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後日談 『おしおきー23』※
「……ぁあん……っんぅ……っんっく……っん」
シーツの上に四つん這いの雅紀が、喘ぎながら自分の髪をせつなげに掻き毟る。
秋音はローションを纏わせた指をもう1本増やして、うねる雅紀の尻の奥を、丁寧に解し広げていった。
藤堂のどや顔が目に浮かぶので、デスク上のお役立ちグッズを使うのは癪だったが、今回はそっち系の用意を何も持ってきていない。仕方なくだがありがたく、使わせてもらうことにした。
「どう、だ?いいか?」
「っぅあぅ……っん……いぃっ」
雅紀の中は解す前からわなないていて、秋音の指をきゅうきゅう締め付ける。猫の伸びポーズの、背中から腰のラインが美しくて艶かしい。
中を弄りながら、背中にそっと口づけると、雅紀はあんっと鳴いて小さな尻を震わせた。
尻を高くあげ、秋音の指を受け入れて、声を出すまいと必死に堪えている雅紀から、強烈な色気が立ち上る。
藤堂の言う通り、これでは彼でなくとも、思わず押し倒してしまいそうになるかもしれない。
秋音は雅紀の背中に唇を滑らせ、滑らかな尻に口付けながら、指を更に増やして中をゆっくりと解し続けた。
「……んあっ……っあ……っぁん……っあ……きと……さ……っも……もぅ……だっめ……ぇっ」
雅紀の艶っぽい声に切羽詰った響きが加わる。指がしこりを掠める度に、雅紀はびくびく震えて、甘い衝動に耐えていた。前に手を回すと、張り詰めたペニスの先から、だらだらと先走りが溢れている。秋音はその根元を優しく握りしめ
「もう、限界か?……挿れる、ぞ?」
「……ぉねが……っき、て……ぃれて」
指を抜き取ると、ローションまみれの入口がぽっかり口を開け、モノ欲しげにひくついている。
眩暈がしそうなほど、いやらしい光景だった。
秋音は熱い息を吐き出し、いったん雅紀の身体から手を離すと、ずくずくと疼く己のものにゴムをつけて、ローションを垂らした。
雅紀は離されたペニスの根元を自分でぎゅうっと握って、射精を堪えている。その表情がまた色っぽくてぞくぞくする。
「っ雅紀、入るぞ……っ」
雅紀は声を出す余裕もないのか、震えながらこくこくと頷いた。
逸る気持ちを抑え、雅紀の身体に後ろからのしかかる。細い腰を掴んでぐっとあてがい、じわじわ押し入れていくと、収縮する熱い穴が先っぽをねっとりと咥えこんだ。
……っ。挿れた瞬間にイきそうだ……っ
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