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番外編『愛すべき贈り物』196※
「あき……とさん……?」
物思いに耽って、途中でキスを止めてしまっていた。雅紀がちょっと不安そうに瞳を揺らしている。
「あ……ああ、すまん」
「何か……悩み事?」
「いや。おまえの顔が綺麗で、見とれてた」
雅紀はぽんっと音が出そうな感じで顔を赤らめ
「んもぉ……秋音、さん、すぐそういうこと、言うし……」
「本当のことだ。キスしてる時のおまえの顔、好きだな。とろんとしてて、美味しそうで、食べてしまいたくなる」
雅紀はじと……っと秋音を睨むと
「食べるのは……俺の方ですよね?」
珍しく、さっきの自分の軽口に、雅紀が反撃してきた。秋音は破顔して、雅紀のおでこをつんっと指先でつつき
「お。煽ったな? よし、雅紀。今夜は眠らせないからな」
「や。煽ってなんか……っんぅ……っ」
慌てて反論しようとする唇を、再びキスで塞ぐ。柔らかい舌を絡めとると、雅紀の鼻からくふんくふんと可愛い声が漏れた。
その声に耳を擽られながら、そろそろと手を伸ばし、頬から首筋へと指を滑らせた。
滑らかな肌の感触が心地いい。細い項から鎖骨へのラインを指先で確かめるようになぞる。
擽ったいのか、雅紀はくふくふ言いながら身を捩っていた。
シャツのボタンに辿り着くと、一番上を外した。そのまま指を滑らせて、開いた胸元をまさぐる。横にズレるとすべすべの肌の途中に、小さな蕾が息づいていた。そっと指先で触れてみる。
雅紀は小さく喘いで、ぴくんっと震えた。
円を描くように優しく撫でると、慎ましやかな花芯がぷっくりと存在を主張し始める。
シャツに隠れてまだ見えないが、少しずつ色づいていく蕾の様子は、指の感触だけで想像出来た。
甘い唇をちゅうっと吸ってから離すと、雅紀の目は既に官能に蕩けていた。
「ここ、もうふくれてきたな」
囁くと雅紀は恥ずかしそうに瞳を揺らして
「……っん……だって……触る……から……ぁ」
言葉の合間に甘い呻きが漏れるのが嫌なのか、雅紀はそう言ってきゅっと唇を噛んだ。
「ほら、唇は噛むな。傷ついてしまうぞ」
言いながら小さな乳首を指で摘みあげた。
「……っあ……っ」
びくんと跳ねて、雅紀が思わず声をあげる。
「声、我慢するなよ。おまえの感じてる声は、俺には媚薬なんだ。聴けば聴くほど、腰にズシッとくる」
指で尖りをくにくにしながら、低い声で耳元に囁くと、雅紀はあ……あ……と掠れた声で鳴きながら身悶えた。
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