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第11話 そのイチ
第11話
(case[A]・・・惣竜アスリンの場合 その1)
“いよいよ今日は待ちに待った、キョウヤさんとの初デート・・・何としても今夜はキメなくちゃ!”
この日の為に準備していたお気に入りのピンクのブラとパンティの上下のセット―――いくら勝負下着と言っても、露骨に男性を誘惑するようなキワド過ぎるのを着ていたら逆にドン引きされるかもしれないと考えて、セクシー度はやや抑えてどちらかと言えば清楚あるいは可愛らしさを感じられる、JCらしいものにした―――に身を包んだアスリンは、これまた一番お気に入りのレモンイエローのワンピースに身を包み、ラヴェンダーの香水もほんのりと利かせて少々背伸びしたがっている少女を演じる事にしてみた。
デートコースは、最初に海賊船で芦ノ湖一周してから、駒ケ岳へ昇って、最後に湯本温泉街でウィンドウ・ショッピング・・・なんてダサイものでは無くて、アスリンが考えに考え抜いて決めたものだった。
マンションのエントランスを出たすぐそこで待っていると、一台の高級スポーツカーらしき車が爆音を上げてやってきてそこで止まった。車の事などほとんど興味が無いアスリンでも、その赤い車体とノーズのエンブレムの跳ね馬を見ればその車が何かぐらいはすぐにわかった。
「お迎えに参上しました、お姫様」
軽い冗談を言いながらその車から降りてきたのはキョウヤだった。相変わらずの黒が基調のスーツをビシッと決めていたが、それは彼の任務上、例えプライベート時でも何か発生すれば即事に当たれるようにと厳格に決められている為、致し方なかったのだが、それはそれでアスリンにもカッコ良く見えたのだから問題ない。
「それでは、どうぞ」
キョウヤがわざわざアスリンの為にドアを開けてくれた事でアスリンもまた少々のぼせるのだが、勿論アスリンが開け方を知らないだろうとキョウヤが考えての事に他ならなかった。
それはそれとして、滅多に目にする事のないイタリアンスーパースポーツカーに周囲の人々の耳目を集めつつ、アスリンを載せてキョウヤは出発した。
最初のアスリンのご希望の場所は、何とこの街で一番の高級デパートだった。もしかしたら何か高級なバッグとかアクセサリーとかを買って欲しいとおねだりして来るのかも?とキョウヤは推測したのだが、アスリンがキョウヤを連れてきたのは、何と・・・。
「おいおい、ここは水着売り場じゃないか・・・それも女性用のばっかり」
今シーズン―――と言っても一年中夏では殆ど意味が無いのだが、それでも水着でヴァカンス、レジャーという時期は以前の四季がある頃と同様だった―――の新作水着が今日からお目見えという事で、アスリンはそれを目当てに来たのだった。
シンプルなモノカラーのハイレグワンピースや鮮やかな花柄のローライズなビキニといったスタイリッシュあるいはフェミニンなタイプの水着の中に混じって、眼帯みたいなトップスにボトムスはハイレグなのにローライズという謎なブラジリアンタイプもあったが・・・。
“こんなのは、シンイチにお似合いよ・・・真っ平な胸に眼帯ブラして、極悪・・・じゃない、極小T-バックスキャンティ穿いてフル勃起したチンポ丸出しにして喜んでるのが目に浮かぶわ”
等と少々イカレた妄想も繰り広げたが、結局アスリンが気に入って選んだのは、上下とも赤白のボーダーラインでトップスが△ブラ・ボトムスが結構キワドいハイレグになったセットだった。ちなみにバックを見れば少々お尻の割れ目が覗いているというちょいエロな要素も入っている。
「いやはや・・・まだ中学生には早いんじゃないかな?」
「キョウヤさんったら遅れてる~、今時JCでこれぐらい着てるってば」
しかしそれは以前にアスリンがいた場所で言えることであって、今は少々先を進み過ぎているきらいもあるのだが、それをアスリンが着ると別に何もおかしくなかったりする訳だ。
高級デパートを後にした二人は、キョウヤのドライブで海岸傍のホテルのオシャレなプールへとやってきて、アスリンはその水着姿をキョウヤに披露した。
「キョウヤさん、どうかしら?」
「ふむ・・・まだ早いんじゃないかなと思ってたけど・・・良く似合ってるよ」
「ホント!?お世辞でも嬉しいなっ!」
アスリンは思わずキョウヤに飛びついてしまったが、キョウヤの方はスーツのままである。
「ははは、私はプールサイドでお茶でも飲んでるから、君は遊んでおいで」
ホテルの併設のレジャープールにはごく普通のプールの他に、波が出るプール、洞窟などに流れるプール、ジャグジーのあるプール、ウォータースライダー、ターザンロープ等の遊戯、七色に輝くプール等があった。アスリンはせっかくなのだからそのどれをも愉しむ事にした。
誰もが振り返る伝説の美少女と言う表現がぴったりのアスリンであるからには、一人で遊んでいたりするとナンパしにくるチャラ男が群がって来るかと思いきや、このホテルはハイソ向けだったりするのでそんな輩はおらず、心配するまでも無かった。しかし、アスリンが遊び回ってる間、キョウヤはプールサイドの椅子に座ってアイスティーを飲んでくつろいでいる風を装っているだけだった。
「そんなスーツで暑くないんですか?」
一しきり遊んで水から上がってきたアスリンに訊かれたキョウヤは・・・。
「心頭滅却すれば火もまた涼し、ってね。全ては自分の意志で如何様にもなるものなんだよ」
等と暑さなど気にも留めない様を見せてそれだけでアスリンに尊敬の眼差し―――と言っても、実はキョウヤが難しい言い回しをしたという事に対して、というのが本音だったようだが―――を向けられたキョウヤだったが、その余裕は実はスーツの内側にクールダウンシステムが組み込まれているせいなのはここだけのヒミツである。
ちょうど頃合いもお昼となったので、アスリンとキョウヤは予約していたそのホテルのレストランで目の前に広がる青く美しき海原を見ながらランチを取る事にした。
キョウヤの方はただのビーフカレーという簡単なものだったが、アスリンに出された料理は前から彼女が食べたがっていた料理を特別に依頼して調理して貰ったものだ。
