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第12話 そのゴー

(case[A]・・・惣竜アスリンの場合 その3) 南洋に浮かぶミクロネシアにある小さな島国、そのとあるビーチにサトミ、イツコ、サヤ、アスリン、そしてユイコは来ていた。 海に一番近い所に車を止めると、車から降りた一行は陽光を反射して煌くその砂浜を眺めた。 “う・・・嘘・・・な・・・なんで・・・みんな・・・裸なの!?” ユイコの視界に飛び込んできたのは、身体に一糸も纏わずに全裸でビーチで過ごしている―――砂浜に寝転んで日光浴をしている者もいれば、ビーチボールバレーボールに興じる者もいる、水際で波と戯れたり海でマリンスポーツを楽しむ者もいれば、小さな弦楽器をつま弾いて唄を奏でている者もいた―――人々の姿だった。 「驚いた、ユイコ?」 「・・・ま、まさか・・・」 「そう、ここはヌーディスト・ビーチなの。だから、ビーチに入ったら来ている衣服は全部脱がなきゃいけないのよ」 「ま、ナチュラリストと呼ぶべきという意見もあるけどね」 wktk感を押さえ切れない顔で訊いてきたアスリンにユイコは二の句が継げず、得意顔で説明するサトミに補足するイツコ。 ヌーディズム・・・それは裸で日常生活を過ごす文化と言える。日本で言えば、部屋の中で殆ど全裸で過ごす者を裸族などと呼称したりするが、それはアフリカや南米のジャングルなどに暮らしている今も未開の部族が衣類らしい衣類を身に着けていない事から転じて言い始めただけであるが、ヌーディズムはそうではなく、現代社会でも衣類を身に着けず人間の持って生まれた姿、つまり裸で生活を送るものだ。 だが、持って生まれた姿が本当に自然=ナチュラルとなるのか、意見が分かれるところである。自然とは、自然な「姿」もあれば自然な「生き方」という考えもある。現代の文明社会においては、自然に生きる動物に比べて人間は全裸であれば非常に脆弱な生き物である。太陽光線に紫外線に赤外線に放射線(放射能ではない)に電磁波、温度の寒暖その他、いくらでも皮膚は勿論肉体に悪影響を及ぼす因子は無数にあるのだ。そんな人間が自然な「生き方」をするのであれば、やはり衣類を身に着けて身体を守っていなければ心と身体の安寧はもたらされないだろう。 となると、人間が全裸で過ごす事はいささか特殊な事であり、それがナチュラリズムかと言えばやや違和感があり、やはりヌーディズムと称した方がしっくりくるのではないだろうか? 「まあ、そんな難しい話は私にはどうでもいいんだけどね」 イツコの説明をサトミはそれだけでうっちゃってしまった。 「じゃあ、取りあえず水着になりましょう」 ビーチで遊ぶ、という事で既にホテル内で中に水着を着ていた五人はワンピースを脱いで靴もビーチサンダルに穿き替えて水着姿になった。ちなみに全員お揃いの白地に花柄のビキニだが、その花の色がアスリンは赤、イツコは青、サトミは黄、サヤは緑、そしてユイコはピンクと分けていた。 「では、レッツラゴー」 持っていくのは砂の上に敷くものは必須として、ドリンクが入ったクーラーボックスやちょっとした軽食が入ったバスケットなど、気分はまるで海水浴・・・まあ、そこがヌーディストビーチであるだけで、実際に海辺にレジャーに来たのだから当然だが。 しかし、先頭で喜色満面で意気揚々という感じで歩くアスリンに対し、一番後ろから付いてくるユイコの表情は不安気な表情。ここがヌーディストビーチだと聞かされて、そこで初めてアスリンがわざわざ自分をここに連れてきた意味に気付いたのだ。 “・・・どうしよう・・・逃げ出したいけど・・・逃げる事ができれば・・・でも、私はもう・・・アスリン様の奴隷だから・・・それは許されない・・・” 豊胸手術まで受けさせられてほぼ自分の意識は男のコというよりは女のコになってしまった。しかし、何故かそれをアスリンは気に入らなかったのだ。女のコの意識になったからこそ、サヤの偽チンポによるとは言え、アヌスを突き上げられてアクメをキメる事ができた・・・それもアスリンの野望の一つだったのに・・・。 木々に囲まれた駐車場からの階段を降りてほんのちょっと歩いて一行はビーチに付いた。陽光を浴びて白く輝く砂浜、エメラルドグリーンの海、セルリアンブルーの空、所々に浮かぶ真っ白な雲・・・正に「楽園」という言葉がぴったりと思えるし、「天国に一番近い島」と言っても強ち嘘でもないようだった。 日本だとどこの海岸も人が多くて、芋洗いなどと茶化されるほどだったが、ここはそれ程ひどくはないようだ。 「ん~、じゃあ、この辺にしますか」 一行は砂浜の緩やかな斜面が終わるところにベースを置く事にした。ここなら、寝そべっても上半身はリクライニングでもしているかのように少々起きている形になるので、視界にちゃんとビーチが入って来る訳だ。 「こほん・・・では・・・脱ぎますか」 「え・・・や・・・やっぱり?」 そのユイコの躊躇する言葉に4人は振り向いた。 「当然よ、ここはヌーディストビーチなんだから」 「ドゥフ・・・ユイコちゃん、もう、あきらめて覚悟するしかないわね」 そう言いながら、イツコとサトミはさっさとビキニの上を外してふくよかな大人の乳房を晴天の下に披歴した。 「で、でも・・・私・・・まだ完全に女のコじゃないし・・・」 「それが何?世の中にはシーメールやニューハーフだっているわ。その人たちがヌーディストビーチに来ちゃいけないなんてルールはどこにもないわ」 勿論、カップルや家族で来ている人達もいるので、そこには老若男女、何も区別はなかった。 「で、でも・・・私・・・こんな恥ずかしいカッコで・・・」 胸は膨らませたが完全な女のコではない、それはまだ男のコの証も残っているからだ。勿論、三人組はユイコ/シンイチを本当に女のコにする気はない。アスリンの野望としては、ユイコ/シンイチを男でも女でもない身体にして今後の人生を困難なものにさせるという底意地の悪いものだった。 