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番外編『愛すべき贈り物81※
「ぁきら……さん……明るい……からぁ」
上に乗れと言われて、急に羞恥心がよみがえったのだろう。雅紀は俺の上に跨って、真っ赤になってもじもじしている。
「んな明るくねえって。おまえめっちゃ綺麗だからさ。ちゃんと見して? な」
「……っだって……」
手の甲を顔に当てて隠しながら、耳まで赤くして羞じらう雅紀が可愛すぎる。いつまで経ってもこういう初々しい反応が、暁には愛しくてならない。
「ほーら。手、外して。俺の顔、見ろよ」
暁はそっと身体を揺らして、甘い声で囁いた。雅紀は眉を下げたせつない表情で、おずおずと見下ろしてくる。
……うわ……。なんつー可愛い顔だよ……っ。んな顔されたら、余計にいじめたくなんだろっ
暁は手を伸ばして雅紀の頬に触れると
「欲しいんだろ? 俺の。自分で入れてみ?」
雅紀は一瞬泣きそうな顔をして、潤んだ目で暁を睨んだ。
暁は驚かさないように、もう一方の手でそっと雅紀のものに触れる。
「……ぁっ」
雅紀はびくっと震えて、目を閉じた。柔らかく掴んだ手でゆっくりと扱いてやると、ん……ん……っと可愛く喘いで腰をくねらす。その小さな尻が、暁のものをやわやわと刺激して、視覚的にも体感的にも、気持ちよすぎる。
……いや、まじだめだっつーの。そんな顔して擦られたら、我慢出来ねえだろ……っ
暁は雅紀のものを扱きながら、雅紀の後ろに手を伸ばした。きゅっと締まった小さな丸みの感触を確かめながら、その狭間に指を這わせる。雅紀のそこはもう柔らかく解れている。手探りでローションの瓶を掴んで手のひらに取り、体温で温めてから、再び入り口に触れた。
「……んぁっ」
少し冷たかったのか、雅紀は小さく声をあげびくっと震えた。
暁はローションを纏わせた指を、慎重に突き入れていく。
……あったけぇ……しかも、柔らけぇし
初めてこの入り口に触れた時、こんな狭いとこに自分のものが入るのかと焦ったが、雅紀のここは丁寧に解せば、こうして柔らかくほどけて暁を優しく迎え入れてくれる。何度交わっても相変わらず狭いが、感じてくると内壁がぷっくり膨れて、暁のものをねっとりと咥え込み、きゅうきゅうと収縮するのだ。その感触を思い出しただけで、下腹にずくんっと熱が溜まる。
「おまえの、ここ、すっげぇぷくぷく。俺の指咥えて、きゅんきゅんしてるぜ」
中を押し広げ掻き回しながらそう言うと、雅紀はぴくぴく震えながら身を捩った。
「……っぁ……ん……っ暁、さ……っやぁん」
「お。見っけ。おまえの快感スイッチ」
いいねぇ
浅い場所のしこりを指で挟んでくにくにすると、雅紀は切なげに喘いで腰を揺らした。
「っあっ……あぁ……んぁう……っ」
「ん~……いい声。な、気持ちいいか?」
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