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番外編『愛すべき贈り物』33※
さっき雅紀のと一緒に擦りあげたそこは、視覚的な刺激もあって、既に興奮しきっている。
余裕があるフリで雅紀を揶揄ってはいたが、実は結構ギリギリだったりするのだ。
……んな可愛いことされたら、暴発しちまうっての
そう言えばここ何日か、夜交代で里沙に付き添ってたせいで、帰宅時間がズレて、まともに雅紀を抱いていない。自覚はなかったが、どうやら結構溜まっているのだろう。まだこんな序の口で、ウッカリ先にイッてしまったら、情けなさ過ぎる。
「こら。おま、尻揺するの、なしだっつの。擦れて育っちまうだろ」
暁が興奮に掠れた声で耳元に囁きながら、硬くなったもので、雅紀の尾てい骨付近をぐいぐいとつつく。
「っやっ、だっめぇ~っ」
指で乳首をきゅっと摘まれ、こりこりされるだけでも堪らないのに、耳元で囁かれて、弱点の尾てい骨付近の敏感な場所をぐりぐりされて、雅紀は切羽詰った声をあげた。
焦ってじたばたする雅紀の尻が、暁の息子を更に激しく刺激していく。
「おあっ、ちょっ、まっ」
雅紀の丸い尻の狭間でぐりぐりされて、暁は思わず叫んで慌てて腰を引いた。
……が……時既に遅し。
張り詰めたペニスを滑らかな肌で思いっきり擦られて呆気なく暴発し、暁は低く呻いて、熱い飛沫を雅紀の背中に撒き散らした。
「ね……暁さん」
「んー……」
さっきから暁は、居間のソファーの背もたれに懐いている。雅紀はその横の床にぺたんと座って、恐る恐る暁の足に手を置いた。
「暁さん……ねぇ、まだ……拗ねてる?」
「……拗ねてねーし」
……や。思いっきり拗ねてるし。
暁は、風呂上りのTシャツ短パン姿で、規格外にデカい身体を縮こまらせて、どんよりとしたオーラを辺りに漂わせている。まるで、大きなワンコが尻尾を丸めてしょぼくれてるみたいで、なんとも情けない。
「ねえ、暁さん。こっち、向いて?」
手のひらで、太腿をすりすりしながら話しかけると、背もたれを抱き締めた暁が、ちろっと目だけこっちに向けた。
……うわぁ……めっちゃ恨めしそう…
「……なんだよ」
「んもぉ……そんなに凹まない。いい加減、浮上してくださいってば」
雅紀が弱りきった微妙な笑顔でそう言うと、暁はますます眉をさげて
「だってさ。あんなの、初めてじゃん。みっともねえ……っつか、情けねえ……。穴があったら入りてえ気分だぜ……」
「みっともなくも、情けなくもないから。勢い余って先にイっちゃっただけでしょ」
雅紀の言葉に、暁は更にショックを受けた様子で
「ひっでー。そういうこと、はっきり言うなっっつーの」
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