「ドゥフ・・・ユイコちゃんったら、相変わらずオチンチンをピンピンにさせちゃって・・・カーワユイんだからぁ」 乳房ができてより女のコらしい身体になってビキニの水着も以前より良く似合うようにはなったが、以前からの女装趣味―――女装で性的興奮をしてペニスをフル勃起させてしまう―――が消滅した訳ではなく、むしろ趣味というよりは最早条件反射的な感じでユイコ/シンイチのペニスは今もフル勃起し続けていたのだ。 「早く脱ぎなさいよ、ここはヌーディストビーチなんだから。着ているものは全部脱ぐのが当然。上だけなんてダメよ、下もちゃんと脱がないと許さないからね」 五人全員ともがビキニという水着としては同じだが、やはりそこはいろいろと個性が出ていたようで、イツコは上下ともオーソドックスな普通のブラとパンティタイプとして、サトミは上はチューブトップで下はローライズ、サヤは上はホルターネックで下もサイドを結ぶ形、アスリンも可愛らしく上は三角ブラで下も全く同じ三角パンティなのでサイドも大胆に紐一本だった。そしてユイコも上はアスリンと同じ三角ブラだったが下はやはりフル勃起したオチンチンを隠せるように縦に長いハイレグタイプを選んでいた。 まあ、しかし、そんなこだわり?のある水着も脱いでしまえばみんな生まれたままの姿で違いは無い筈だった。が、そのアスリンの方は、何が何でもユイコの前で自分の大事な部分は絶対に見られたくないらしく、ビキニ水着の上下とも脱いでも乳首と秘裂にはキラキラシールを張って隠していた。それはアクセサリーの一種であって水着ではない、というのがアスリンの主張らしい。 「ほら、さっさと脱いで、そのフル勃起したチンポを晒しなさいよ、変態ユイコ!」 「・・・は・・・はぃ・・・」 アスリンの言う事には逆らえない、どんな命令でも従わなければならない・・・ユイコは泣きそうになるのを必死に堪えながら、ようやくブラを外し続いてパンティの方も脱いだ。 「ぬ・・・脱ぎました・・・」 「ドゥフ・・・」「ウフフ・・・」「まぁ・・・」 サトミもイツコもサヤも、自分達と同じ一糸纏わぬ姿になったユイコを見て喜色満面・薄ら笑い・赤面と三者三様の反応であるが一応笑顔を向けてくれたが、ただ一人、アスリンの反応は違った。 「プッ・・・ギャ~ハッハッハッ・・・全裸になって女装している訳でもないのにまだチンポをフル勃起させてるなんて、あんたいよいよもって本当に変態になったみたいね!」 と、ユイコのフル勃起したペニスを指差して、腹を抱えて大笑いしていた。 一方のユイコは、女装による性的興奮でペニスをフル勃起させてしまうのであれば、ビキニ水着を脱いで全裸になれば女装している訳ではないので性的興奮も収まる筈・・・が、そうはならなかった。ペニス内に流入した血液量が普段時に戻るまでのタイムラグというのもあるが、そうはさせじと又アスリンが意地悪な仕掛けを施していたのだ。それは、ユイコのアナル内にピンクローター(充電式)を完全に押し込んで没入させ、それにつながっている取り出す為(SM的にはそれに分銅を付けて抜け落ちないようにする、つまりそれを入れられている穴の締め付け力を鍛える狙いもある小道具だった)のミニチェーンをユイコのペニスの根元に巻き付けてしっかり留めていたのだ。これでは根元が締め付けられてフル勃起も治まりようがなかった。 ペニスをフル勃起させたロリータ・シーメールとしか言いようのない姿のユイコであるが、アスリンはさらに注目を浴びるような仕掛けもしていた。それは、その水着姿で実は既に日焼けマシーンである程度日焼けさせていたので、水着があった部分は元の白い肌でそのコントラストが際立ち、そうなれば下腹部にそそり立っているペニスもより目立つ訳だ。 「あ、そうだ、もう一つプレゼントがあるのよね」 などと昏い邪笑を漏らしながら、アスリンは脱いだ水着を入れたバッグの内ポケットから何かを取り出した。 「アスリン、それってただの透明なリボンみたいだけど・・・どうするの?」 「サトミ、お願いだけど、これをコイツに付けてあげて。と言っても、付けるのはコイツのチンポにだけど」 「は?」 「ほら、ユイコ、チンポの先っちょの皮もちゃんと脱がせなさいよ。チンポの先っちょまでちゃんと晒しておかないとダメよ」 まだ、先端が少し綻び掛けているだけで下に引っ張らなければムケない包皮に包まれた亀頭部―――つまりそれは、女で言えば包皮をムキ上げて陰核を晒す事になる―――まで陽光の元に曝け出し、それをこのヌーディストビーチに来ている人々に晒す、そんな辱めまでアスリンはユイコに強いるつもりなのだ。 「変態はヘンタイらしい姿を見せないと、ちゃんとHENTAIってこっちの人にもわかって貰えないでしょ・・・クックックッ・・・アーヒャッヒャッヒャッヒャー!!」 まるで(キ)のようにアスリンは白目を剥きそうな歪んだ笑顔で大笑いした。 「じゃあ、アスリンの依頼だから・・・ドゥフフ、大ぴらにシンちゃ・・・ユイコちゃんのオチンチンを触れるなんて、これぞ役得ってモンね~」 鼻の下を伸ばしたいやらしい笑みをこぼしながら、サトミはユイコがアスリンの言うとおりに自ら包皮を翻転させて亀頭部も陽光の下に晒したオチンチンにその透明なリボンを巻き付けた。そしてそれも水着ではなくてアクセサリーだとアスリンは主張するつもりだし、これでユイコはオチンチンをフル勃起させっぱなしなだけでなく亀頭部もムキ出しっぱなしのままというとてつもないHENTAIである姿をこのヌーディストビーチに来ている老若男女に晒さなければならなくなった。 「ほら、いくわよ。と言っても、ケツ穴で感じて勝手にイクのは許さないからね」 と言って、アスリンはユイコを引き連れて三人を荷物番にして水際に歩き出した。 “はぁ・・・スゴイ・・・ユイコちゃんのオチンチン・・・い、いえ、そーではなくてっ!” 赤面しながらもしっかりユイコのオチンチンを見つめていたサヤだったが、アスリンのその行動の無茶苦茶さが少々気になった。 