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 男の指が僕の腹を突いた。  擽ったい。  「ぅひっ」  息が漏れた。  指が内臓と骨を擽る。  こそばゆさが腹の下に溜まり、僕は正体の知れぬ感覚に吐息する。  皮を押し、骨を押した後で男は溜息を吐いた。  どうやら僕は落第したようだった。  国民学校で落第点を貰ったときと同じ顔を僕はした。  男の手が僕の足首を掴んだ。  片手で有り余るほどの太さしか持たない僕の足は軋んだ。  その手に開かされ、僕は全裸のまま男の前で仁王立ちになった。  貧弱な隠茎が揺れた。少し頭を上げようとしているのか、根本が持ち上がり、睾丸よりも短い隠茎は男の小指のような形をしていた。  「!」  先端に指を差し込まれ、僕は立ったまま痙攣した。  男の逆手が茎部を先端から根本へ押し上げる。  「―――!!――――っ!!」  悲鳴は爛れた喉に張り付いた。  血のように体液が滲んだ。  僕の隠茎は真っ赤な亀頭を曝し、僕は男の前で醜態を曝した。  「貴様は男だ」  男の爛れた唇から音が漏れた。  僕は今完全に"勃起"した隠茎に見取れていた。

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