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番外編『愛すべき贈り物』28※
包み込むような穏やかな暁の微笑み。雅紀は目をぱちぱちして、小さく首を横に振った。
「ううん。大丈夫、俺」
「いいんだぜ。おまえがさ、自分で一生懸命考えたいって時は、とことん考えたらいい。俺はそれ、邪魔したりしねえよ。おまえ、顔に似ず案外頑固だからな。自分の考えがまとまんねえうちに、人から何言われても、納得出来ねえんだろ?」
暁の優しい声に、雅紀は躊躇いがちにこくんと頷いた。暁は雅紀の柔らかい髪をくしゃっと撫でて
「はらはらすることもあるけどさ、おまえのそーゆーとこ、俺は全然嫌じゃねえよ」
「……暁さん」
「ゆっくり、行こうぜ。先は長いんだ。な?」
「……うん」
「でもさ、これだけは忘れんなよ。いっぱい考えて、どうしても1人で抱えきれない時はさ、俺が一緒に考えてやるってこと。な?」
「……うん……うん。ありがとう……暁さん」
暁はにかっと笑って、雅紀の顔を覗き込んだ。雅紀の目元がじわっと赤くなる。そのままゆっくり顔を近づけようとして…雅紀の手のひらで阻止された。
「や。ダメです」
「なんでだよ?」
「ここ、事務所だし」
「今、誰もいねえじゃん」
暁は邪魔してる手をぐいっと掴むと、すかさず雅紀の唇にちゅっとした。雅紀はぼっと顔を赤くして、口に手を当て、暁を睨みつける。暁はにやりとして
「続きは、家、帰ってからな」
そう囁いて立ち上がり、窓際の自分のデスクへと戻って行く。雅紀はその後ろ姿を目で追いながら、自分の唇をそっと押さえた。
「ん……ぅ……っぁ……や……ぁ」
「ん~いい声。ここ、気持ちいんだ?」
湯船で後ろ向き抱っこされて、雅紀は甘い吐息を漏らした。暁の悪戯な指先が、もうぷっくりしてきたピンク色の乳首を、きゅっきゅっと摘みあげる。
「……っん……っぅ……っぁ……」
可愛い声をあげながら、もじもじと身を捩る雅紀の尻が、既に大きくなってる暁のものを刺激している。
「っ。やらしいな、雅紀。そんなこと、されたらさ、我慢出来なくなっちゃうんですけど」
尾てい骨辺りに、暁の昂ったペニスを押し付けられ、ゆるゆると揺らされながら耳元で囁かれて、雅紀はぷるっと震えて、子猫のように甘えた声で鳴いた。
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