「あの・・・いいんですか、あの二人・・・てゆーか、あれ・・・マナー的にはどうなんでしょう?」 ペニスがフル勃起しているという事は、性的興奮をあからさまにしているという事だ。その点、女性は身体の一部分に性的興奮で変化が起きたとしてもそこまであからさまではない。それ故に他人に性的興奮は見えずらい事から、内に秘める性欲は男性よりも強いと言われている訳だが・・・。 「固い事言いっこナシ、というのがこういう場所のルールよ。女性のヌードを見て思わず男性が性的興奮をしてしまったら即刻退場、なんて事にはならないわ。やっぱりそれは男性の生理現象だから仕方ないことだし、それに男性としても赤の他人にそんな姿を見られるのも恥ずかしい筈だから、女性も変に騒ぎ立てない事・男性も気持ちを落ち着けて普段時に戻るように努力する事がルール、いえ、マナーと言えるわ。まぁ、たまたまそういう場面に出くわしたとしても、ユイコちゃんのように目の保養とでも思えばいいのよ」 「はぁ・・・わかりました」 問題は、その辺のルールとかマナーをアスリンが知っているかどうかだったが・・・それを知っていても無視して問題のある態度・行動を取ったらこっちが強制退場となってしまうかもしれないが、しかしそれはそれでアスリンが責任を取ればいい訳だ。何故なら、今回ユイコ/シンイチをヌーディストビーチに連れて行って晒し者にして羞恥責めしようと言い出したのはアスリンだったからだ。 「つまり、固い事言いっこナシと言っても、男性がペニスを硬くするのは問題無いって事ね。まあ、だからと言って見境なしにセックスとかまでいっちゃったりしたら退場でしょうけど」 「だから、私達は気にしないでのんびりしましょう。それで、早速だけどサヤ、オイル塗ってくれないかしら?後で私も貴女に塗ってあげるわ」 「はい、喜んでっ」 サトミの親父的下ネタギャグは完全無視され、イツコからのお願いでサヤは鳥のようにすぐに二人の事等忘れてサンオイルを取り出してイツコの全身に塗り始めた。 一方、ルンルン気分で波打ち際に歩いていくアスリン―――乳首と秘裂はシールでカバーしたが、お尻はなんの手当もしていない・・・つまり、アソコ隠してお尻隠さず、というカンジ?―――の後ろにユイコは何とか付いて歩いていった。 “・・・どうしよう・・・私・・・フル勃起したオチンチン、見られちゃう・・・先っちょの中までわざと見せるようにした、恥ずかしい姿を・・・” 羞恥心で締め付けられるような感じのその胸は、小振りながらちゃんと膨らみを見せて女のコ然としてはいるが、下腹部を見れば自分が普通の女のコではなくてシーメールだとバレてしまう。しかも、心が女であるが故に身体も女になりたいという理由から豊胸したりするのがシーメールとかニューハーフの心理で、より女のコに近づきたいと女性ホルモンを摂取していけばだんだんと男性的な性的興奮は減少していってペニスの勃起力も弱く、硬度も減少するのが普通なのに、ユイコの場合はアスリンの謀略のせいでペニスをフル勃起させているという恥ずかしい姿なのだ。そんなユイコの姿を見たら、相手は何と言うだろうか、自分はどうなってしまうだろうか・・・不安で胸の中はdkdk、そして表情も少々強張った感じでユイコは波打ち際までやってきた。 そして、運の悪い?ことに、ちょうどエメラルドグリーンの海の中をシュノーケルスイミングで堪能していた二人組の女性が海から上がってきてしまった。 「Wao!すごいコがいたわ!」 「まぁっ!何てエキセントリックなの!」 早速二人組の女性、ケイとユリはアスリンの傍にいるユイコに気付いて驚愕に目を大きく見開いた。 「えーと・・・そのコ・・・まだローティーンみたいだけど・・・シーメールかしら?」 「ええ、まだ私達14歳なんですけど・・・このコ、女装趣味が高じて胸も膨らませてシーメールになったんです」 「そうなんだ~・・・ウフフ、それにしても、随分と元気が有り余ってるみたいね?」 「ウフフ、お友達の身体にムフフと感じてそうなっちゃったの?」 「え~、違いますよ~、このコ、ここに来る前からず~っとチンポはフル勃起させてたんですよ。私もよくわからないんですけど、これってどうなんでしょう?やっぱり、このコって変態ですか?」 自分達の好奇心からの質問にそのシーメールの少女は顔を赤くしたままで答えられず、代わりに隣のお友達の女のコが答えてくれた訳だが、その相手からの質問を受けて、ケイとユリはすぐに何やら気付いたらしい。 「ウフフ・・・そのとおりと思うわ」 「あ~あ、ユイコ、やっぱりあんたってヘンタイだってさ」 「あ・・・え・・・その・・・私・・・」 他人の前でヘンタイ呼ばわりしてユイコを蔑む、それがアスリンはとてつもなく愉しいらしく、その言葉をユイコに告げたアスリンの顔は喜色満面の笑みでいっぱいだった。 「どうか、カルピスだけは出さないでね」 そんな事を笑顔で言いながら―――そのせいでその言葉は助言なのか文句なのかよくわからなかった―――ケイとユリはユイコ達の前から去っていった。だが。 “・・・類は友を呼ぶ、ってああいう事なのかしらね・・・” などとその二人が思っていた事等アスリンが気付く筈も無かった。 「グフフ・・・どうかしら、赤の他人にあんたの恥ずかしいフル勃起したチンポを見られた感想は?」 「ど・・・どう、って・・・言われても・・・恥ずかしくて・・・」 しかし、まだ恥じらいを感じるお年頃の乙女ならば、手で隠しても別に咎め立てされる事にはならずそれはここのルールとして認められているのだが、勿論アスリンがユイコにペニスを隠す事なんて許可している筈も無かった。シーメールになったのにいつまでもフル勃起している―――いや、アスリンがそうさせているのだが―――ユイコのペニスを他人の目に晒して、ユイコをさんざんに辱めるのがこのヌーディストビーチに来た目的なのだから。これが日本の公の場所だったらすぐに通報される事案となってしまう。 「はぁっ!?恥ずかしかった?