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後日談 『おしおきー37 』

「そ。感謝だよ。おまえにも秋音にもな」 「約束……破っちゃったのに?」 おそるおそる聞いてくる雅紀の頭を、がしがしと撫でて 「それはさ~。ちょっとムカついたぜ。俺が破りかけた時は秋音のやつ、あんなに怒ったくせにってな」 「……ですよね……」 しょぼんとする雅紀に、暁はにやっと笑ってみせて 「でもしゃあねえよな。もともとは俺が悪かったんだしな。だいたい、可愛いおまえがこんな側にいてさ、なんも出来ねえとか、拷問過ぎるだろ~」 暁の言葉に雅紀は赤くなって 「……俺も……辛かったし。おしおきされてるの、俺かも?って思ってた」 恥ずかしそうにちょっともじもじしながら呟く雅紀に、暁は堪らずにやつきながら頬ずりして 「欲求不満のおまえもさ、超可愛かったけどな」 「むー。暁さん、バカにしてるでしょ。俺、結構……切実だったんだから」 赤い顔で睨みつけてくる、拗ねた顔も可愛い。 「怒んなって。だよなー。藤堂さんのマンションで、こっそり自分で抜いちまうくらいだもんな」 暁の言葉に雅紀は絶句して、懐いてくる大きな身体を押し戻し 「もうっ。暁さん、嫌いだっ。ばか」 「おっ。ちょっ待てっこら、暴れんな」 暁はじたばたする雅紀を押さえ込み、膝からずり落ちそうになるのを抱き止めて 「危ねえっつの。おまえさ、今自分がどんな格好か分かってるか?可愛い尻が丸出しなんだぜ。落っこちたら砂利で怪我しちまうだろー」 雅紀ははっとして自分の下半身を見た。暁の言う通り、下着ごとジーンズをおろされていて、尻はもちろんだが、大事なところも剥き出しだ。 かーっと顔が熱くなる。慌ててシャツの裾で隠して顔を上げると、にやにやしている暁と目が合った。 「なんで涙目だよ。俺のも出てんだからおあいこじゃん?それにしても……美人さんだよな~おまえのちんこ」 「っ。暁さんの、ばか~~っ」

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