そのトレーには、ふんわりオムレツが載ったチキンライス・ハンバーグ・エビフライ・唐揚げ・ナポリタン・フライドポテト・サラダが少量ずつ盛られ、ドリンクとしてオレンジジュース、デザートとしてプリンが付いていた。流石にそれとわかるようにトレーにキャラクターが描かれているとかチキンライスの上に国旗爪楊枝が刺さっていたりとか女児向けのマスコット人形などはなかった。つまり、お子様ランチである。
「これこれっ!アメリカにいた頃はこんなの無くて、日本にはあると知ってから食べたかったんだ~」
「気に入ってくれて何よりだよ」
お子様ランチを嬉々として食すアスリンは、やはりキョウヤの目には子供コドモしていた。
それからアスリンはまたキョウヤのドライブで―――プールで遊び過ぎたのとランチでお腹が膨れた事もあって、すぐに寝入ってしまったが―――第三新東京市まで戻ってきた。
地下駐車場に車を入れると、二人は繁華街をまた一先ず歩き出した。アスリンの次のご希望は映画鑑賞だった。
二人が見たのはとある洋画で、昼はオフィスで活躍する女性達の夜のセックスを描いた作品であった。そのセックスシーンは一切モザイクが無くて―――勿論、モザイクを必要とするシーンが一切無いという訳では無い。ちなみに巷のアダルトDVDでは別にモザイクを要する部分が映らなくなったのにいちいちモザイクをカットするのが面倒だから次のモザイクを要するシーンまでそのままモザイクをかけっぱなしという手抜き作品が圧倒的多数だが―――子供の鑑賞は保護者同伴が必須だったので、アスリンはキョウヤに同伴をお願いした訳だった。
自分も大人になったらまずはキャリアウーマンとしてバリバリ働き、その実力を認められてやがては萩生コンツェルンのトップに立ちたいと野望を持つアスリンとしては、映画に登場する魅力的な女性達のオフィスでの活躍ぶりが理想の憧れの姿に見え、彼女達の物事の考え方・生き方をしっかり覚えて忘れないでおこうと思ったし、恋人との夜のセックスシーンでは自身の今後の来るべきその時に備えて目をギンギンにして刮目していた。そして、エンディング(スタッフロール)もしっかり最後まで見届けて館内の天井照明が灯ってから席を立ち、記念にパンフレットもちゃんと購入した訳だ。
「とっても素敵な映画でしたね・・・」
キョウヤが宿泊している、夜景の素晴らしい一望が拝める高級ホテルの最上階のレストランでの夕食のディナー―――まずはトマトやビーツにイチゴやスイカといった赤色系の野菜・果物のサラダ、続いてブルーリキュールで色付けした甘エビ(卵持ち)とナスの煮物、カレー風味の鶏肉とサフランで黄色く色付けした豚肉を包んだ炒め物、ミントやクレソン等の緑の葉物が爽やかに香るニョッキ入りスープ、最後のデザートはアスリンはアイスクリーム(チョコ味)でキョウヤはコーヒー(ブラック)を頼んでいた―――を食べて最後のデザートを待つ間、アスリンはそのシーンを思い出してうっとりとした表情になった。
アスリン自身は勿論ヴァージンであるが、セックスの何たるかはちゃんと理解していた。男女の愛の営みであり、その結果として子供を授かる事になるのだが、しかしそれを裏を返せばただの人間の動物としての種族保存の本能による行為に過ぎない訳だが、動物ではただの子作りであるのに対し人間はお互いに性的快楽を愉しむ目的もあるのが本能しかない動物とさらに理性を備えた人間との違いであった。
“ついさっきはUFOキャッチャーで一喜一憂していて子供コドモしていたと思えば・・・”
映画を鑑賞し終わってディナーまでちょっと時間があるという事でアスリンは近くのアーケードゲーム店に寄って、UFOキャッチャーで某海洋冒険アニメに登場する動物キャラクターのぬいぐるみを取ろうと一喜一憂していた。しかし、そのUFOキャッチャーは極悪設定でアームが非常に弱く、目的の品を掴んだとしても取り出し口まで移動を開始した途端に揺れて落としてしまったので、アスリンはムカついてその機体にケリをぶち込んだりしたのだが、その弾みで振れた腕が背後のシューティングゲームをしていた外国人ゲーマーに当たってしまい、たまたまノーミスで終盤に来ていたのにそのせいでコントロールをミスしてmissしてしまった―――そのシューティングゲームは序盤からアイテムを取っていって徐々にパワーアップしていくものだったのだが、一度missすると復活は99.89%無理という極悪レベルに設定していたらしい―――という事で、アスリンもゲーマーとしてその気持ちはよくわかるので素直に謝罪したのだが、憤懣やる方ないその外国人はゲーム代は勿論、慰謝料まで要求してきたので、元はと言えばUFOキャッチャーもシューティングゲームも極悪設定になっていたのが原因だとキョウヤが議論を誘導し、結局店側が悪いという事になって、なんだかんだでアスリンはぬいぐるみを手に入れる事ができたのだが、その外国人と店がどんな決着をしたかについてはアスリン達の関知するところではなかった。まあ、結果を言えば、極悪設定と言えどもノーmissで終盤まで来ていたのでゲーマーは十分な実力を持っていたのは確かで、それでmissしたのは店側としては不可抗力―――アスリンの手が当たったのが原因である―――という論にひっくり返されて、それでまたアスリンに謝罪と賠償を要求しようとした時にはもう既にアスリン達はいなくなっていて、外国人は喚いていたとか・・・どうでもいい話だった。
「・・・例えば、どの場面?」
「全部です。四人の女性がオフィスで男性に指示したりあるいはフォローしてあげたりしてバリバリ働いて会社の業績をどんどんアップさせて行く展開は見ててとても楽しかったし、そんな彼女達も夜は愛する男性達との恋愛に悩んだり喧嘩したり、でも最後には愛し合ってハッピーエンドだもの・・・私も彼女達みたいに仕事も恋愛も大成功させてみたいです」
「そうか・・・才色兼備の君なら、きっと素晴らしい未来が待ってるよ。でも、より上を目指すためには、もっともっと努力しなくちゃいけないよ」
それにアスリンが答えようとした時にちょうどアスリン用の食後のデザートとキョウヤ用の食後のコーヒーが届けられた。
「うん、美味しいです」
とアスリンはニコニコ顔でチョコのアイスクリームを食べて舌鼓を打った。
“大人びた事を言ったと思ったら、また子供っぽい素振り・・・どっちが本当の姿なんだろうな・・・”
それをキョウヤが理解する事になるのはそれから少し後の事だった。ディナーも済んでさてアスリンを送り届けようと思ったら、アスリンが真剣な眼差しで相談があるので話を聞いて欲しいと言ってきたのだ。
