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第3話

ハーキュリーがヒエラを見初めたのは熊族としてもハーキュリー本人にしても想定外の事だった(もっと言うなら熊族達よりよっぽど獅子族やヒエラらの方が予想外すぎる事態であっただろうが)。無事にヒエラを連れ帰り、つがいとして愛でる日々だったがひと月近くがたったある日の朝、ハーキュリーがヒエラに言った。 「今日は一日ゆっくり休んで待っていろ。帰宅を出迎えてもいいが、セックスは無しだ」 朝食の席で言われたヒエラは驚いた。張り型の無い椅子に座るように言われたのも驚いていたのだが、ヒエラが知る限り性欲が旺盛なんてものじゃないハーキュリーの言葉とは思えない。確かに朝もいつもであれば起きればそのまま即セックスだったというのに、素股で済まされている。飽きられたとはその前の晩の行為を思い返してもありえないだろうし、確かに起きてセックスは無かったがハーキュリーは宝物のようにヒエラのたて髪をすき、身体中を丁寧にまさぐっていた。 「どういうことですかハーキュリー様。私は今日一日焦らされて過ごすのでしょうか」 「ああ、そういうつもりは無かったがそうなってしまうのか」 妙に機嫌の良いハーキュリーに、ヒエラが首をかしげた。 「新婚休暇がやっと取れたんだ。明日から一ヶ月たっぷり可愛がってやるから、今日はゆっくり休んで待っていろ」 熊族は伴侶を迎えると、お披露目式からの新婚休暇に入る。記念旅行に旅立って子作りに励むのも良し、新婚家庭に引き込もって子作りに励むのも良し、子を作らずセックスに励むのも良し、まあとにかくたっぷり一ヶ月セックス三昧で過ごす。本来であればきちんと計画を立てて予定を組むものなのだが、ハーキュリーは突発的にヒエラを迎えてしまった為にすぐに新婚休暇が取れずにいた。特にハーキュリーともなると熊王の右腕として国家を支えていたから引き継ぎにも時間がかかるし、引き継ぐ者を選ぶ所から難航していたのだ。結局一人に全てを任せるのは無理だと数人に分けてハーキュリーの抜ける穴を補佐させる事になり、それも今日一段落してやっと明日から休暇に入れるとハーキュリーは嬉しそうにヒエラに伝えた。 だがそれを聞いたヒエラは、小さく息を飲むと逃げるように立ち上がった。ハーキュリーはヒエラのその様子に、益々嬉しそうな様子を見せるのみだ。 ヒエラとハーキュリーの出会いはお互い一族を代表する騎士として、戦士として王に選ばれ連れられた先での事だった。美しい黄金の獅子の姿に一目で魅了された灰色の熊は、直ぐ様獅子を拐いそのまま滞在期間中の全てを使って獅子を雌にした。獅子を串刺す熊の大きくいびつでこぶのある陰茎は抜かれる事なく延々と獅子の腹に精をそそぎ続け、どれだけ獅子が泣いて許しを乞うても奥を責め続けた。抜かれるのは食事の時と、用を足す時くらいである。獅子がもう自分は熊の雌だと啼いても、熊は獅子の陰茎が勃起し射精する間は陰嚢をなぶって雌が雄のふりをするなと許さなかった。獅子の逞しい胸筋はおっぱいと言わないと許さなかったし、当然肛門はまんこだと言うように教え込んだ。熊が射精した後にメスイキをして、射精した陰茎を締め付け勃起させるようにしつけた。食事でも用足しでも陰茎を抜く時はまた入れる前に獅子の両足を抱えて持ち上げ、股間の陰嚢を踏み潰すように刺激を与え、腹も責めて流し込んだ精液をひり出させた。獅子は熊の足責めの度に雄だと勘違いしている体にお仕置きありがとうございますと言わされ、やがて自主的に感謝を述べるようになった。抜いた陰茎を差し込む時は獅子に穴を開かせておちんぽの為のおまんこにどうか挿入してくださいと言わせ続け、やがて獅子はおまんこにおちんぽないと寂しくて死んじゃう、抜かないでくださいと腰を振りながら熊にすがって懇願するようになった。