何言ってんのよ、見られて嬉しいからチンポを萎れさせるどころかいつまでもギンギンに勃っ起ててるくせに・・・」 などと、自分の仕業なのにデタラメな理由を言ってさらにユイコをなじるアスリンの顔は暗い邪笑に包まれていた。 さらにアスリンはビーチをぐるっと見回して、さっきの二人組の女性が去って行った方向とは反対側にどうやら親子連れがいるのに気付いた。父親と母親と、子供は姉と弟の二人のようだった。 「ユイコ、こっちに行くわよ。そのままチンポを恥ずかしく勃っ起てたままで付いて来なさい」 「は、はぃ・・・」 ユイコの目にも家族連れは映った。その家族連れは、両親はまあ大人の態度・対応を取ってくれるかもしれないが、子供の方はどうだろうか?姉の方は自分達より少しだけ年下のJS6ぐらいのようなので性教育は受けているとは思えるが、第二次性徴に入った年頃ではユイコのペニスを見てどう思うか・・・弟の方はさらにもっと年下でDS1ぐらいの幼さのようなので、顔も髪の毛も女のコに見えて姉と同じく胸も膨らんでいるので一見女のコと思いきや、すぐ傍の姉や母と違って股間に父親が持っているものと似たようなものが姿かたちを変えて付いているという不思議な身体を見たら・・・ “・・・これは・・・私のオチンチンが勃起してしまっているのは・・・アヌスにローターが入ってるから・・・アスリン様のイジワルのせいだから・・・私は悪くない・・・” もしかしたら、その両親の方からとんでもない剣幕で文句を言われるかもしれないと思ったユイコは言い訳を考えていたが、思いついた事は言い訳にもなりそうになかった。 一方のアスリンはこのヌーディストビーチで今日初めて男性の裸を見れるチャンスに少しwktkな気分もあった。自分は乳首と秘裂はシールで覆っているので最後の最後の部分は男性に見られずに済むので安心して男性の裸体を鑑賞できるし、日本人と違ってBIGなものを持っているからチラ見でも目の保養になりそうだった。 そんな気分的には全く正反対の二人が波打ち際を歩いてきたのに気付いたのは、姉が投げたビーチボールをキャッチし損ねて後方に逸らして振り向いた弟くんの方だった。 “まぁ・・・可愛らしいおちんちんねぇ・・・” 別にショタコンではないが、やはりアスリンの視線が最初に飛ぶのは異性の股間だった。まだ成長期の年頃であれば、もう少し大人になった後で自分より素敵な身体を持つ同性のヌードに憧れを持つ―――そこに近づこうとする為の先立つ物も自分の努力で手に入る訳で―――なんて事は考えられず、どちらかと言えば自分よりも豊かな胸を持つ女性は敵視して「胸が大きい女は頭がバカ」なんて妬み僻み嫉みに満ちた悪説を言い出す事になる訳で、近くにサトミやイツコやサヤというどうしても胸のサイズが及ばない同性と一緒にいてその胸を見たら嫌な気分になってくるような気がした事もあって、本来の目的のためにすぐにユイコを連れて散歩に出たアスリンだった。だが、足元にビーチボールが転がって来たところで “いえ、そうじゃなくて・・・” と思い直したアスリンはニッコリ笑顔でユイコに振った。 「ユイコ、ほら、ボールをこの男のコに返してあげなさい」 「あ・・・はぃ・・・」 仕方なく、ユイコは腰を折り曲げてビーチボールを拾うと、 「はい、どうぞ」 と努めてニッコリ笑顔で―――もしかしたら少々引きつっていたかもしれなかったが―――男児にボールを渡してあげたが。 「・・・あれぇ?・・・お姉ちゃん・・・それ・・・なに?」 ボールを渡してくれた事にお礼を言うのも忘れて、男児はユイコの顔と胸と股間を何度も交互に見て不思議そうな顔をした。自分が見た事のある所謂女性の身体―――母親と姉だけだったが―――には付いていない物がビーチボールを渡してくれた目の前のお姉さんについていると気づいたのだ。まあ、シーメールの存在などまだ知らないであろう年頃だからその反応も無理はなかった。 「ハリーくん、どうしたの?・・・あの、弟が何かしましたか?・・・えっ!?」 スージーという姉の方は、自分の弟がビーチボールを渡されてもそのまま動かないので何かトラブルでもあったのかと思って駆けよって来たのだが、そこにいる二人連れのお姉さん達の一人を見た瞬間に違和感を感じて立ち止まった。 「・・・あ、あの・・・隣の人・・・女性ですよね?・・・何でペニスを持ってるんですか?」 アスリンもそうだったように既に性教育を受けている女のコは急速に男のコの身体に興味が出てきて、いろいろと大人の知識―――もしかしたら、年齢に不相応の早過ぎる知識である事も考えられる―――を身につける・・・つまり耳年増になる事もある訳だが、スージーもまだ幼い弟が持っている可愛らしいペニスが大人になると大きくなって屹立するエレクチオンという事象についても知っていたようだが、流石にシーメールとかニューハーフとか女装美少年などの性倒錯者・性的マイノリティの存在についてはまだ知らなかったらしい。 「あら、この勃っ起ってる肉棒がペニスだって事は知ってるのね・・・もう、性教育は済んでるの?」 「え、ええ、まぁ・・・」 「そうなんだ・・・じゃあ、どうやって赤ちゃんが生まれるかももう習っている?」 「一応・・・まだ、大人にはなってませんけど・・・」 確かにスージーは第二次性徴を迎えたようで、胸の膨らみはあるものの恥毛はまだ生えておらず、生理もまだらしい。 「ユイコ、これが本物の女のコよ。生理が来るか、胸が膨らむか、下の毛が生えるかの順番は人それぞれなのよ」 ユイコの場合はまず精通が来てそれから胸を膨らませたのだが、アスリンと違って―――彼女はここに来る為にちゃんと脱毛処理はしてきたので今はパイパン状態にしている。サトミ・イツコ・サヤの成人女性達はそこまでではないが、ビキニラインをメインにある程度は綺麗にそれらしく処理していた―――恥毛はまだ生えていなかった。 とその時、背後から名前を呼ばれたのか、その姉弟の二人は両親の傍に戻っていったが。 「ねえ、パパ、ママ、アソコにエレクチオンしたペニスを持ってるお姉さんがいるよ」 「どうして女のコなのに男のコのペニスが付いてるの?