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 僕が開かれる。  彼の指で、彼の手で。  僕は自分の乳首を弄る指に力を込めた。  「!!」  めり込んだ指先に阻まれ、射精感が陰茎の先端に留まる。  細かな痙攣を繰り返し、僕は彼の指に爪弾かれる。  「ぁ゛―――!!!」  めりめりと音がしそうな勢いで、彼の指が尿道に入ってくる。  痛い、痛い、痛い。  なのに僕のいやらしい性器は萎える兆候もなく、ひたすらに起立したまま、痙攣を繰り返す。  細い筈の管が、彼の指の形に開かれてく。  「ィ―――!!!」  後腔を更に三指で犯される。  尿道に潜り込んだ指先はぐりぐりと円を描き、亀頭がそれに釣られて頭を振った。  「ぁ…ぁ…」  涙の溢れる目を半ば白目にして僕は腰を突き上げた。  それは、絶叫すら飲み込む、痛みという快楽だった。  僕の直腸は容易く彼の四指目を飲み込む。  嗚呼、嗚呼…!!  じゅぼじゅぼと人体から出る音とは思えない音が僕のお尻の穴から響いた。  凄い!凄い!凄い!  目の前が真っ白になる。  細かな痙攣は、全身を撥ねさせる大きな痙攣に変わり、指が執拗に前立腺を攻める。  「かはっ…かはっ」  喉に唾液が絡み、息すらままならない。  「よう、よう、よう…」  彼が僕を呼ぶ。  本当に僕を呼んでいるのかはわからない。

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