陽も落ちているので予定をこれ以上遅らせるのはマズイし、保護者のサトミの事も考えれば「それについては、また今度・・・」とあしらうべきかもしれなかったが・・・。
「シンイチとの事なの・・・」
とアスリンの少々潤んだ瞳でお願いされてしまうと、キョウヤも無下にする訳にはいかなくなった。シンイチと仲良くなって自分達の陣営に引き込む事・・・それに成功する事が萩生一族として認められるためにアスリンに課されたミッションである事はキョウヤも知っているし、その為の資金援助もしているのだから。
だが、キョウヤが自分の宿泊ルームにアスリンを入れると
「キョウヤさんっ!」
アスリンはいきなりキョウヤの背中に抱き着いてきた。
「・・・相談というのは・・・嘘だったのか?」
「キョウヤさんが好き・・・初めて遭ったあの日から、ずっと私の心はキョウヤさんのもの・・・でも、私には・・・シンイチを落とすという任務が・・・」
「それと、今の君に何の関係が有る?」
「・・・どうせなら・・・初めての相手は・・・心から好きな人がいい・・・キョウヤさんに・・・ヴァージンを捧げたいの・・・」
シンイチと仲良くなって自分の陣営へ引き込む―――下衆な表現をすれば、グレート萩生の言う「たらし込む」という事になるが―――その為に、最終的にはアスリンは自分の身体を使ってでも・・・そう考えている事をキョウヤも気付いた。
「だから・・・お願いです・・・・・・・・・私を・・・抱いて下さい・・・・・・・・・」
そこまで言って、とうとうアスリンは忍び泣きを始めてしまった。
“グレート萩生も、酷な任務を与えたものだ・・・”
そして、アスリンが自分の身体を使ってまでシンイチを誘惑しなければならない切羽詰まった状況にあるのだろうという事にも思い至った。
“だが・・・それが萩生一族の運命(さだめ)ならば・・・それに勝って己の道を切り開かねばならないのも事実だろう・・・”
アスリンがシンイチと結ばれ、二人が結婚するとなれば、それは戦国時代の政略結婚にも等しい事象であろう。萩生一族の為に自分の人生を懸けるそのアスリンの悲壮な決意を知るに至り、さしものキョウヤも仏心を復活させざるを得なかった。
「わかった・・・今宵、一夜限り・・・君を私の妻にしよう・・・」
「キョウヤさん・・・ありがとう・・・」
アスリンはキョウヤの背中を掴んでいたその手を前に回してもっと強くキョウヤに抱き着こうとしたその前に、キョウヤはそのアスリンの手を掴んで捉えた。そして身体をねじってアスリンの身体を前に流したかと思うとふわっと振り向かせてそのまま抱きしめた。その一連の動きが格闘戦の修練で身に付けた体術の応用である事など、アスリンが気付く筈も無く。
「ちょ、ちょっと待って・・・シャワー浴びて来る・・・」
そのままキスされてベッドに押し倒されるかもしれないと感じたアスリンは、そう言ってキョウヤの手を振りほどいてバスルームへ駆けていった。あくまでもキョウヤに抱かれる時は清い身体でいたいという乙女心である。
「待たせたな」
シャワーを浴び終えたキョウヤがシャワールームから出てくると、先にシャワーを浴び終えていたアスリンはもうタオルケットに包まっていた。
「気が早いんじゃないか?」
「だ、だって・・・恥ずかしいもの・・・」
シャワールームを出てきた時に着ていたバスローブは水気を十分吸い取ってその役目を終えて床の絨毯に放り捨てられていたので、タオルケットの中のアスリンは全裸で待機していたという事で、キョウヤにからかわれてしまったのだ。
「フフ・・・そういう君の可愛らしいところは私も好きだ」
キョウヤはアスリンに微笑んで頭を拭いていたタオルを床の絨毯に放り捨てると、アスリンの体を覆っているタオルケットの裾を少しめくってベッドの上に腰掛けた。
「ちょっと待って・・・灯り消して・・・」
「何故?」
「だ、だぁってぇ・・・恥ずかしいもん・・・」
アスリンは頬だけでなく顔じゅうを赤く染めてしまった。
「だけど、それはダメだ。私は君の裸を見てみたい」
そう言ってキョウヤはアスリンが掴む前にタオルケットをぱっと取り払ってしまった。0.1秒の反応の遅れが命を落とす事になる世界で生きているキョウヤの速さにアスリンが叶う筈も無かった。
「あっ・・・やぁん・・・」
アスリンは片手を横に置いて両の乳房を、もう片手を下に伸ばして秘所を覆って隠した。
「ここまで来て何を恥ずかしがる・・・往生際の悪いコは好きじゃないな」
「で、でもぉ・・・キョウヤさんだって・・・隠してるし・・・」
アスリンの言うとおり、キョウヤはまだ下半身をバスタオルで覆っていた。
「それに・・・きっとキョウヤさんは・・・女の裸なんて見慣れてるでしょうけど・・・」
だからアスリンは先にキョウヤの裸・・・というよりそのペニスを見たいという事だった。男の上半身など海やプールなどで普通に見れるし。
「確かに君よりも異性経験は多いよ。でも、女性の裸は誰でも同じと思ったら大間違いさ。一人一人が違って当然、だから君の希望だけが優先される事にはならない。お互いに初めてならば、それまでの経験なんて無関係なんだ。わかるね?」
「はぃ・・・」
だからこういう時は3、2、1・・・とタイミングを合わせてハッスルするしかない。そんな訳で、二人は同時に己を見せあった。
「わぁ・・・スゴイ・・・キョウヤさんの・・・そそり立ってる・・・」
「フ・・・君の美しい裸を見たからかな」
アスリンの乳房は日本人JC3の平均値を軽々と凌駕した膨らみで、若さ故に見事な張りを保ち、垂れる素振りさえも感じられない美しい形をしていた。勿論、乳頭の色もクラスメートより大人らしく薄っすらと色付いてはいる。そして乳暈は、少々盛り上がっていて巷では三段ロケットと呼ばれるような感じであるが、色付きはさらにおとなし目で、大きさも別に普通のサイズの可愛らしいものだった。
何度か女性と体験は有るが、勿論未成年とは初めてであり、まだみずみずしいアスリンのバストの魅力にキョウヤも興奮を隠せないようだった。
「嬉しい・・・私の身体で・・・こんなに興奮してくれて・・・」
