブをも飲み込ませる事だった。その為にも徐々にバイブの径の太さを大きくしていって、あるいは外国人男性―――それもアフリカ系黒人がBESTであった―――の超巨根にアナルレイプさせて、それで最後には泣き叫びながら嫌がるシンイチを無理やりにでもその超凶悪極太バイブに上から座らせて飲み込ませるのだ。その様を妄想しながらのオナニーは最高に気持ちいいし、そこまでいったらケツマンコとしても全く役に立たなくなって、ならば究極のほもーんセックスである、尿道にチンポを突き刺してもらうというチンポどうしのセックスをさせよう、とアスリンの超妄想は変態度を究極に肥大化させ、どんな腐女子向けの薄い本はよを見ながらよりも遥かに快楽を得られるオナニーができるのだ。 話が脱線した・・・ので元のユイコとトオルのシーンに戻す。 “・・・あれ?” にゅぷ、にゅぷ、と湿った音を零しながら引き抜けていたそのバイブは、10cmほど抜けたところで引き抜くのに少々の抵抗をトオルに感じさせるようになった。 「・・・マズイよ?・・・何か引っかかったみたいな・・・」 「あん・・・大丈夫ですからぁ・・・そのまま引っ張って見て下さい・・・」 ユイコは、トオルが手前に腕を動かしやすいように少々上半身を前に倒した。お尻ではなく、アヌスがトオルの方をしっかり向いた形になった。 「・・・じゃあ・・・また、引っ張るよ?」 「お願いしますぅ・・・」 トオルはまたバイブの下端部を指でつまんで引っ張ってみた。 「はぁん・・・ヌケちゃぅ~」 少々悶えたような声をユイコに上げさせながら、そしてユイコのアヌスを広げながらバイブは抜け始めた。 “えっ!?” 先端部の半分が外に出ると、後はもうスムーズに引き抜けた。そしてその先端の形は、どう見てもペニスの亀頭部にそっくりだった。 「・・・取り出したけど・・・」 「はぁん・・・有難う御座いますぅ・・・」 顔だけ振り向かせたユイコは、己のアヌスをトオルに見せながらニッコリ可愛く微笑んだ。 「そうじゃなくて・・・これ、どうするんだい?」 「あ、はい、こちらに・・・」 ユイコはスカートのポケットからティッシュを二枚取り出して手の上に広げて、トオルはその上にバイブを置いた。ユイコはティッシュでくるんだまま、そのバイブを包んでいたコンドームを器用に外していった。 「ねね、トオルさん・・・これって、何かに似てると思いませんか?」 ティッシュごとコンドームをベッドの下に放り捨てると、ユイコはバイブを両手で持ってその手を胸の前に・・・。 形状としては片手で握れる円柱状の棒の上にそれよりちょっと太い丸く膨らんだ卵みたいな形のものが付いている・・・。 「・・・えっと・・・マイクかな?」 アイドル歌手がマイクを拝むように両手で持っている光景が頭に浮かんでトオルはそう答えてしまったが。 「もう、トオルさんったら以外と大ボケ・・・違いますよぅ、これは、今は私のアヌスに入っていたけど、本当は女のコのヴァギナに入るんですよ?似ているモノって言ったら、オチンチンに決まってるじゃないですかぁ~」 そんなハシタナイ事を笑顔であけすけに口にするユイコのペースにすっかりトオルは載せられまくっていた。もしかしたら、さっき飲んだジュースに混入されていた2倍濃度のドホモルンクルリンの成分が効き目を発揮し始めたのかもしれない。 「・・・ま、まあ、似ていると言えば似てるけど・・・」 とトオルが同意するのを待っていたかのように 「あ、違っちゃった、オチンチンだったらこんなにコチコチで先っぽもムケてないですよね・・・正確に言うと、これは、チンポですぅ」 “えっ?ちょ、ちょっと・・・” さらに変態的な言葉を耳にしたトオルはさらに面食らった。それをチャンスとゆーか隙ができたとばかりにユイコはさらに追い打ちをかける。 「私・・・トオルさんのチンポをおしゃぶりしたくて・・・ずっと練習してたんですよ・・・最初は、頭の中で妄想だけで、それからエッチな漫画やアニメやAVとか見て、それでとうとうこのバイブも買って貰って、いっぱいトレーニングしたんです・・・こんな風に・・・」 そう言うや否や、ユイコはコンドーム越しとは言えさっきまで自分のアヌスの中に入っていたそのバイブを一気にはむっ、と咥え込んだ。 “そ、そんな・・・” それがさっきどこにあったかをトオルもすぐに思い出して一瞬不快感を覚えたものの、ユイコのその熱心なおしゃぶりシーンを目にしたせいでその不快感は跡形もなく消滅し、今は別の感覚を覚え始めていた。それは、今の目の前にいるユイコが演じてみせているそのシーンを思わず何かに置き換えてしまったからだった。何回も練芙学園にやってきて―――いったいいつどうやってどこから潜り込んでくるのか全くわからなかったが―――何度もトオル自身の男性自身をフェラチオして歓んで精液を飲み下す・・・それもニッコリ笑顔で楽しそうに・・・JCにしては性欲が強すぎるのかそれともただの変態なのか、その境界はトオルにもわからなかった。 “ま、まあ・・・コンドームで覆っていたから衛生的には問題無いか・・・” 等とどうでもいい事を考えてしまったトオルは、自分のペニスの変化を自覚するのが遅れてユイコに先に気付かれてしまった。 「あ・・・トオルさん・・・今エッチな事想像してたでしょ?」 「えっ?な、何の事?」 「だって、ズボンの前がテント張ってますぅ・・・オチンチン、勃っちゃったんでしょ?」 「い、いや、その・・・」 トオルが自分の両手でそこを隠すように抑える前に、ユイコが先に手を伸ばしてズボンの上から撫で回してしまった。 「ウフフ・・・じゃあ、確認しまぁす」 トオルの了解も無しに、ユイコは慣れた手付きで―――さんざん有料フェラチオサービスをさせられていた経験が役に立ったようだ―――器用にファスナーを降ろしてブリーフの穴からトオルのペニスを引き出した。 「わぁ・・・スゴイ・・・もう、こんなにカタクなってる・・・私のフェラチオシーンを見て、コチコチにフル勃起してくれたんですね・・・嬉しいですぅ・・・」 トオルのペニスを目にしたユイコがもう色情狂と化して暴走するのはいつもの事で、トオルも静止する事も抗う事もどうする事も出来ない事はわかっていたので、そのままユイコの為すがままにされた。 ユイコはトオルのペニスを愛おしそうに頬擦りし、そして先端にキスをして、さらにパクリと咥えるとすぐさま舌で亀頭部を一回舐め回して・・・しかし、そこではたと何かに気付いたようにすぐに口を離した。 「いけないいけない、つい夢中になっちゃった・・・」 「ほほう、そのまま暴走して一本抜くかと思ったけど、思い留まったようね」 「今日の初イキはアヌスの中で、がミッションだったしね」 「まあ、ちゃんと変態してるから大目に見てあげるつもりです」 ユイコが本物の女のコだったら、やってる事は男女の性愛の営みとしてはさほどおかしな事ではない。ユイコが本当は男のコだから、実際はほもーんなので思いっきり変態している事になるのだ。 ユイコはポケットからアスリンに渡されていたアイテムを取り出した。勿論、例の虹色に輝くコンドームである。 「じっとしていてくださいネ?」 そう言ってユイコは袋を開けてコンドームを取り出し、練習してきたとおりに口でそれを咥えてトオルのペニスに被せていった。 「えっ?そんな事できるんだ・・・」 「だって、女のコだもの・・・エヘ」 男のコでありながらしっかりとシンイチは意識をすっかりユイコという女のコに切り替えていた。もはや、二重人格も同然と言える。勿論、元々は存在しなかった訳で、それは持って生まれたものではない・・・結局は強迫観念のせいで生まれた人格であり、解離性同一性障害でしかない。そしてその原因は当然・・・。 「これで大丈夫ですぅ・・・まぁ・・・生でも中出しされても・・・アヌスなら大丈夫ですけど・・・」 アヌスでの場合は妊娠の恐れはないがエイズ等のように思わぬウィルスに感染して性病を罹患する恐れがある。そのためのコンドームという訳だった。これで準備は整った。後は・・・。 “ほら、早く言いなさいよ・・・” “お尻の穴を向けて・・・” “アヌスセックスしてください、って・・・” アスリン達は固唾を・・・いや、生唾を飲んでwktkしながらその時を待った。 ユイコはベッドに上がると、スカートの後ろを上まで捲り上げてパンティを露出し、そのままでトオルにお尻を向けて四つん這いになって、振り向いて緊張を隠せない微かな笑みを向けて言った。 