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希望のかけら3※
お互いの服を脱がせながらキスをして、そのまま浴室になだれこむ。
「わお。すげぇな。客間に備え付けのシャワールームが、俺んちの風呂場の倍の広さだぜ」
敵地に乗り込んだとは思えない暁の呑気な言葉に、雅紀の心の強ばりもほどけていく。
雅紀がストーカーに怯えて、自暴自棄になっていた時がそうだった。暁は何でもないことのように、雅紀の不安も苦しみも吹き飛ばしてくれた。
今だって2人とも囚われの状態で、こんなことしてる場合じゃないのに、暁が側にいるだけで、泣きたくなるほど幸せだった。
キスがどんどん深くなる。雅紀の息も甘くなる。暁の触れてくれる場所が、あっという間に熱を持つ。
雅紀は喘ぎながら、いったん唇を離し、暁の前にひざまづいた。ゆるく勃ちあがりかけた暁のものに、そっと指先で触れ、唇を寄せると、ちゅっと口付けた。暁のものがビクンと震え、大きさを増す。
「あ……っおい、雅紀…」
先っぽをかぷっと口に含むと、暁が上擦った声を出した。そのまま上目遣いに彼の表情を伺うと
「なにそれ、やべぇって……おまぇ……っ」
ぐんぐん育ち、雅紀の小さな口には収まらない大きさになる。雅紀は必死で口を開いて、舌でペロペロと舐めた。
「ちょっ待てっ……ヤバい、それエロ過ぎっ……うっ…」
暁は焦った声をあげ、せつなげに眉を寄せ、雅紀の髪に指をさし入れた。雅紀は顔ごと動かしながら、暁のものを唇で扱く。暁の息遣いが荒い。舌を絡めながら、また上目遣いに顔を見上げると、感じ入った表情の暁と目が合った。
「ま……さき……。くっ……はぁ……それ、反則…っその顔、やば……い……ぁっく…」
腹につくほど反り返った暁のものを、いったん口から出し、舌で竿を舐めあげた。
初めて雅紀にしてもらったフェラは、もちろん体感的にも震えるほど気持ちいいが、視覚的にも超絶エロい。美味しそうに頬張りながらの上目遣いとか、ヤバいくらい可愛いくてイヤラシイのだ。
危うく誤爆しかけて、暁はぐっと息子の暴走をこらえて、腰をひき、
「っおまえは~俺を瞬殺するつもりかよっ」
「あっ……んーっふ」
雅紀の腕をつかんで起き上がらせ、不満そうな声をあげる口を唇で塞いだ。そのまま舌を絡め深く口づけながら、雅紀の小さな尻をきゅっと両手でつかむ。
「んっふぅ……む……ぅん……ふ」
鼻から抜ける甘い吐息にぞくぞくする。暁は雅紀の前を探ってみた。勃ちあがったペニスを握り、ゆるく扱くと、雅紀は身をくねらせ、一層甘ったるい声をもらした。
……くっそ~たまんねえっ。何この可愛さっ。ダメだろ、我慢なんか出来るかよっ
雅紀の後ろの蕾を探ると、入り口を指で軽くつつく。
んっんっと鼻から声をもらし、雅紀はふるふると腰を揺らした。
暁は口づけをやめ、大きく息を吐き出すと、雅紀の耳元に上擦った声で囁く。
「な……なぁ……まさき……。おまえん中……入りたい……入っても……いいか?」
雅紀はくすぐったそうに首をすくめ、目元を赤く染めコクコク頷くと、急にしゃがみこんだ。ボディソープのボトルをプッシュして、ソープを自分の蕾に指で塗り込めてゆく。
「んっく……んんっ…」
恥ずかしそうに顔を背け、かがんで自分の後ろを解す雅紀の、目眩のしそうな艶姿に、暁はごくりと唾を飲み込んだ。
……こら待て、何の拷問だよっこれ。瀧田の言うことなんか知るかっ。シャワーだけで我慢なんか出来るわけないっつーの。
四つん這いになり、くちゅくちゅと音をたてて、自分の指で押し広げていく雅紀の蕾に、暁は後ろからのし掛かるようにして、いきりたったものを押しあてた。
「あっ…」
息を飲み、指を引き抜いた雅紀に抱きついて
「いくぞ……っ。力抜いてろよ」
ぐちゅっという音とともに、暁の硬いペニスが雅紀の蕾を割り開く。雅紀は床についた手をきゅうっと握りしめた。
小刻みに揺らしながら、少しずつ少しずつ、暁は雅紀の中に押し入っていく。
「ぅんっん……うっんぅ……ぁっあ……あっはぁ…」
無機質なディルドなんかじゃ絶対に感じられない、暁の生の熱が、雅紀の中をいっぱいに満たしていく。もっと奥までぎゅうぎゅうにして欲しくて、雅紀は精一杯お尻をつき出した。
猫が伸びをするようなポーズで、可愛らしく誘惑されて、暁の息子は爆発寸前だ。暁は雅紀の細い腰をつかむと、一気に奥まで突き入れた。
「あああっあーーーっ」
雅紀の絶え入るような声が、シャワールームに反響する。完全に繋がって、ようやくひとつになれた。暁は込み上げてくる歓喜を噛みしめ、ぎゅうっと愛しい身体を抱き締めた。
暁が自分の中を一杯にしている。夢なんかじゃない。暁が自分の中にいる。
「雅紀……おまえん中……すげえ……あったかい……。分かるか?俺たち……ちゃんと繋がってるんだぜ…」
「ん……ん……あき……らさんが……俺ん中……いっぱい…」
掠れた涙声の雅紀のうなじを、甘噛みすると、暁は優しく囁いた。
「雅紀……動くぞ…」
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