長さ・太さともサイズとしては日本人男性平均を越えているし、完全に露出した亀頭部の張りも艶も天井照明を浴びて煌くようで、そのカリの高さも申し分なく、裏スジや幹に走る血管の浮かび上がりもゴツゴツとした感じで、無数のシワが乱れ入っている睾丸部も大きく、使い込んでいそうなのに、色素の沈着もさほど無くて黒ビカリしてないのがアスリンにとっては恐怖心を和らげてくれたし、ちゃんと陰毛も綺麗に一本残らず処理して見るからに清潔にしている事がよくわかってさらに好感度を上げていた。
「・・・ステキです・・・キョウヤさんの・・・DICK・・・」
「気に入って貰えて光栄だよ。では、次は・・・」
キョウヤに事細かく言われなくてもアスリンにもわかっていた。男性器はそのままでも大きさや形や色がよくわかるが、女性器はそうはいかない。そのままではラビアがしっかり閉じていてクレヴァスが見えているだけなので、女性器の神秘はよくはわからない。自分自身だって、両脚を開いてその前に鏡を立てなければ良くは見えない事も経験でわかっている。
「・・・ど・・・どうぞ・・・」
アスリンは恥ずかしさで思わず泣いちゃいそうになるのを必死にこらえ、両膝を立てて両腿を左右に開いた。
言葉で表現すると陳腐となってしまう、絵にしようとしても描けない・・・全然初心なネンネのそれであったり、プロの女性のそれのように使い込んで少々くたびれた感じがすれば引くのが当然だが、アスリンのそれはやはりその年頃らしく、覚えたてのオナニーで刺激しまくったらしい痕跡が見られ、オナニーを知る前に比べて確かに変化が始まっているのがよくわかるものだった。その各部位の色、形、大きさとも、キョウヤのリビドーを甚く刺激せずにはいられないようだった。
「・・・とても・・・魅力的だよ・・・君のPUSSYは・・・」
「やぁん・・・恥ずかしいよぅ・・・」
アスリンは思わず両脚を閉じようとしたが、それをすぐにキョウヤの手が防いだ。
「見られあっただけでそれでは、何も始まらないぞ。君も異性の身体が気になる年頃だろう?」
アスリンは自分の心の内をキョウヤに見透かされてしまって恥ずかしさに身体中をほんのりと赤く染めてしまったが、それでもここまで来た以上、後には戻れなかった。
「男女の営みは・・・相手の身体を良く知ってからでないといけない。良く知るためには、見るだけでなく、触ってみなければね・・・」
キョウヤはそう言ってアスリンの傍に横になった。
「ほら、これで互いに自分の手が相手の性器に届くようになったよ」
「ふわぁ・・・」
さっきは互いに向き合っていたのだが、今度は左右に並んで横になっている訳で、キョウヤのDICKも斜め横から見る事になり、また違う形に見える事にアスリンは今更ながらに感動し興奮もした。正面から見るよりも、亀頭部のシルエット・・・特にカリの高さがよくわかるからだ。
「じゃあ、お互いに相手の性器を触ってみよう。いいかな?」
「は、はい・・・」
キョウヤの手が動いたのとアスリンの手が動いたのは同時だった。だが、先に相手の性器に手を触れたのはアスリンだった。
「わ・・・熱い・・・」
初めて男性器に触れた事に感動を覚えながら、その手に伝わる感覚を受け止める事にアスリンは集中した。そしてその温度だけでなく、感触もまた驚きだった。
「それに・・・硬い・・・」
表面・・・と言っても薄皮一枚は柔らかさを感じられるが、その下は硬くまるで鉄の棒でも入っているような気がしてアスリンは思わず口にしていた。
“こ、これが・・・私の中に入ってくる物なんだ・・・”
漫画やアニメなどの二次元は勿論、写真・動画はおろか、実物さえ目にした事もあるアスリンであるが、実際に手で触ってみたのはこれが初めての経験だった。そして、男女の営みなら一応は知っている訳で―――もっとも、腐女子であるが故にやをいBLほもーん関連の偏った性知識の方が多いが―――その瞬間を一瞬妄想して思わずだらしない笑みをこぼしそうになりかけたが。
「ひゃんっ!?」
いきなりアスリンはキョウヤに性器を―――と言ってもまだラビアだけだったが―――触られてしまい、思わず驚いて小さく可愛い悲鳴を上げてしまい、おかげでだらしない笑みを晒す事を回避できた。
キョウヤの指はラビアに触れると言うよりは優しく撫でるという感じで動き続けた。
“あぁ・・・キョウヤさんの指が・・・私のオマンコを撫でてる・・・でも・・・どうせなら・・・中まで・・・それで、中の襞も・・・クリも・・・弄って・・・”
オナニーでの妄想が現実のものとなり、アスリンの性欲はさらに大きく膨らみ始めていた。
だが、キョウヤの指はアスリンのクレヴァスの中に侵入はしたが、そのまま動きを停めてしまった。
「やだ・・・もっと・・・して・・・キョウヤさん・・・」
思わずおねだりしてしまったアスリンだが。
「君の手が停まってるぞ?」
確かにアスリンはキョウヤにPUSSYを触られる事の感動を漏らすまいと集中していたので、自分がキョウヤのDICKをただ触ったままで何もしていなかった事に気付かなかった。
「で、でもぉ・・・」
「自分だけ快楽を得るのはアンフェアだよ?」
言い換えれば一人ヨガリはNGということだ。
「・・・わかりました・・・で、でも・・・初めてだから上手くできないかも・・・」
「大丈夫、相手を想う強い気持ちがあるなら君にもできる」
アスリンは一応予防線―――この日の為に脳内妄想してそれがオナニーに発展するほどであったシミュレーションを思い出す事にしたが、上手すぎるとあらぬ疑いを掛けられる事になると思った訳だが―――を張ってみたのだが、キョウヤは優しく励ます様に応えた。
とにもかくにも、アスリンはキョウヤを悦ばせるために彼のDICKへの愛撫を開始した。
最初はいろんなところを指の腹で撫でるように擦る事でキョウヤのDICKの各部の感触を確かめていった。
“わぁ・・・幹のところは血管がゴツゴツしてる・・・裏側のココが・・・所謂裏スジね・・・あ、ココがカリ首・・・亀頭につながる所が少し膨らんで・・・だから、男性器の事を松茸とかに例えるのね・・・でも、包皮って何処にいっちゃったんだろ?亀頭を覆っていたのが、フル勃起で包皮がムケて亀頭が露出するんだからどこかに痕跡があると思うんだけど・・・”
アスリンは探求心が首をもたげて来て、キョウヤに指でラビアを拡げられていっている事にも気付かないようだった。まあ、普段はパンティに接している部分であるから然程性的には敏感な部分では無いからだったが。
“・・・あ・・・ここ・・・カリ首の裏側?襞てゆーかスジてゆーか、シワみたいなトコが・・・もしかしてこれがその痕跡?”