女のコはヴァギナじゃなかったの?」 不思議な人・不思議な物を見た疑問・好奇心でその二人が両親にそんな質問をしてしまうのも無理は無かった。 「ほら、ユイコ、今の二人のご両親がよく理解できるようにしないと」 ユイコに有無を言わせず、アスリンはニヨニヨ笑いを浮かべながら―――あわよくば、成人男性のペニスを堂々と鑑賞できるチャンスを期待しつつ―――歩み寄っていく。ユイコもアスリンに付き従うしかなかった。 そして、父親母親もユイコの身体を見て、自分のムスメ・ムスコ達が何でそんな質問をしてきたかを理解した。しかし、シーメールあるいはニューハーフの存在は知っていても、ペニスがフル勃起状態である様を自分の子供達に見せつけるという事であれば、それは抗議すべきであると考えるのは親であれば致し方の無い事だった。 「ちょっと確認しておきたいんだが、そちらのお嬢さんはアンドロジーナかな?それともシーメール?」 最近の間違った風潮―――小説・漫画・アニメ・ゲームなどにおいて登場する、いわゆるフタナリとは「性器に男性と女性の特徴を両方兼ね備えた存在」なのだが、それを「女性器と男性器を別個に両方持っている」と勘違いして陰茎・陰嚢・陰核・陰唇を全部描写している。ギリシャ神話に登場するヘルマフロディーテが両性具有の神で、その像には一見乳房を持つ女性神に見えるが股間に男性器が付いている、という事もその論拠かもしれないが、その像には女性器の部分は見えない。そういった彫像制作において、男性器についてはその形状をちゃんと表現している物は多いが、女性器の場合は秘裂を表現したものは皆無である。それ故に、それを皮肉って女性像の股間に男性器を表現しただけであって、その像はもしかしたら実はヘルマフロディーテではない事も考えられる―――の悪影響のせいなのか、ユイコはペニスをフル勃起させた状態なので睾丸もはっきり視認できるのでアンドロジーナかもしれない、と考えてそんな訊き方をしてきたようだ。 「あ、いえ、このコはシーメールです」 その二人の風因気を察して言葉に迷ったユイコではなくアスリンが答えたのだが 「そうか・・・それはわかったが、子供達の目の前でそんな姿を見せるなんて、やめてくれないか?」 「ペニスをエレクチオンしたままで堂々と歩きまわるのは、少々マナー違反ではないかしら?」 やはりユイコのその恥ずかしい姿には不快感を覚えるようだった。 「えーと、説明しますと・・・」 アスリンは得意げに説明し始めた。 「このコはですね、元々クロスドレッサーだったんですけど、それが高じてシーメールになったんですが・・・クロスドレッサーの頃からの影響でこうなってしまったんです」 クロスドレッサー・・・つまり異性装が性的趣味であったので女装するだけで性的興奮をしてペニスをエレクチオンしていたのが、より女装が似合うように豊胸手術もしてシーメールの身体になったら、女装はもう関係なくそれだけで性的興奮してしまうようになってしまった、とユイコの事をアスリンはそう説明した。 「だから、このコはペニスをエレクチオンさせているこの恥ずかしい姿が普通でいつもの姿なんですよ」 真実は少々違っていて、今も外見に合わせて女装したら性的興奮してペニスをフル勃起させてしまうのは事実だが、今のこの状態はアスリンによるイジメのせいなのだが、ユイコにそれを口にする権利は無かった。ユイコはアスリンの性奴隷なのだから。 「えーと、つまり、HENTAIって事なの?」 そう言ってきたのは両親の後から回り込んできたスージーだった。 「ええ、このコはHENTAIなの。だからこの姿は仕方がないのよ。という事を分かって欲しいんだけど・・・」 つまり、男性が裸の女性の見て思わずペニスを勃起させてしまうのは仕方がないができれば元のサイズに戻して「普段の姿」になるよう努力すべきで退場処分にはならない、というマナー・ルールを考慮すれば、ユイコは寝ても覚めても食事していても学校に通っていてもお風呂に入っていてもペニスをエレクチオンさせているのが「普段の姿」なのだから、ペニスを萎れさせるよう努力すべきというマナーは適用外だしルール上は退場処分も有り得ない、となるのだ。 「・・・ってゆーか、よくHENTAIなんて言葉知ってたわね」 「あっ・・・」 アスリンのその指摘で、その年頃ではまだそれを知るには早い知識であるHENTAIという言葉を思わず言ってしまった事に気付いて、スージーは思わず口を覆ってしまった。アスリンもそんな年頃にそうだったように、やはり好奇心に任せるままにいろいろ大人向けの知識を調べていくうちに覚えてしまったのだ。 「スージー?」 父親は自分の娘が如何わしい知識をいつの間にか知っていた事を不審に思って思わずスージーに詰問するような視線を向けたが、 「HENTAIでもいいわ、とにかく傍に来ないで欲しい」 と言って母親も少々顔を赤らめながら―――一応、しっかりユイコのペニスの形状・寸法を確認はしたらしい―――二人に背を向け、その一家は自分達のベースに行ってしまった。 「・・・くふふ、良かったわね、ユイコ。年下の女のコにまでHENTAIって認められて」 「そ、そんな・・・」 「さっきも恥ずかしいとか言ってたけど、しっかりチンポをフル勃起させてんじゃん。あんたって本当にどうしようもないHENTAIだわ」 ユイコいやシンイチは女装で性的興奮してしまう女装美少年だった筈だ。だから学校で普通にDCとして過ごしている時はオチンチンがフル勃起してしまう事なんて全く無かった。コウジやケンタなどの悪友のように女子をいやらしい目で見たり時々Y談に耽るような事はしない、紳士で真摯な優等生だったからこそ、JCにも人気は有ったのだ。 それが、豊胸手術をさせられてちゃんと胸の膨らみを得たのは女装趣味が高じてもっと女装が似合うようにより女のコらしい身体になってみたいと願ったからだった。