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番外編『愛すべき贈り物』107※

「や……っ。ぃえな……」 「ふぅん‍? 言わなきゃずーっとこのまんま、だぜ?」 焦れて身体を揺する雅紀の耳元に、暁は甘く囁いた。雅紀はくぅん……っとせつなく鳴くと、震える手を伸ばして、自分の前を指差す。 「……ここ……も……」 「お。すげーな、おまえのそこ、腹につきそうなくらい勃ってんじゃん」 暁は、まるで初めて気づいたみたいにそう呟いて、また耳元に唇を寄せた。 「ん……いいぜ。んじゃさ、そっちは、どうして欲しい‍?」 ただでさえ感じやすくなっているのに、耳元の弱い部分に暁の熱い吐息が掛かって、雅紀はびくびくしながら 「……さ……さわ……て……おねが……」 恥じらいに耳まで真っ赤にして、せつなくねだる声も掠れている。暁はふっと笑うと、雅紀の頬にキスをして 「ん、いい子だ。了解。こっちも可愛がってやるぜ」 言いながら手を伸ばすと、反り返って涙を零す雅紀のペニスを、大きな手で包み込むように握り込んだ。 「……っんあぁん……っ」 握られただけでイきそうになったのか、雅紀はびくびくんっと震えて両手で口を押さえる。 「すっげ……っどくどくしてんじゃん」 そう呟く暁の声も低く掠れている。ゆっくりじわじわと大きな手が動く。雅紀は口をぎゅーっと押さえたまま、暁の手の動きに合わせて腰を揺らした。 「胸だけ、で、こんな、なっちまったの‍? 雅紀くん、エロ過ぎ」 暁は膝立ちの雅紀の後ろから抱きつく形で、前に回した手を蠢かす。雅紀の小さなお尻には、もう既にフル勃起している暁の灼熱が、ごろんごろんと当たっていた。 「んふ……んっんーっふぅ……」 雅紀の震えがどんどん大きくなっていく。もうそろそろ、絶頂が近いんだろう。 ちょっとだけだとむずかる雅紀を拝み倒した時は、時間もそれ程ないし、本当に少しいちゃこらしたら止めるつもりだったのだ。でも雅紀の反応があまりにも可愛くて、ついつい調子に乗ってしまった。 ……やっぱ挿れんのは……時間的にナシかな。んじゃ、一緒に抜いちまうか。 ベッドヘッドの時計をちらっと確認して、暁が体勢を変えようとした時ー 『りーん。りーん。りーん』 暁のスマホが突如、着信を告げた。

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