正確に言えば、ペニスのフル勃起で唯一膨張しない部分がその包皮である。その包皮は、アスリンが気付いた亀頭部のカリ首の裏側の部分からその下を覆う形で付いていて亀頭を包んで保護するようになっている訳で、フル勃起してしまったら亀頭の膨張のせいで下に引っ張られるように翻転してしまうので、包んでいた部分がわかりにくくなってしまうのだ。
“クリが変化した部分って習ったけど・・・女のコとはやっぱりムケ方も違うんだ・・・”
触らなければわからなかった事を知ってアスリンは少々感動を覚えながらも、さらにお触りを続けていく。
“ここが亀頭・・・幹の部分と違って、ツルツルしてる・・・やっぱり、入って来る部分の先端だから、スムーズに入るように滑らかな表面になってるのかな?”
アスリンは亀頭部を触り倒した―――経験値のあるキョウヤならそれも心地良いのだが、未熟なシンイチやトオルであれば痛みを覚えるかもしれない不躾な触り方だった―――が、その直後、
「ひゃぁんっ!」
とアスリンはまたまた小さく可愛らしい悲鳴を上げた。アスリンのラビアを開いて中に侵入したキョウヤの指が、インナーラビアの上を滑ってまだ包皮に隠されていたクリを撫で上げたのだ。
「君は、オナニーとかはまだ未経験なのかな?」
アスリンはオナニーぐらい何度も経験してオルガに達した事もある。その年頃の少女ならばオナニーぐらいしていて当然であり、別に何も恥じる事では無いのだが・・・未経験だと真っ赤な大嘘をついて清楚ぶってもキョウヤにコドモ扱いされるのがオチ―――現に、今もキョウヤはアスリンを半分はコドモ扱いしているような、教え導くような口調なのはアスリン自身も気付いている―――であるし、真実としてオナニーぐらい朝飯前・・・などとオトナぶって答えようものなら、それはそれでキョウヤになんとなく減滅感を持たせるかもしれないし、何て答えるかを考えてたどり着いたのが
「そ、そんな事・・・恥ずかしくて・・・言えないもん・・・」
という答えだった。だが、手にしたキョウヤのDICKを決して離さなかったのは、キョウヤの指で愛撫された感じた快感は自分で得た事も有るからある意味慣れていたという事で、それよりも初めて触る男性器への好奇心の方がより勝ったという事かもしれなかった。
「そうか・・・じゃあ、君への愛撫は少しお休みしよう」
「ふぇ?」
「まずは君の好きにしてごらん。それで私が気持ち良くなったら、その次は攻守交替だ」
経験値の差が好奇心の差となって表れた訳だ。キョウヤは経験値が高いからアスリンのPUSSYに然程大きな興味を持たない―――確かに個人によって感度とか大きく感じるポイントの位置といった差はあるがそれは些細なものだ―――という事だ。だが、アスリンは見るのはさておき触るのは初めてである。何も知らない事だらけだ。
「君ぐらいの年頃の女のコが男性器に興味津々である事は別に普通の事で、恥ずかしがる必要は無いんだよ」
自分の秘めたいと思っていた心―――もっとキョウヤのDICKを触っていたい、男性器についていろいろ知りたい、つまりは性的好奇心である―――を言い当てられてアスリンはまた耳まで赤く染めてしまったが。
“で、でも・・・せっかくだから・・・”
さっきは一人だけ気持ち良くなるのはNGだと言われたが、今のアスリンはキョウヤを気持ち良くしたいというよりは、ただ単に男性器への性的好奇心の方が大きくなっていたのだ。
「じゃ、じゃあ・・・お言葉に甘えて・・・」
どうせアスリンは今夜、キョウヤにヴァージンを捧げるつもりでいたのだ。それなら、恥ずかしがったりして自分を可愛らしく見せるよりは自分の全てを包み隠さずに見せた方が良い筈・・・そう思い直したアスリンは、今度は指の先でいろんなところを軽くあるいは強く突く・押すようにしてその弾力あるいは硬度を確認してみた。
“・・・あ・・・やっぱり、亀頭は幹と違って少し柔らかいんだ・・・”
そうなっている理由も、やはりさっき指で触っていた時に気付いた、入って来る部分の先端だから相手の膣径のサイズに合わせて多少はその外径を収縮させて入りやすくするという事だと気付いた。
“男性器って・・・ちゃんと女性とのセックスの事も考えてるカタチになってるんだ・・・”
何だかそれが感動的で嬉しくて、ますますアスリンは男性器に興味を持った。それは、性的好奇心・性欲から起因してはいたが、その奥底はやはり男性器に対する愛しさがあった。
自分が性的好奇心・性欲丸出しになって、目をランランと輝かせてキョウヤのDICKへの熱い視線を送っているのをキョウヤ本人にしっかり見られている事にも気付かず、アスリンは仰臥から横臥になってさらにそれを弄りまくった。
“え、えっと・・・こうして・・・こうだったっけ?”