熊の陰茎が結腸の奥をこじ開ける勢いで叩きつけるかのような挿入をすると、獅子は勝てない雌は雄に勝てない、こんな雄の腰に勝てるわけが無いと尻を振って敗北を叫び自分は雌だ、雄に思い知らされた雌だと啼くようになった。熊が故郷に帰還する頃、獅子はすっかり熊の陰茎に逆らえない雌と成り果てていた。 その時間は一週間もかからなかっただろう。わずか数日で雌にされた獅子は、また一ヶ月熊と濃厚な蜜月を過ごすのだと言われて心底怯え同じくらい期待で体が熱を持ち、立ち上がったものの腰が抜けたように床へと座り込んでしまった。 「どうしたヒエラ」 心配しているようで、ヒエラの反応が楽しくて仕方が無いハーキュリーが席を立ちへたり込むヒエラの傍らに向かった。ヒエラは恐れるようにハーキュリーを泣きながら見上げていた。 「許して」 「何をだ?」 許してと震えながら言い続けるヒエラへ、ハーキュリーは優しく笑った。 「許して、終わっちゃう。一ヶ月もだなんて、私が本当に終わっちゃう。壊れちゃう、私が壊れて雌になってしまう」「ハークに犯される事しか考えられない雌になってしまう」 「良いことじゃないか」 ヒエラは怯えながらも射精できなくなった陰茎から蜜月への期待で潮をもらし、肛門を自らの指で責め、腰を揺らして舌を出し、目の前に立つ雄がヒエラを見て勃起させている陰茎を求めた。 「今日はしないと言っているだろう」 「あっ♥️」 仕方ない雌だと言うようにハーキュリーがヒエラのたて髪を掴み、勃起する陰茎に絡ませた。 「うっうそ♥️そんなぁ♥️たてがみったてがみがぁ♥️たてがみまでおまんこになっちゃったぁ♥️」 ヒエラ自身も自慢に思い、ハーキュリーも美しいと大事にしているたて髪を使って自慰をされ、ヒエラは口から涎を垂れこぼして歓喜した。目の前でたて髪を汚すハーキュリーの陰茎から目を離せない。 「かけて♥️はーくのせいえき♥️わたしにかけて♥️せいえきをかおにくださいっ♥️♥️♥️あっついおすのせいえきまみれにさせてくらさい♥️あっ♥️あああっ♥️んあああああぁぁあ♥️きたっ♥️あちゅいのきたぁああ♥️あたまからべっとりたくさんしゅごい♥️はーくのせいえきしゅごいれすぅう♥️はなにっはなにせいえきかかってにおいがすごいの♥️おちんぽのにおいれわたしイッちゃうっ♥️せいえきがうれしすぎてメスイキまったなひれひゅうぅぅううぅ♥️♥️♥️」 まえのめりに倒れて、痙攣しながら自分の肛門をいじり悶えるヒエラを見下ろし、ハーキュリーが名残惜しそうにため息をついた。 「ハーメス」 「はい、旦那様」 「ヒエラに貞操帯を。このままでは休めと言っても休まなさそうだ。まんこにもメスちんぽにも栓をするように。用を足したいというならちゃんと目の前で見届けてオナニーに狂いださないように見張れ」 「心得ております」 お任せくださいと胸を張る執事を頼もしそうに見ると、ハーキュリーは城へと向かう為に屋敷を出た。 「あっ♥️あひ♥️はーめすっはーめしゅゆるひておねがいやめひゃへてぇ♥️♥️」 「なにをおっしゃいますヒエラ様。あなたは明日から一ヶ月、たっぷり念入りにハーキュリー様に可愛がられるんですから、せめて体はほぐさないと」 「せめてっイかひぇてぇ♥️」 「いけませんよヒエラ様。それでは明日に備えてお休みを下さったハーキュリー様の心遣いが台無しではありませんか」 貞操帯をつけたヒエラが、ハーキュリーの館の広いパウダールームに設置されている拘束ベッドでマッサージに啼いて悶えている。専属マッサージ師の熊が黙々といやらしくヒエラを揉み、性感を挑発していた。 「今日は道具も使いましょう」 「ふぇ♥️なに♥️なにひゅっ♥️おひいいぃぃぃいいぃぃぃいいい♥️♥️♥️」 「ほう?これは?」 