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後日談 『おしおきー52』※
柔らかくほぐれた雅紀の中から指を抜き取ると、雅紀は床に両手をついて尻だけ高くかかげたおねだりポーズで、妖しく暁を誘った。
暁は息を荒げ、自分のものの硬さを確かめるように握ると、後ろからのしかかって、ひくつく雅紀の穴に先端を押し付ける。
「はいる、ぜ……っ」
「……っぅん」
雅紀はふぅっと息を吐き、身体を弛緩させた。硬い灼熱が入口を割り、ゆっくりと突き入れられていく。
暁がたっぷりとローションを使ってくれているから、雅紀のそこは軋むこともなく滑らかに、暁の大きなペニスを咥え込んでいった。
ずりずりと狭い隘路を擦りあげながら、暁のものが押し入ってくる。その感触のあまりの気持ち良さに、雅紀は床についた手をぎゅっと握り締め、込み上げてくる重い呻きを押し殺した。
「……んんぅっく……ふぅっん……ん……」
少し押しては引き、じわじわと中に馴染ませていく。雅紀は小さな尻をもじもじと揺らした。
月の光にほんのり照らし出された、雅紀の白くて綺麗な尻。その狭間に自分の赤黒いものが出入りする様子は、なんとも淫猥で、穢れないものを汚しているような背徳感がある。
暁は込み上げてくる衝動を必死に押し殺して、雅紀の細い腰を両手で掴み、ゆるゆると揺すりながら奥を目指した。
一番太い部分が無事にすっぽりおさまると、雅紀はあうっと喘いで吐息を漏らした。柔らかいけどぎちぎちの内壁が、暁のものをきゅうきゅうに締め付ける。雅紀が息をする度に中がうねって絡みつき、その刺激だけで暴発してしまいそうだ。
「大丈夫、か?」
「……っく……うん……」
雅紀はこくんと頷いて、猫ポーズのまま振り返った。生理的な涙の滲んだ大きな瞳が、せつなげに暁を見上げる。
「……もっと……ん……きてぇ」
「……っ」
……やば……っ。なにその悩殺エロ顔っ。
ずくんと走る痛いほどの衝動。暁のものがぶわっと膨張して、雅紀はああんっと声をあげ、身悶えた。
「……んやっ。んー……っお……っきぃ」
……こらまて。それ、やめろっ。イっちまうって……っ。
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