そしてそれによってさらに女のコらしくなったシンイチいやユイコは女装しなくても自分の身体に興奮してオチンチンをフル勃起させるようになってしまったが、しかし一日24時間その状態という訳ではなく、やはりお風呂に入って命の洗濯をする時や眠りについて意識がなくなる場合―――淫夢を見たりしちゃったら夢精してしまったこともあったが―――は血流も緩やかになってちゃんと未興奮状態でおちんちんも萎れているのが普通だった。 それが今、恥ずかしいと感じているのにオチンチンがフル勃起しているのは、恥ずかしい事に性的興奮をしている故ではなく、ローターでアナル内を常に刺激させられているだけでなく、オチンチンの根元もゴム輪で締め付けられてしまって血流が逃げ出す事ができなくなって無理矢理フル勃起状態を続けさせられているせいだった。自分の意志でも無意識でも条件反射でもなく、アスリンのイジメによってオチンチンをフル勃起させられているのであるから、どう考えてもHENTAI呼ばわりはお門違いで、どちらかと言うとさっきのケイとユリが見抜いたようにそんな事をユイコにさせているアスリンの方が立派なHENTAIである訳だが。 「さあ、どんどん行くわよ。もっとたくさんの人にあんたの恥ずかしいそのチンポを見て貰って、いっぱいHENTAIって言って貰わないとね」 そしてその後も何人もの男女のカップルやファミリーの前でユイコはアスリンにHENTAIと紹介されて辱められ、何度もHENTAI呼ばわりされて・・・もうヤケになったのか、旅の恥は掻き捨ての気持ちになったのか、恥ずかしがる自分を見るのが愉しいアスリンをギャフンと言わせたくなったのか、心頭滅却すればの心境になったのか・・・恥ずかしがる素振りは無くなって笑顔の仮面を顔に張り付けて挨拶するようになってしまった。 “くっ・・・こ、こいつ・・・何笑ってんのよ・・・HENTAIのくせに!” ユイコが恥ずかしがる素振りを見て愉しんでいた筈のアスリンは、ユイコが恥ずかしさを無視して笑顔になっている事―――それこそ、ペニスをフル勃起させたままで歩き回ってそのペニスを周囲の人に見せつけて笑っている、正にHENTAIそのものである―――が逆に嬉しくなくて表情から昏い邪笑が消えてしまった。 HENTAIと罵っているのが愉しかったのに、その相手がいざ本当にHENTAIになってしまったらそれが愉しくなくなる、そのまるで意味不明で矛盾した心境もまた、アスリン自身が自分で気付かずに精神がおかしくなってしまっている表れだった。 外からイツコが見ていればその危うい状況に気が付いていただろうが・・・。 そしてユイコ/シンイチへの憎悪はさらにアスリンの狂気を鋭く尖らせいきり立たせ、行きつくところまで行こうとしていた・・・。 ヌーディストビーチの砂浜が終わるとその先は岩場になっているのだが、さらにその直前は大きな岩が転がっていて、その巨岩と岩場の間の砂浜は秘密のデートスポットであって、極稀にだが、そこにやってきたカップルが誰にも見られないからという事でセックスに及んでしまう事もあった。 勿論、ユイコは当然サトミやイツコにサヤもおろか、今まで二人が出会った人々も誰一人としてそんな事は知らず、知っていたのはここを急遽設定したアスリンだけであった。 「ここでビーチはお終いね」 そのアスリンの言葉にユイコはようやくサトミ達の所に戻って一休みできそうだと気が緩んでしまった。 「そして、あんたももうお終いよ」 「・・・はぃ?」 ユイコにはアスリンの言葉の意味を考える為の知識も考察も何も無かった。それも仕方が無かった。今のユイコはアスリンによって作られたのだから。 「待たせたわね」 ユイコの不思議顔に応えず、アスリンはそこに誰もいないのに声を掛けた。すると、岩場の向こうから、さらにユイコ達が巨岩を回り込んできたその空間の入り口から、二人の男が現れた。いずれも逞しい筋肉の鎧を身に付けた屈強な黒人男性だった。勿論、ここがヌーディストビーチである以上、その二人のマッチョマンもやはり全裸だった。 「紹介するわ。ビルとジョージよ」 「・・・び・・・びる・・・」 「じょ・・・じょーじ・・・」 何故かその二人はカタコトの言葉しか話せないようだった。 「で、こいつはユイコ。見てのとおり、HENTAIよ」 さっきまではアスリンにそう紹介されても笑顔の仮面を顔に張り付けていたユイコだったが、いつの間にかその仮面は剥がれ落ちていた。何故なら、それは・・・ 「ほら、ユイコ、見てごらんなさいよ、二人の持ちモノを・・・ものすごく太くて長くて大きいでしょ?」 アスリンの言うとおり、その二人の黒人男性のペニスは既にフル勃起状態で見た事が無いほどの太さ・長さを持っていて、アスリンに有料フェラチオ・サービスを始めさせられてから何人もの男性のペニスをしゃぶり込まされてきたユイコも驚愕し威圧感を感じさせるものだった。 「で、ほら、今紹介したとおり、こいつもチンポをフル勃起させてるでしょ?二人のモノをケツマンコにハメ込んで欲しくて朝からずっとこの状態だったのよ。ホント、HENTAIよね」 「そ、そんな・・・」 ユイコはその二人の男性の存在など全く知らされておらず、たった今ここで出会ったにも関わらず、アスリンは堂々とそんな大嘘をこいてユイコをますます困惑させた。それに、今アスリンが言った大嘘の内容などユイコが望んだ事は一切無かった。 「さぁ、ユイコ、胸まで膨らませてやったんだから、さっさと女のコらしくチンポをしゃぶりなさい!」 「ひ・・・い・・・嫌ぁ・・・おぐぅっ!」 アスリンの命令には絶対服従の筈のユイコも流石に恐怖を感じたのか、思わず拒否の言葉を口にしてしまったが、そんな事は全く無視してビルという男の方がいきなりユイコの口にそのごん太ペニスを押し込んできた。今までに口にした事の無いそのとんでもない太さのペニスなんて、一生懸命口を開いて受け入れるのが精いっぱいで、好むと好まないとにかかわらずに身に付けさせられたフェラチオ・テクニックなど披露するどころではなかった。また、歯を立てない事がフェラチオの基本中の基本だったが、ユイコがそんな事を気にする事もなかった。