マッサージ師が一旦手を離し石のようなものをヒエラの乳首に固定装着させ、とたんヒエラが吠えた。不思議そうにハーメスがマッサージ師に何をしたのか聞く。 「振動石です。一つだとただの石ですが、同じ石があると強く振動するんですよ。ほら」 また一つ石を取り出して、ハーメスの前にマッサージ師は出した。ハーメスが触ると確かに振動が伝わったが、ここまでヒエラがのたうつ程でもないように思え首を捻った。 「近くにあるほど振動は強くなりますから」 「ああ、なるほど」 マッサージ師の言うことに、ようやくハーメスは納得した。乳首に一つずつ置かれた石は、距離といいさぞかし強くヒエラを攻め立てているだろう。 「せっかくですからヒエラ様のメスおちんぽとおまんこにもつけましょうか」 「おお、いいですね」 「んおぉぉおおおぉぉおおおおおおおおおおお♥️♥️♥️」 貞操帯ごしに振動する石を装着させられて、本当にヒエラは吠えた。 「これっ♥️これぇえええ♥️とってとってぇえええ♥️ひゅごいいじめてくるのにイケない♥️もっとつよくいじめてくれないとわたしイケないのぉぉおおおお♥️♥️♥️」 「ほぉ、ヒエラ様がイケない強さで責められるのですか」 「振動の強さは距離と大きさですね。この小ささだと絶頂目的には使えないかと」 「素晴らしい。せっかくですからこのままハーキュリー様がお戻りになるまで、ヒエラ様のすけべな場所をほぐしてもらいましょう」 「かしこまりました」 「まって♥️はーめひゅ♥️まってぇえ♥️おねがいこれとって♥️♥️♥️わたしをひとりにしないで♥️えっちいしとってぇええ♥️」 「大丈夫ですよヒエラ様、もうすぐハーキュリー様もお戻りになります。あと三時間ほどです。そしたらそのままお二人で湯あみをなさればよろしいかと」 「さっ♥️さんじかんんんんっ♥️♥️♥️むりっむりむりっしんじゃうっ♥️おねがいいかないれっ♥️ゆるひれっ♥️ふたりともまってぇええ♥️おいてかないれっ♥️こんなのほっとかれたらひんじゃうぅう♥️ものたりないのったりないっせめてもっとつよくいじめてくらさいっ♥️めすおちんぽもちくびもおまんこも♥️あたままっしろになるくらいせめぬいてくらひゃいぃいっ♥️どすけべひえらにめすいきのおなさけをおねがいひまひゅぅっ♥️ああああぁあああっでていっちゃったぁあああ♥️はーきゅっはーきゅはやくかえってきてっ♥️どすけべおまんこはやくはーきゅのすてきなおちんぽでいじめてくらひゃいぃいい♥️んひっんひぃいいいいんっ♥️」 にこにことパウダールームを後にするハーメスとマッサージ師へヒエラは必死に慈悲を乞い、二人が出ていった後はハーキュリーへと助けを求めてひたすら啼いた。拘束された体では物足りない刺激を少しでもごまかす為に腰を振る事も、身をくねらす事も叶わず、啼きわめく事しかできない己のみじめな無力さが逆に興奮を高め、ヒエラは少しでもイこうと己を卑しめる言葉を吐き続けた。 「......ふむ」 帰ってきたハーキュリーがハーメスから話を聞いてパウダールームに行ってみればヒエラはすっかり意識をとばし、終わらない刺激に体だけが跳ねていた。体は汗まみれですっかり濡れている。丁寧に石を外して貞操帯も外し、ヒエラが起きないようにそっと抱えるとそのまま風呂に入った。元々明日は朝から啼いてもわめいても許さないつもりでいたから、今夜くらいはゆっくり寝かせてやりたいと思っていたので丁度良い。 ヒエラと出会った最初の一週間で、ハーキュリーはヒエラを獅子の雌にした。この一ヶ月で、どこまでハーキュリーの雌にできるか楽しみで仕方が無い。今夜は眠れるだろうかと湯につかりながらハーキュリーは上機嫌に、眠るヒエラのほほにそっと口づけた。

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