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第7話
颯真の舌はヌルっとオレの後孔に侵入し、舌先で入り口を何度も刺激する。オレは身体をビクつかせ、外に声が漏れぬよう必死に歯を食いしばった。
「はぁ……んん……っ……んっ……」
しつこいほど丹念に濡らされたそこに、長い指があてがわれると逃げる間もなくズブッと内部へ挿入された。
「ぁっ……やっ……ふぁっ……抜いて……っ」
オレの言葉はあっさりスルーされ、丹念に解された内部をじっくりと掻き回される。クチュリと卑猥な音が耳をつく瞬間、颯真の指がオレの弱点に触れた。
「ひゃ……ぁああ……っ……や……んはぁ……」
弓なりにディスクの上で仰け反り抑えきれない声……。三年かけて開拓されたそこは目隠しの所為なのか、それとも場所的なものなのか。とにもかくにもいつも以上に敏感で内心パニック。目隠しの所為で颯真の表情は伺え知れず、余計にオレの身体が反応する。
「抜いてっ……」
切羽詰まったオレの声。それでも颯真は動じず、内壁を指の先端で擦り上げるとオレは堪らず身を捩る。一本から二本、そして三本と指は増やされ内部を犯す。
「あっ……ふぅ……っ……ぁ……ん」
ギリギリのところまで抜きまた挿入。弱い箇所を指の腹で何度も擦られるとキュッと颯真の指を締め付けた。さっき達したばかりなのに、また訪れる波。自分の身体が淫乱だと思い知らされているようで恥ずかしさに涙が出る。
「んっ……もう……やっ……」
オレがなんとか悲願するとようやく指が抜かれ、乱れた呼吸で息を吐いた。
「感じてるくせに」
なんの前触れもなく耳元で突然囁かれてオレはビクンと反応。颯真はクスリと笑って耳をペロと舐めた。それが合図でふと颯真が俺から身体を離すとカチャカチャと鈍い音が足元で聞こえ、熱いものが触れた瞬間に貫かれた。
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