触って感触を確かめるだけでなく、次にアスリンは反応を確かめようとして・・・・・・・・・勿論シンイチに人前でのオナニーを命じた事もあるからその反応は想像がつくのだが、自分で実践するのは初めてである・・・・・・・・・掌を幹に当てると手全体で覆い包むように四指を巻き付けて最後に拇指も使って輪を作って閉じ、しっかりとキョウヤのDICKを握った。
“あまりきつく強く握るのはいけないんだよね・・・それでこうやって・・・”
そのままアスリンは握った感触―――表面の柔らかさや芯の硬度、伝わってくる熱さ、血流の脈動―――などをしっかりと脳内に記憶しながらも、続いてその握った手を幹に沿って上下にゆっくりと動かしてみた。勿論、使う指の本数で与えられる刺激も徐々に小さくなる訳だが、やはり人によって感じる度合いは千差万別であり、五指では強すぎる・二指では弱すぎるという事がままある。まあ、シンイチやトオルなど経験値が低い場合は自分で強弱のコントロールが自由自在にできるので問題無いが、他人に―――まあ、万が一にもアスリンが相手をする事は有り得ないが―――愛撫してもらうとしたら、例えばプロの女性―――勿論、イカせてなんぼ、という職業だから早撃ちさせなければ商売あがったりである―――にしてもらうとしたらいきなり五本指は強すぎるだろうが、キョウヤであれば問題無かった。
「うむ・・・初めてにしては・・・上出来だ・・・」
キョウヤもアスリンの真剣な眼差しの愛撫による刺激を漏らさずしっかりと把握しようとしてくれているようで、言葉が少しゆっくり、途切れがち、少な目になっているのがその表れだった。
「ホ・・・ホントですか?キョウヤさん・・・私の手コキ、気持イイデスカ?」
ついアスリンは手コキという言葉を使ってしまった。
「ああ・・・上手だよ・・・なかなか、気持ちいいよ・・・」
しかし、キョウヤがどうやら自分の手コキで十分感じてくれているらしい事は本人の口からの答えでアスリンも理解できたが、手にしているキョウヤのDICKに何か変化が起きているのかと言えば、何も変化が無いようにアスリンには見えた。
“えっと・・・第一チンポ汁っていうのがにじみ出て来るんじゃなかったっけ?でも出て来てないし・・・じゃあ、キョウヤさんは、本当はあまり感じてないって事なのかしら?”
キョウヤを除いてアスリンはホンモノの男性器を生でしっかりと見たのは二人しかいない。勿論、シンイチとトオルである。そして、トオルに比べてもシンイチのペニスを目にした事は圧倒的に多い。三人組の前とか腐女子仲間の前でオナニーしろと命じた事もあったし、その際にシンイチのペニスの鈴口からカウパー液がにじみ出て来たのも何度となく目撃していたのだ。
“もっと強い刺激じゃないとダメなのかな?・・・キョウヤさんは私よりずっとオトナだし・・・”
自分と違ってオトナだから、こういった性交渉は何度となく経験しているのでちょっとやそっとの刺激ではカウパー液を出すほど感じないのかも?とアスリンが思っているだろう事ぐらい、キョウヤもお見通しだった。
エロ知識だけは豊富に蓄えてはいるが決して実践した訳では無いから、そのエロ知識が真実かどうか検証していないので自信が無い・・・正に今のアスリンはキョウヤの考えたとおりだった。だから、キョウヤは切っ掛けを作ってあげる事にした。
「遠慮しなくていいんだよ・・・君ならもっとできる筈だ・・・君の持っている知識と技術を総動員して、私を愉しませてほしい」
アスリンがうっかり漏らしてしまった、手コキ、というキーワードから、キョウヤはアスリンが心の底にもっともっとエッチでスケベで卑猥で猥褻でドロドロとした感じの淫欲を渦巻かせている事に気付いていたのだ。
「あ・・・でも・・・その・・・」
勿論、実践経験はなくともキョウヤのお見通しどおり知識だけなら豊富なアスリンではあるが、キョウヤのその言葉に少々戸惑ってしまった。確かに、手で愛撫するだけがペッティングではなくて、手で愛撫したらその次は・・・どういう事に及ぶのかもアスリンは小説・漫画・アニメ・ゲームなどから知っていた。だが、それを披露した途端、キョウヤがどんな反応をするのか、それが不安だったのだ。
「・・・おや?・・・もしかしたら、私の思い違いだったかな?自分から誘っておいて怖気づくなんて、まだまだコドモだったようだ」
「違いますっ!私はコドモじゃないわ!もう大人よ!」
アスリンはいきなり起き上がると、そのままキョウヤにガバッと覆いかぶさり、その口に自分の口を合わせた。そのキスはただ触れ合わせてそのままじっとしているのではなく、唇をこすり合わせたり舌を中に差し入れて相手の舌をまさぐるといった、確かに大人のキスだった。
「・・・手で愛撫したら、その次は・・・口で愛撫するんでしょ?」
「正解だよ。その為には、今の姿勢のままじゃできないよ」
アスリンは無言で頷くと、キョウヤの身体の上から一旦降りて、さっきとは身体の向きを変えて―――キョウヤの足の方に頭が来るような形で―――隣に横になった。その為、さっきまでよりもずっと間近でキョウヤのDICKが見えるようになり、アスリンの胸の鼓動もwktkも増していった。
「さあ、遠慮せずに、君のリビドーをぶつけたまえ」
それがキョウヤのGOサインであった訳で、アスリンはキョウヤのDICKを手に取ると、その先端にキスをした。もう、後はいちいちメンドクサイ説明は抜きにして、アスリンは己の欲望の命ずるままにキョウヤのDICKへの口唇愛撫を愉しんだ。亀頭部、カリ首、裏スジ、幹の様々な場所にキスの雨を降らせ、続いて舌を這わせる。幹を根元から縦に舌で舐め上げ、カリ首は横に舌を滑らせて舐め、亀頭部は舌を絡ませるように舐め回す。そしてそのままだと裏スジが上手く舐められないとわかると、それをする為にアスリンは口を大きく開いて亀頭部を唇で咥えた。そしてそのまま、歯を立てないように口の奥まで咥え込んでいく。舌で舐められないのなら、口で咥えて唇で撫で擦って愛撫する。
己の性欲の赴くがままに相手の性器を弄ぶ事がつまり愛撫であり相手に悦楽を与え、同時に自分の性欲をさらに大きくし、相手も含めて興奮を高めるのだ。
「む・・・これは・・・なかなか・・・」
アスリンが己のリビドーを惜しげもなく開放したその結果、はっきりとキョウヤにも歓びを与える事ができたようで、アスリンはキョウヤのDICKの鈴口から得も言われぬ・・・決して不快とも思えない、何とも味わいのある感じがするシロップが染み出してきている事に、そこに舌先を集中させたおかげで気付いた。
“これっ!・・・これが・・・第一チンポ汁!?”
