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番外編『愛すべき贈り物』83※
泣き虫で不安定で結構無鉄砲で、はらはらさせられることも多いけど、こいつと一緒にいると、俺は無償で愛され守られているという、絶対的な安心感に包まれる。
ブレることのない真っ直ぐな心。
健気で一途なこいつの想い……。
「愛してるぜ……雅紀……」
なんだか泣きそうになって、暁は慌てて瞬きをして誤魔化すと、雅紀の頬を優しく撫でた。雅紀はほにょんっと嬉しそうに笑って
「……俺も……愛してる……」
おっとりと呟くと、繋がったままかがみ込んできて、暁の唇にキスを落とした。
「……ん……ふ……んぅ……ん……」
鼻から漏れる雅紀の声が、どんどん甘さを増していく。暁は雅紀の腰を両手で支えて、下からゆるゆると突き上げ始めた。
「んっ……ん……っく……んん……ぅ……っんぅー……っ」
浅いところを暁のもので優しく突かれて、じわじわと攻められる。雅紀は切なげに腰をくねらせながら、鼻からよがり声を漏らした。舌を絡めて強く吸い上げ声を奪い、徐々に突き上げを強くしていく。
「んっんーー……っんぅ……っ」
感じすぎて辛いのか、雅紀はぷるぷる震えながら、暁の髪の毛を両手で揉みくちゃにしている。舌をほどくと、ちゅぱん……っと唇を離し、震えながら大きく喘いだ。
「んあん……っあぁ……あっあ……っ」
「まさ……き、これ、いいか?」
息を弾ませ腰を上下に揺らす暁の問いかけに、言葉にならない声でよがりながら、首をふるふるさせる。
「……っよく、ねえの? 辛い?」
「……んぁっや……あっはぁ……っんぅ……っあ、あ、あーーー……っ」
一番感じる所にあたるんだろう。雅紀は悶えて仰け反った。
「ぅおっと」
仰け反り過ぎて後ろに倒れかけた雅紀の身体を、暁は両手でがっちりと支える。両足から力が抜け、自分の重みで一気に奥まで達したのだろう。雅紀は細く悲鳴をあげて、がくがくと全身を震わせた。
その拍子に、雅紀の膨張しきった前が堪えきれずに弾けた。
びゅく、びゅくっと白濁した粘液を、暁の胸や首に撒き散らしながら、雅紀の身体が痙攣する。
「……ぁぁ……っぁ……は……ぁ……っ」
自分のもので暁を汚すのが嫌なのだろう。雅紀はびくびく震えながら、ちょっと泣きそうな顔で自分のペニスの先っぽを手で覆っている。
暁は腰を掴んでいた手を離し、雅紀に向かって両手を広げた。
「んなの、気に、すんな。ほら、こいよ」
雅紀はへにょんと眉を下げ、暁の両手を掴んでかがみ込んだ。
「イッちゃったんだ? 気持ち、よかった?」
覗き込んでくる雅紀の潤んだ大きな目。こくこくこくと頷く表情が、官能にぽやんと蕩けている。
「…ぅん…よか…った…」
「おまえの顔、とろっとろ。すっげーエロい顔してるぜ」
暁は笑いながら、雅紀の鼻の先にちゅっとキスすると
「中がさ、きゅうきゅうって、俺の締め付けてる。おまえの身体、ヤバすぎだろ」
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