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月のない夜に3※
暁のアパートのリビングに入るなり、雅紀は暁に抱きついて顔を見上げた。
すがるようなその表情が、ねだっているものを悟り、暁は雅紀の唇に、噛みつくように口づけた。
「んふ……ぅん……んっん」
差し出される雅紀の舌を、自分の舌で絡めて強く吸いながら、雅紀のスーツの上着を脱がせて床に落とす。ネクタイをゆるめて引き抜き、ワイシャツのボタンも外していく。
暁の大きな手に荒々しく服を脱がされながら、雅紀はもどかしげに、身をよじり息を荒げた。ベルトのバックルを外し、スラックスも脱がせて床に落とす。
「あっんぅ…」
トランクスの上から触れると、雅紀のものは既に勃ちあがっていた。
唇をはずし、雅紀のものを握りこみながら、はだけたシャツの間から、桜色の突起にむしゃぶりつく。
「あっあ……あぁっ」
雅紀は嫌々をするように激しく首をふり、ガクガクと足を震わせ、暁のシャツをつかみしめた。
「ソファー行くぜ。こっち来いよ」
興奮に掠れた声で囁いて、暁はいったん手を離すと、雅紀の身体をほとんど抱き上げるようにして、ソファーの所に引きずっていき、座らせる。
引き破る勢いで自分のシャツを脱ぐと、スラックスもおろして床に落とし、雅紀の両手首を掴んでのしかかる。
「……あきらさ……っ……んぅっ」
何か言おうとした雅紀の口を唇で塞ぎ、荒々しく口づけながら、乗り上げた膝で、雅紀のものを軽くなぶる
。雅紀はびくびくしながら鼻から鳴き声をあげた。
口づけを唇から顎、首、胸とさげていき、桜色の尖りを舌先でつつく。
「…っやらしいな。もうこんな赤くなって突き出てるぜ」
「っあ……や……っだ……言わな…」
「嘘つけ……嫌じゃないだろ?言われるともっと興奮するだろ?」
暁が突起を唇で吸い出し、歯で軽く甘噛みすると、雅紀は身体をくねらせた。
「あっあ……あっんぅん……うぅっ」
声を抑えようと、自分の手を口に当てる雅紀に、暁は下で揺れている雅紀のものを、トランクスから引きずり出して
「声、殺すなよ…っ……やらしい声……ちゃんと聞かせて、ほら」
直接握ったものをゆっくりと扱き始める。
「あうっあ……あーっんあぅ」
「ん…っいい声。すげぇエロい……気持ちいいんだな……もう……濡れてきた」
「あぅうっ……あや……っだ……やあ……だめ」
暁は鈴口から溢れ出した蜜を、指で塗り広げ、握りこむ力を強めると、敏感なカリの所を重点的に責めながら、動きを速めていく。
雅紀は仰け反って、ソファーに爪をたて、掠れた鳴き声をあげ続けた。
「……イけよ。……見ててやるから。おまえのイった顔……見してっ」
「あうっだめだめ…あーっいく……っいっちゃあっ……ああぁっ」
大きくビクンっと震えた後、雅紀のものが熱い白濁を吐き出した。暁はそれをもう一方の手で受け止めると、まだ余韻にびくびく震える雅紀の後ろに手を伸ばす。
入り口に指が触れると、雅紀の弛緩していた身体が強ばった。
「……やっ……そこ……だめっ」
息を弾ませ、暁の指を避けようと、腰をくねらす雅紀に
「じっとしてろって。解すから」
「っでも……シャワーしてな…」
「むり……俺が待てない……っ欲しく……ないのか?俺の」
「……っほし……っあ……いれ……てっ」
「んっいいこ……待ってろよ…」
暁は雅紀の出したもので濡れた指で、そっと入り口をつつくと、そのままつぷ…っと指を入れていく。
「ああ……おまえのここ…まだ柔らかいぜ…狭いけど……うねってる……俺のが、欲しいって……言ってる」
柔らかい壁の感触を確めながら、傷つけないように慎重に奥まで押し込んで、例のしこりを指先で探る。
「あ……う……あ…」
力を抜こうと浅い息をしながら、暁の指の侵入に耐えている雅紀の目から、涙が零れる。
……っあった…
指先で見つけた部分をぐっと押すと、雅紀の足がビクンと跳ねた。
「……ううっん…あっ」
「ちから……抜いてろよ…」
萎えた雅紀のものをもう一方の手でゆるゆると揺らしながら、入り口にもう一本指先をあてて、また慎重に押し込んでゆく。
2本の指で押し広げながら、しこりをはさんで揺さぶると、雅紀は声にならない声で呻き、熱い吐息を吐き出した。
「ん。上手だ。……そのまんま腰ゆらしてな。……ちゃんと……ゆるくなって、きたぜ…」
雅紀の中が、柔らかく膨らみながらうねり出す。暁は指を3本に増やし、前立腺を優しく刺激しながら、広げていった。
「もっ……っきて……ぁ……いれ……て」
雅紀の腰がねだるように妖しく揺れる。
暁は既に脈うつ自分のものを、入り口に宛がい、ぐっと腰をつき出した。
「…っく……っ」
狭い肉壁がひくひく蠢きながら、暁のものを飲み込んでいく。薄いゴムの邪魔がない雅紀の中の感触は、火傷しそうに熱くてうねうねしていて、暁は呻き声をもらした。
そのまま一気に、奥までつきいれる。脳天を突き抜けるような激しい快感に、暁は歯を食い縛り、もってかれそうになる衝動を堪えた。
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