ヒロは上半身だけ、俺は下半身だけ裸だ。なんだか妙な感じだけど、ヒロは少し着衣している方が興奮するってことを俺は知ってるから、野暮なことは突っ込まない。 「アユムのココ、触ってないのにもうトロトロだ。見てるだけなのにどんどん溢れてくるよ」 「あ、やだ……見てないで触ってよ」 「触ってあげたいけど、一人で思い詰めて勝手に俺を忘れようとしたお仕置きってことで、今日は前には触ってやらない」 　ヒロはそう言うと、ニヤリと笑った。 「ええ？何でそんな意地悪するの……」 「お前が言うなよ。それにアユムは前を触らなくても、後ろだけでイケるだろ？」 「そうだけど……アッ」 　いきなり足首を掴まれて、身体全体をガクンと後ろに倒された。そうすると俺の恥ずかしいところがヒロに丸見えになって、俺は羞恥心でかあっと顔を赤くした。 「記憶がないときもフェラと素股だけは素直にさせてくれたけど、ココに触れようとしたら途端に暴れだすから……少し固くなってるなぁ」 　ヒロは俺の股ぐらに頭を突っ込んで、後孔をツンツンと悪戯するように触った。そこで喋っているせいで息も掛かるから、俺はますます興奮してダラダラと蜜を溢れさせてしまう。 「ふふ、凄いな……ココまで垂れてきてるぞ？アユムのエッチな汁」 「やだ、も、なんかシテよぉ……」 　自分だって今すぐ俺に突っ込みたいクセに、じっと見ているだけのヒロにイライラして、俺は太腿でヒロの顔を軽く挟んで抗議した。 　するとヒロはわざとしょうがないなという顔をしてニヤリと笑い、見せつけるようにちろりと舌を出した。そしてそのまま、俺の股ぐらに頭を深く潜り込ませていく。 「何……あ、ひぁっ！？」 　そのままツンツンと舌先で後孔をつついてきたかと思うと、舌全体を使ってべろべろと舐めてきた。一度だけじゃなくて、二度、三度、何回も。 「あ、あ、も、舐めるのやめ……っ！」 　口では止めてと言っていても、太腿でヒロの顔をぎゅうぎゅうと挟みこみ、その行為を続けさせている俺の行動は真逆だ。 　なのでヒロは俺の言葉など意にも介さず、丁寧に皺を指で伸ばして犬のように舐めまわしたり、時にはナカに唾液を送り込みながら固く閉じている肉壁をしつこく刺激したりした。 「アッアッもうやめ、アンッ、そこぉ、きもち、ひっ、いや、あっ、ああアッ！」 　前立腺には届いていないものの、既に入り口となったそこを好き放題に舐めまわされるのが気持ちよすぎて、俺はヒロの髪をわし掴みながら甲高い声で叫び悶えた。 「アユム、自分から脚を開くなんて相変わらずエッチな子だなぁ」 「ひっ、ンッ、うんっ、あ、ヒロッ、もっと舐めてぇ、も、指も入れて……っ俺のナカ、グチャグチャにしてよぉ」 　俺はいつの間にか脚を大きく開き、自ら腰を上げてヒロが舐めやすいような体勢を取っていた。そして恥も外聞もなく懇願する。 「指入れてグチャグチャにしたあとはどうする？アユムはどうされたいんだ？」 「アッ……んん、ヒロの、おっきぃオチンチンいれて、そんで俺のお尻が壊れるまで何回もたくさん、ズコズコって突いてぇ！」 「はっ……いやらしいな、アユム。なんて可愛いんだ」 「アアアァッ！！」 　舌の代わりにヒロの太い指がいきなり2本もズブッと入ってきて、そのままダイレクトに前立腺を突かれた不意打ちで、俺はピュピュッと白濁を自分の腹に向かって勢いよく飛ばした。