「・・・あの・・・トオルさん・・・どうか・・・・・・・・・ユイコの・・・アヌスを・・・・・・・・・トオルさんの逞しいチンポで・・・貫いて下さい・・・」 ヴァギナならまだしも、アヌスでのセックスをねだると言う普通の女のコではない変態そのもののそのお願いは、流石に立て板に水のようにスラスラは出て来ず、ユイコは恥じらいながらもつっかえつっかえながらも言う事ができた。 そして、トオルは・・・。 「・・・わかった・・・君の願いを叶えてあげるよ・・・」 “それでいいんだろう?惣流さん・・・” この部屋のどこかに隠れ潜んで・・・じゃなくて、どこか別の教室のモニターの前でアスリン達が自分達を見ているだろう事にトオルはとっくに気付いていた。自分がユイコに一方的にされた痴態を撮影した写真で、自分の望まない事を強要してくる連中が、この絶好のシャッターチャンスを逃さない筈が無く、しかしユイコの為に二人っきりにした以上、どこかに盗撮のカメラが仕掛けられているだろう事ぐらい、トオルにはお見通しだった。と言っても、その隠しカメラの仕掛けてある場所はお見通しではないし、それに気づいたからと言ってそれの向きを変えたり撮影できなくしたりする事もおそらく後々に今より窮地に陥る可能性があったのでトオルには何もできなかった。 セックスなんて知識はあるが勿論実体験はない・・・でも、どうすればいいかはわかっていた。ユイコがいつもバイブとかでアヌスでオナニーしているのなら、もう何かが入れられたとしても苦痛など何もないだろう。 そして、トオルはユイコのお尻の前に膝を進めて、ユイコのパンティのバックの穴―――ちょうどそこだけくり貫かれていてユイコのセピア色のアヌスが見えていた―――に自分のペニスを向けた。 「・・・じゃあ・・・いくよ・・・」 「・・・きて・・・トオルさん・・・」 そして、トオルはさらに膝を進めて、ついにユイコのアヌスに自分のペニスをキスさせた。 ドホモルンクルリンの成分の効果かわからないが、その接触の感触はトオルのペニスを疼かせた。感触としても、どちらかと言うと湿り気に近いヌルミがあるように思えた。 “あ・・・” ほんの少し腰を前に動かしただけだったのに、トオルのペニスはユイコの身体を前に押しやる事も無く、スムーズにその先端がユイコのアヌスにめり込んでしまった。勿論、先に仕込んでいたローションのおかげで抵抗を感じる事が無かっただけである。 「あん・・・トオルさん・・・もっと・・・入れて・・・」 「あ、ああ・・・」 亀頭部の先端だけをアヌスに銜え込まれ、その締め付けに仄かな心地良さを覚えていたトオルは、ユイコにせがまれてさらにもう少し腰を突き出してみた。すると、するりとトオルのペニスの亀頭部はユイコのアヌス内に飲み込まれていった。勿論、アヌスに侵入する際は亀頭部に心地良さが与えられた。 “うぁ・・・は・・・入る・・・入っていく・・・僕のペニスが・・・このコのアヌスの中に・・・” “あぁ・・・は・・・入る・・・入ってくる・・・トオルさんのが・・・私のお尻の中に・・・” 片や、アヌスにではあるが初めてのセックスの感触に、片や初めての本物の生ペニスを入れられて、互いに何かを感じて・・・いや、思っていた。 片や「こんな事をしていいのだろうか?・・・でも・・・何となく心地良い・・・」という思いが心の中に沸き起こってきて、片や「とうとう本物のペニスをアヌスに入れられてしまった・・・でも、もう受け入れるしかない・・・」という、まあ、事情を完全に知って分かり合っている状態ではないせいであるが故に、双方の気持は微妙にズレたものだった。 そして、トオルのペニスは亀頭の一番太い部分であるカリ首がユイコのアヌスに飲み込まれると、すぐにユイコのアヌスは密着するように口を閉じてトオルのペニスをしっかりと咥え込んだ。 「は・・・入ったよ・・・君のアヌスの中に・・・僕のペニスが・・・」 「はい・・・感じます・・・トオルさんの・・・チンポの脈動が・・・私のアヌスに伝わってきます・・・」 「んもう、じれったいわね、何モタモタしてんのよ・・・さっさと激しくほもーんセックスしなさいよ!」 「まぁまぁ・・・初めてのアナルセックスなんだからそう簡単に激しい展開にはならないってば」 「焦らない焦らない。それに、今日が限りって訳でもないんでしょ?」 相変わらず性急なアスリンと余裕をかますサエコにチコ。