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番外編『愛すべき贈り物』32※
「暁さんが……触るっからぁ」
「嘘つけ。触る前から、ここ勃ってたぜ?」
暁は意地悪く笑って、握る手の力を少し強くした。
「……んぁ……っん」
雅紀はせつなげに眉を寄せて、びくんっと震える。暁の手の中で雅紀のものは、一気に硬さを増した。
「ぁ……っん……っ」
「雅紀、お湯の中、見てみ」
もじもじしながら、暁の胸に手を突っ張らせる雅紀に、暁が囁く。雅紀は目をうるうるさせて暁の顔を睨みつけ、視線を恐る恐る下に向けた。波打つ湯の中に2人のものの先っぽが仲良く並んでいる。
「……っ」
目に入った光景の卑猥さに、恥ずかしくて顔から火が出そうだ。雅紀は真っ赤になって慌ててぷいっと目を逸らした。暁の手がゆっくりと動き出す。
「……っやあ……っぁあん」
沸き起こる快感に、思わず後ろに仰け反りかけた雅紀の腰を、暁のもう一方の手ががっしりと支えた。
「気持ち、いいか?」
欲情に掠れた暁の声が浴室に響いて、その声に羞恥と快感を更に煽られた。
「だ、め……ぁきらさ、やっ」
「だめじゃ、ねえだろ?おまえの、ここ、ぱんぱんじゃん」
暁はそう囁きながら、浴槽の栓をそっと抜いた。もともと腰湯程度だった少なめのお湯がみるみる減って、2人の身体が露出していく。暁が手を動かす度に、擦れたペニスがくちゅくちゅと音をたてる。雅紀は両手を伸ばして暁の肩にしがみつくと
「だめぇっやっイッちゃぅ」
切羽詰った雅紀の鳴き声に、暁はいったん手を離して
「まーだだ。ほれ、後ろ向いてみ」
雅紀の身体を抱えあげてくるっと背を向けさせて、今度は後ろ向きに抱っこした。
明るい浴室で遮るものもなく、欲情してしまった身体を、暁の目に晒している。雅紀は羞恥に全身をピンクに染めて、両手で顔を隠した。
「おまえの身体、まじ、エロくて綺麗だな」
後ろから抱きすくめられて、耳元に囁かれる。その声にもぞくぞくっと感じてしまって、雅紀は顔を隠したまま、ぷるぷる首を振った。
……うっわ。なにそのウブな反応
何度身体を重ねても、雅紀は自分の身体を明るい所で見られるのが苦手らしい。寝室で抱いていても、照明が明るいとひどく恥ずかしがって、全身を桜色に染める。そういういつまでも初心い反応が、余計に暁のスケベ心を煽っているのだが。
暁は手を伸ばして、雅紀の胸の突起を指先できゅっと摘んだ。
「っあっ……」
「ほら雅紀。なんだよ、これ。もう尖ってるぜ?」
敏感な尖りを優しくつまみ上げて、指先でくにくにすると、雅紀はあっあっと可愛い声をあげながら身悶えた。その拍子に、小さな丸い尻がもじもじして、暁の張り詰めたペニスを刺激する。
……っちょ、待て。それはやばいって
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