ビルのごん太ペニスはユイコの歯が茎に当たろうがお構いなしで、歯が当たったぐらいで傷付くようなヤワなものではなかった。おそらく、力の限り噛みつけても歯が立たなかっただろう。そして、そのごん太だけでなく長さも今までの経験値を遥かに超えていて、ユイコの口腔内では当然納まらずに喉の奥まで達していた。 白人男性のペニスは見た目は大きいだけでやわやわフニャチンとか言われているが、その黒人男性のペニスは日本人男性の硬さを持ったままでサイズをボア・アップしたかのようだった。 「おがぁっ!・・・おぐぅっ!・・・おごぉっ!」 それは、口で愛撫するというよりはむしろ口腔内を喉奥まで犯されると言った方が正しかっただろう。ユイコは苦しさに苦悶の表情を浮かべて両の目尻に大粒の涙を蓄えながらビルのごん太ペニスの為すがままにされていた。既に自分の足ではしっかりと立ってはいられず、砂の上に膝から座り込もうにも喉奥までビルのごん太ペニスに貫かれていてはそれもままならなかった。 そして、ユイコの頭をがっしりとホールドした姿勢で腰を激しくピストン運動させてユイコの口腔から喉奥までを激しくレイプしていたビルは・・・ 「び・・・びっ・・・び・・・」 何か顔をしかめて苦悶するあるいは何かを必死に我慢するような表情になった。勿論、それさえもおそらくはアスリンも妄想・・・いや、想定していた事だった。 「ぐふふ・・・ビルったら、もうチンポ汁出そうなのね・・・さあ、シンイチ、そろそろビルがあんたの好きなチンポミルクを出してくれるみたいよ。それもドロッドロの特濃で死ぬほど臭くてもの凄い大量のチンポミルクなんだから、喜んでしっかり飲み干すのよ!いいわね!!」 そんな事をアスリンに言われてユイコ/シンイチは拒否しようと首を横に振ろうとするが、ビルにしっかり頭を掴まれていてそれも不可能だった。 そしてビルは 「びっ・・・びびっ・・・びるうぅーーっっ!!」 と雄叫び?を上げると、ユイコの喉奥でついに大量の濃厚チンポ汁を爆射した。 「ぐぉおごぉおぉぉーーーっっっ!!!」 気道に入れば窒息死は免れない・・・もしその一瞬の判断が遅れていればそうなっていただろうが、射精の瞬間に手の力が弱まったその隙に頭をのけぞらせたおかげでユイコ/シンイチは窒息死を逃れ、しかしその一度の量としては人間離れした大量の精液を飲み込むなんて事は不可能で、飲み込むのが追い付かなかった精液は逆流して口の端だけでなく両の鼻穴からも吹き出てしまった。 口に出されて鼻から出したせいでユイコ/シンイチの顔は精液でドロドロになってしまったが、そんな酷い事になってしまったのにアスリンは狂乱した。 「何で全部飲み込まないのよ、このバカシンイチ!!」 「ぎゃっ!?」 いきなり頭をアスリンにグーで殴られ、ユイコ/シンイチは思わず痛みに悲鳴を上げた。 「何で私の思い通りにならない訳!?あんたは私の奴隷で、アナルマゾのほもーん奴隷なのよ!!」 余りにも無茶過ぎる妄想がどんどんアスリンを狂気に走らせていた。 「まあ、いいわ・・・今度こそ・・・今度こそ、あんたはお終いだからね・・・男の癖に、ケツ穴を突かれまくってアクメをキメルがいい!」 そう、さっきからアスリンはユイコをシンイチと呼んでいた。何故なら、この場に来た時既にユイコはシンイチに戻っていたからである。豊胸した筈の控えめな乳房はいつのまにか消滅して元通りの真っ平になっており、アヌスにバイブをハメ込まれてフル勃起させられていたペニスもいつの間にか萎れて元の少々皮被りの普通の姿になっていた。 「さあ、ジョージ、こいつのケツ穴にあんたの自慢のキャノン砲をぶち込んで、こいつをヒイヒイ言わせてやるのよ!!」 「じょ・・・じょーじ・・・」 ジョージは背後からシンイチの両脚を捕まえると、いつの間にかアナルバイブが消えて無くなっていたシンイチのアヌスを己の凶悪なごん太ペニスの上に載せた。 「い・・・嫌・・・嫌だよ・・・やめてよアスリン・・・僕に酷い事しないでよ・・・」 「アンタバカア!?何言ってんのよ、こんな愉しい事やめる訳が無いでしょ!あんたがほもーんのアナルマゾ奴隷になって、ケツ穴をレイプされて泣き喚きながらイキ狂うのを見るのがここに来た目的なんだから!!」 「ひ・・・酷い・・・」 「酷いのは、私のプライドを傷付けたあんたの方よ。その恨みを何億倍にもして返してあげる。さあ、ヤッて、ジョージ!!」 「じょ・・・じょーじ・・・」 「や・・・やめ・・・やめてえぇぇっっ!!・・・嫌だあぁ~~っっ!!」 自分のアヌスを割り開いて無理やりごん太ペニスが入り始めたミリッ・・・ミシッ・・・という音に気付いてシンイチは悲鳴を上げた。その瞬間! ビービービービービービービービーという警報・警告音がアスリンの耳に鳴り響き、シンイチの姿はアスリンの前から掻き消えた・・・筈だったが。 「うるせえぇぇーーーっっっっっ!!!!!」 アスリンはその耳障りな警告音に対し、全力で声の限りに叫んだ。その直後、何かがピシッと音を立てたのを聞いた後、アスリンの耳に響く警報・警告音は一瞬で消え、目の前には消えた筈のシンイチの姿が元のまま戻ってきていた。 アスリンの欲望が現実―――DPSには何やらその世界で生命に対する危険な兆候が感じられたら機能を停止する安全装置が組み込まれていた―――を凌駕し、イツコが仕込んだ安全装置をアスリンの妄想によるオーバーロードで故障させてしまったのだ。 そしてジョージはアスリンの命令を忠実に実行した。 「じょ・・・じょーじ・・・」 「う・・・ぎゃああああああ!!!」 かまわずごん太ペニスはメリメリと音を立ててアヌスに突き込まれてしまい、シンイチはとてつもない痛みに凄まじい悲鳴を上げた。 「グフ・・・グフ・・・グフフ・・・それで終わりじゃないわよ・・・」 アスリンは狂気に染まった昏い邪笑をシンイチに向けた。 「あ・・・ぐぁ・・・」 アヌスが引き裂かれそうな壮絶な苦痛―――もしかしたら、それは破瓜や出産で女性が経験する痛みを上回っていたかもしれない―――に声も出せないシンイチ。