思わずアスリンはキョウヤのDICKから口を離して聞いてみた。
「キョウヤさん・・・気持いいですか?」
「うん・・・気持ちいいよ・・・君は、フェラチオが上手だな・・・」
勿論それは、アスリンが今までに男の人の悦ばせ方をティーン誌から学習してきている成果に過ぎない。何にもエロ知識が無かった場合においてこそ、キョウヤの褒め言葉は意味を成すのだ。
「えっと・・・それは・・・その、女のコとして、当たり前のお勉強をしていたから・・・」
勿論、どんな普通の学校でも男性を悦ばせる性のテクニックを教える事等有り得ない訳で、アスリンも世間一般のJC・JKと同様にいろんな知識を自ら探し出して独学で身に付けたものだった。まあ、初めての実践で臆す事も無かったのは、アスリンが根っからのスケベであった事の証明に他ならなかったが。
「ん・・・では、そろそろ・・・」
そろそろオルガに達して射精が始まるのか?とアスリンは勘違いして身構えたが。
「次は、私が君を愛撫する番だ」
「ふぇっ!?」
アスリンがキョウヤの言葉の意味を頭の中で繰り返してその意味に気が付くよりも早く、キョウヤはアスリンのお尻に手を回してかき抱く様にして自分の目の前にアスリンのPUSSYが大写しになるまで引き付けた。
アスリンの方も清潔なイメージを保つためにアンダーヘアーは常日頃からお手入れを欠かす事はなく、小まめに脱毛クリームで処理しているのはシンイチは勿論サトミも知らない事だった。そしてそうなるとアスリンの場合は逆にコドモっぽくなる恐れがあるのだが、これまた常日頃からオナニーに精を出す・・・もとい、オナニーに励んでいたせいでクレヴァスからインナーラヴィアが少々顔を覗かせているのが大人になりかけという印象であった。
「君の大事なところを・・・見せてもらうよ」
キョウヤは器用にアスリンの片脚を立てさせると、指でアスリンのPUSSYを割り開いた。
「あっ・・・そんなぁ・・・いやぁん・・・」
マジで恥ずかしさを感じてアスリンは身悶えするが、キョウヤが一体どんな技を使ったのか、アスリンは脚を閉じる事ができず、キョウヤのDICKを愛撫する為に両手で握っている状態では、PUSSYを隠す事もできなかった。しかし、アスリンは恥ずかしがってる場合ではなかった。いや、正しく言えば、恥ずかしがってる暇は無かった。というのは、キョウヤの指がアスリンのPUSSYの中を弄りまくり始めたからだ。
「あぁんっ!・・・キョウヤさん・・・スゴイ・・・」
オナニーに耽っている際に、PUSSYを弄り倒している自分のその指が愛しいキョウヤの指だったらどんなに嬉しい事だろうか?と思いながら・・・いや、自分のその指をキョウヤの指だと思い込んで、キョウヤに愛撫されていると想像しながらオルガを迎えた事が何度あった事か・・・そのいやらしい夢が、淫らな妄想が現実の物となっている事に、アスリンのリビドーも激しく燃え上がっていく。
“あぁん・・・キョウヤさん・・・もっと・・・もっと・・・私のオマンコ弄って・・・私のオマンコ・・・気持良くしてぇ!”
ついさっきは恥ずかしさを感じて閉じようとした脚は、もっと快楽を得ようとさらに大きく開き始めた。それは、キョウヤの指がアスリンのインナーラヴィアからクリトリスの方に攻撃ポイントを変えたからだった。その存在意義が快楽センサーでしかないという器官が女性器のみに存在するというのもまた人体の不思議なのだが、実際に性感を高め、それにより内性器の潤滑剤とも言うべきヴァルトリン液の分泌が促され、セックスしやすい―――ヴァギナがペニスを受け入れ易い―――身体を作るのは理に適っている。シリンダーとピストンだけあってもオイルが無ければエンジンは動かないのだ。
「はふぅ・・・」
キョウヤの指はアスリンのクリトリスを軽く指でつんつん押したりさわさわ撫でたり、それから摘まんでるりるりと揉んだりしてアスリンの性欲を高めていく。そしてそれも、いたずらにクリトリスの包皮をムキ上げて強い刺激を与えようとするのではなく、あくまでも包皮の上からのソフトな刺激だった。ペニスはある意味クリトリスが変化して大きくなったものであり、快楽神経の数は変わらないせいで、その集中密度はペニスよりもクリトリスの方が遥かに大きいため、感じる度合いも男性より女性の方が大きい。場合によっては包皮をムキ上げての刺激は快感よりも痛みを大きく感じる事もある。やはりその辺をキョウヤはちゃんと経験で心得ている訳だ。
「じゃあ・・・次は・・・口で愛撫するからね」
いきなりではなくて、ちゃんと自分に言ってから愛撫の仕方を変えてくれるのもアスリンは嬉しかった。男性が自分の欲望を優先した愛撫ではなく、相手の女性の気持ちを考えてくれている、その心遣いもオトナの男性らしく感じたのだ。と言っても、アスリンはまだ同年代の男子との性愛経験など皆無だったから比較もできる筈が無く、一方的な思い込みだったが。
「ぁあんっ!」
自分のPUSSYにキョウヤからキスされ―――二人の姿勢が横臥でなく仰臥・俯臥であったならばそれはクロス・キスになっていただろう―――アスリンは思わず身悶えた。オナニーの際にキョウヤに口で愛撫される状況を妄想した事もあったが、オナニーでは指で弄る以上は唇や舌での愛撫の感覚などシミュレートできる筈もなく、それから先はアスリンは未知の世界だった。
「いっ・・・イィッ!」
PUSSYへのキスは、ラヴィアの上からだけで終わる筈も無く、ラヴィアを広げてからはインナーラヴィアへ、さらにクリトリスへと続く。勿論キスの次は舌での愛撫に変わるだろう事はアスリンも自分で入手した性知識で想像していた。その想像のとおり、キョウヤの舌がインナーラヴィアの上を滑り、さらには・・・