資金があるからこそ、貪欲な野望を持つアスリンに対して、平凡な立場の腐女子であるサエコとチコはアスリンの計画に便乗して愉しめればいいというスタンスである。てゆーか、二人はまだアスリンの恐るべき変態欲望を聞いた事は無かった。もはや腐女子の腐敗レベルとしては、二人をとっくに凌駕する汚超腐人と化しているアスリンのその変態欲望を知ったら、流石にその二人も思いっきり引くかもしれなかった。 「あの・・・トオルさん・・・もっと・・・奥まで・・・入れて下さい・・・」 「えっ?」 「・・・トオルさんの・・・チンポを・・・全部・・・根元まで・・・」 「え・・・でも・・・入るのかな?」 まあ、人間のアヌスは思ったよりも大きく広がったり長い物を排泄できる事のだが、聡明なトオルも今のこの異様な状況ではその事に思い至る事も無かったようだ。 「・・・大丈夫です・・・この日の為に・・・いっぱい、アヌスでオナニーしましたから・・・きっと、全部、入ります・・・・・・・・・お願いです、トオルさん・・・私のアヌスの中を・・・トオルさんのチンポでいっぱいにして・・・トオルさんのチンポの全部を・・・アヌスで感じたいです・・・」 素面・・・いや、素のシンイチであれば、そんなセリフは死んでも言いたくない、言うなら死んだ方がマシとも思える・・・まあ、死にたいと思っても実際に自ら命を絶つ勇気も無いのだが・・・ようなものなのだが、意識をユイコという女のコに切り替えていたおかげで、アスリンからさんざん「勉強」と称して強要されていたいわゆる18禁やをいの同人誌やアニメを読まされたり見させられたりしていたせいで、そこで見ていつの間にか覚えてしまっていたセリフを途切れ途切れながら思い出して口にできたのだ。 「わかった・・・じゃあ・・・」 トオルはユイコの腰を掴むとそれを支えにして少し膝を前に進めると、さらに腰を前に押し出してみた。すると、するするとトオルのペニスは何の抵抗も感じずにユイコのアヌスの奥へと侵入していった。アスリンとしてはドホモルンクルリンの勝利と言いたいところだったが、実際はローションのおかげに過ぎなかった。 「・・・すごい・・・すんなり入っていく・・・」 「だって・・・アヌスの中は・・・私の愛液でいっぱいだから・・・」 「え?女のコって、お尻の穴にもヴァルトリン氏腺液が分泌されるの?」 「いえ、そうではなくて・・・私、凄く濡れるんです・・・それで、オナニーで出た愛液を今まで貯めてて・・・いっぱいになったから、トオルさんのチンポを入れて貰うために・・・」 「あ、なるほど、そういう事なんだ・・・」 トオルのペニスをアヌスに入れて貰うためにバイブでアナルオナニーをやり続けて慣らし、なおかつそのオナニーで感じて分泌しまくった愛液をこの日のためにずっと貯めておいたらしい・・・普通のローション並の量まで愛液を貯めるにはいったいどれほどの回数・時間をオナニーで費やしたのか・・・それもこれも一方的で狂気に近い恋愛感情によるものであるが、それでも大変な事だとトオルは思った。そしてそれはユイコに対する愛しいという感情になんとなく似ていた。 「そこまで僕の事を想ってくれてるのは・・・よくわからないけど、なんとなく嬉しいような気がするよ」 「あぁ・・・嬉しいです・・・私のケツマンコに・・・初めての生チンポ・・・」 ユイコは少々アヘリ顔に近い感じで本当に嬉しそうに微笑んだ。 「・・・どうか、もっと・・・もっと、ユイコのアヌスの中を味わって下さい・・・」 そう言ったユイコのアヌスがキュッキュッと緊張と弛緩を繰り返し、トオルのペニスの根元を刺激した。女性が持つ本来の性交器官であるヴァギナならば、全体がそんな運動をしてペニス全体を愛撫してくれる訳だが、アヌスの場合は入り口だけに締め付けがあり、奥ではそんな事はできない。必然的にアナルセックスで快楽を得るには、ペニスをピストン運動して入り口で手や口のように締め付けて扱いて貰うしかない。 「トオルさん・・・私のアヌスの中で・・・チンポをピストンして・・・」 「あ、ああ・・・」 トオルはユイコの狂的な哀願に困惑しながら、その微笑の誘惑に乗ってしまった。

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