だが、構わずジョージは己の巨砲をシンイチのアヌスの奥へ突き込んできた! 「うっぎいぃぃ~~~!!!」 さらなる凌辱についにシンイチは両目から大粒の涙を零し始めた。 「や、やめて・・・助けて・・・許して・・・アスリン・・・」 「やめて?助けて?許して?・・・ふん、こんな至高の快楽をやめる筈ないじゃん。あんたを助けるつもりも無いし、許したりもしないわ!!」 そう言ってアスリンはシンイチに指を突き付けた。 「あんたはアナルマゾのほもーん奴隷になるのよ!!」 その瞬間、萎れて項垂れたままだったシンイチのペニスは一瞬でフル勃起して勢いよくカリ首を擡げた。 「ひっ!?」 自分のペニスのその反応が信じられなくてシンイチは目を疑うかのように見開いた。 そしていきなりジョージはアスリンの命令も無く、以心伝心なのか―――勿論、ジョージの存在もアスリンの邪悪な欲望によって生み出されたものであり、つまりジョージはアスリンその者であるのだからそれも当然であった―――己の巨根をシンイチのアヌス内でズコッバコッとピストン運動を開始させた。 「はがぁぁーーっっ!!ひぎいぃぃーーっっ!!ふぐうぅぅーーっっ!!へげえぇぇーーっっ!!ほごぉぉーーっっ!!」 ジョージの巨大ペニスにアヌスを貫かれながら上下運動させられて、シンイチはその度にアヌスが引き裂かれそうな痛みに大粒の涙を零しながら悲鳴を上げていた。 「い、いい・・・いいわ・・・これよ・・・これを夢見ていたのよ・・・あんたが巨大なペニスでアナルレイプされながら泣き叫ぶ姿を見たかったのよぉぉーーーっっっ!!!」 もはや狂気じみたではなく、(キ)そのものの歪んだ顔でアスリンは驚喜乱舞した。それだけでなく、自分が地獄に叩き込んだシンイチのその姿を見てどうしようもなく性的興奮が昂り、アスリンは知らず知らずのうちにバイブを自分の秘所に突き込んで激しくオナっていた。 「さあ、アナルマゾのほもーん奴隷らしく、そのままアナルレイプされてイッて汚らしい白濁粘液をチンポから噴き上げるのよおぉーーーっっっ!!!」 縄などで縛られたり鞭などでシバかれたり、そんな苦痛・被虐に性的興奮を覚えるのがマゾヒズムなのだが、アスリンの理想はシンイチが苦痛や痛みに性的興奮を覚える事無く射精するというイミフで(キ)なものだった。 “い、嫌だ・・・イキたくない・・・こんな目にあって・・・こんな事されて・・・射精するなんて・・・嫌だあぁぁーーーっっっ!!!” だが、アナルからは地獄の苦痛のみ伝わってきて快楽など全く感じていない筈なのに、シンイチのペニスは痙攣を始めた。それは、アスリンの妄想のままの射精衝動だった。そして・・・ついに・・・ 「じょ・・・じょーじょ~~~っっっ!!!」 背後のジョージはオルガに達して思わず自分の巨大チンポを根元までシンイチのアナル内にハメ込んできた。そんなモノをシンイチの身体が受け入れられる筈はない。もし受け入れられたならそれは身体の中を突き破られて死が待っている筈だった。だが、アスリンの邪悪な欲望のエネルギーはイツコが設定した安全装置を既に故障させてしまっていたので、その地獄の苦しみ―――アスリンにとっては無上の快楽か?―――がシンイチを襲う事がキャンセルされる筈も無く・・・ 「うっぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっっーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」 ジョージのその巨大ペニスを根元までえぐり込まれて―――奥行き10cmの穴に長さ30cmのシャフトが全部入るかの如く、何故か入る筈の無い物が全部入ってしまった―――まるで断末魔のごときすさまじい悲鳴を上げたシンイチ・・・だが、その生き地獄に失神する事も無く、シンイチは身体の奥深くにジョージの大量の白濁粘液・・・いや、それはあまりの濃さにかなり黄ばんでいた・・・がぶちまけられて激突した感覚を覚えていた。そして、ついにアスリンの最後の邪悪な欲望が結実する事になった。 天を向いて屹立していたと言ってもそれはあくまでも斜め上方向であるのがペニスの勃起なのだが・・・なんとさらにシンイチのペニスは屹立する角度を強くして、とうとう本当に真上を向いてしまったのだ。それも勢いよくビシッとお腹を叩くほどの勢いで・・・そしてその瞬間にまだムケきっていなかった包皮もクルリと翻転して亀頭部が完全露出して・・・シンイチは激しく射精をしてしまったのだ。 その天を突くような勢いでそそり立ったシンイチのペニスから真上に吹き上がった大量の白濁粘液は弧を描いて全てシンイチの顔に降り注いでいった。 「ぅぎひいぃぃっっっ!・・・・・・ぐぅふううううううぅぅぅぅぅっっっっっっっっっっーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」 DPSの世界の中でのアスリンと同様、ごん太バイブをヴァギナとアヌス両方に突き込んでいたアスリンは、その最後のクライマックスの瞬間に合わせてその二本のごん太バイブを限界まで二つの穴に押し込んで、普通なら死ぬほどの快楽に悶絶死―――余りの快楽の巨大さに身体が耐え切れず、絶頂した瞬間に心停止してしまう―――するところであったが、そこはまだJCという若さが功を奏して乗り切り・・・とにかく、今まで生きてきた中で一番気持ちいい瞬間を迎え、上下の口から大量のヨダレと泡を吹いて白目をムキながらベッドの上でビクンビクンとのたうち回っていた。 もし、その様をシンイチに見られていたなら、きっとシンイチに 「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる・・・」 等とバケモノのような恐ろしい表情で呪詛の言葉を呟き続けていた事だろう・・・。

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