「うっ・・・くぅーっ!」
ついにキョウヤの舌での愛撫がクリトリスに到達し、その快楽にアスリンは悶えて頭をのけぞらせた。でも、決して手に握っているキョウヤのペニスは離しはしなかった。何かに捉まっていなければ大きく身悶えしてベッドの下に落ちてしまいそうな気がしたのだ。
女性のクリトリスは男性のクリトリスとほぼ同じ物と考えていいと言う事はキョウヤもちゃんと心得ているようで、アスリンのクリトリスへの口唇愛撫はやはり自分のペニスへ愛撫される事を考慮しそれをイメージするものだった。
“あぁんっ!キョウヤさんが・・・私のクリを・・・愛撫してくれてる・・・舌先でツンツンしたり・・・レロレロ舐め回したり・・・下から上に舐め上げたり・・・”
その歓びで意識が飛んで頭が真っ白になるかと思いきや、何故かアスリンの感覚は冴え渡り、キョウヤの愛撫している様を目に焼き付けなくても的確に感じ取っていた。
「えっ?」
一瞬、キョウヤの口唇愛撫が中断し、アスリンが油断したその瞬間。
「お・・・っほぉお~!!」
キョウヤの口がアスリンのクリトリスに吸い付いてヴァキュームした。
全く不意打ちとも言えるその悦楽に耐え切れず、またしてもアスリンは頭をのけぞらせて、それだけでなくPUSSYを中心にして身体を暴れるかの如く身動ぎさせた。でも、決してキョウヤは吸い付いたアスリンのクリトリスを口から離しはしなかった。
「キ、キョウヤさん・・・ま・・・まってぇ・・・」
そのアスリンの泣きそうな声にキョウヤも取りあえず口からアスリンのクリトリスを開放してやった。
「もう、限界かな?」
「そ・・・そうです・・・だけど・・・・・・ここでイクよりは・・・・・・だから・・・・・・・・・キョウヤさんと・・・・・・・・・一つになってから・・・イキたいの」
アスリンのPUSSYからは既に愛液の香りが匂い立っていた。それでアスリンのヴァギナが十分に潤っているだろうと推測したキョウヤはアスリンの願いをかなえる事にした。自分の枕の下にはこんな事もあろうか?と、ちゃんとスキンを準備していたのだ。
「用意がいいんですね・・・てゆーか、そんなの要らないのに・・・」
「婚約している間柄でも無いのに、スキンの使用を考慮しないのは、ガキのする愚かな行為だ。君もそれぐらいはわかる筈」
「・・・ごめんなさい・・・生意気な事を言いました・・・」
キョウヤにちょっときつい事を言われてアスリンはすぐに殊勝な面持ちになった。それに、キョウヤの機嫌を損ねたりでもしたら、自分の願いが叶えられなくなってしまう・・・という打算もあった。
再び、二人は姿勢を入れ替えた。さっきまでキョウヤがいたところにはアスリンが仰臥して枕に頭を載せ、その両脚を開いた間にキョウヤが膝立ちした。
「・・・優しく・・・して下さい・・・」
「・・・努力するよ・・・」
キョウヤはアスリンの両腿を掴んで立ててM字にすると、少々口を開いたそのPUSSYのラヴィアを指二本で開き、さらに中に見えるインナーラヴィアをまた残った指で器用に開き、それが覆い隠していたヴァギナ―――愛液が今にも零れ落ちそうである―――の入り口を外気に晒した。そして、キョウヤはもう片手で自分のペニスをアスリンのヴァギナの入り口にスタンバイさせた。
アスリンはその瞬間を覚悟して待つ。
「それじゃ・・・いくよ・・・」
続いて、キョウヤは腰を前に進め、自分のDICKを差し込んだ。
「んああぁ~~んっっ!!」
自分の身体に鋭い何かが打ち込まれる感覚あるいは敏感なその部分が無理に押し広げられる感覚―――しかし、不思議と痛みは何も無かった。てゆーか、その入って来た物の大きさ・暖かさに、何かしら自分の中の何か欠けていた部分が充足される気がしてむしろ心地良かった―――に思わず声を上げていた。
「・・・痛いかい?」
「・・・・・・大丈夫みたい・・・・・・」
「無理しなくていいんだぞ?」
「・・・本当に大丈夫だから・・・」
「そうか・・・じゃあ、動くよ。痛かったらちゃんと言うように」
そう言ってキョウヤはゆっくりと動き始めた。
「あんっ・・・キョウヤさん・・・スゴイ・・・」
アスリンが初めて体験するセックスでの快感・・・PUSSYを中心にして身体の中の隅々まで染み渡るような感じで全身に伝わっていくその快楽に、アスリンは無意識にキョウヤの下腹部に自分の下腹部を押し付けるように腰を突き上げていた。自分のヴァギナがシリンダーとなって、そこから染み出す愛液が自家製のオイルとなり、その中を行きつ戻りつピストン運動しているキョウヤのペニスの動きは滑らかだった。
何か引っかかったせいで痛みが発するなどという事があろう筈も無く、キョウヤのペニスで自分のヴァギナの粘膜を擦られていく事による快楽は、今までの指入れオナニーによる快楽を遥かに超絶したものだった。
「あぁんっ!・・・キョウヤさん・・・イィ・・・もっと・・・突き込んでェ・・・」
先ほどまでのできるだけ努めていたしおらしさは消え失せ、そこには顔を赤らめてアヘ顔で快楽に溺れる色ボケJCの姿があった。しかしそれも、もしかしたらキョウヤのテクによるものかもしれなかったが・・・。
いずれにしろ、体位を様々に変えるとか、行為の最中にキスされたり乳房やクリトリスを舌や指で愛撫されるなどの特別な事をされる事も無く、いつのまにかアスリンは絶頂寸前になっていた。
「あぁんっ!・・・も、もう・・・ダメ・・・わたしぃ・・・」
その瞬間を迎える為に、アスリンの両の手はシーツを鷲掴みにして、さらに両腿をM字に開いた両足の指もしっかりとシーツを掴んで自分の姿勢をHOLDした。
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