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特別番外編『にゃんにゃんにゃんの日』1
2月22日は、雅紀のBirthday♡
ということで、誕生日SSを。
タイトルは
『にゃんにゃんにゃんの日』
CPは秋音&雅紀です(*´ー`*)
※※※※※※※
「雅紀。おまえ、どうした?」
「へ……?」
秋音は皿を洗う手を止めて、傍らの雅紀の顔を覗き込んだ。
雅紀はほんわりと頬を染め、とろんとした目で、不思議そうに首を傾げている。
食事をしていた時から、何だかおかしいとは思っていたのだ。
今日は雅紀の誕生日だった。
水曜日で、店はちょうど定休日だったから、午前中は暁が表に出て、雅紀といちゃいちゃまったりと時を過ごし、暁の用意した昼食を食べた。
そして午後は、秋音が表に出て一緒に過ごし、夕食は暁が下拵えしておいてくれた誕生日用のディナーに、ちょっと手を加えて、ささやかなBirthdayPartyを楽しんだ。
暁と秋音、それぞれが用意したプレゼントに、雅紀は目を潤ませて幸せそうに喜んでくれた。まったく……可愛いヤツだ。
交代で風呂に入った後、秋音は浸けておいた夕食の皿を洗い、雅紀はそれを甲斐甲斐しく手伝ってくれていた。
特別なことは何もしていないが、とても穏やかで楽しい誕生日だったのだ。
ただ、夕食の終わり頃から、雅紀の顔がちょっと赤いことに、秋音は気づいた。
このところ、急に春一番が吹いて気温が20度近くまで上がったかと思うと、翌日は真冬の気温に下がったりと、おかしな天気が続いていたから、もしかしたら風邪を引いたのかもしれない。
気になって何度か「大丈夫か?」と尋ねてみたが、雅紀は「ぽかぽかして気持ちいいです。食欲もあるし大丈夫」と微笑んでいた。だが、酒を飲んだわけでもないのに、こんなに顔が赤いのはやっぱり変だ。
「おまえ、やっぱり風邪ひいたんだろう。熱、ないか?」
秋音は腕を伸ばして、雅紀のおでこに手のひらを当ててみる。少し熱いような気もするが、思ったほどではない。自分の額にも手を当てながら、秋音が首を傾げていると
「だいじょーうですー」
雅紀はほにょんとした顔で笑って、秋音の身体にもたれかかり
「だいじょぶー、なんらけど、からだがぁぽかぽか、しすぎてあつーいれす」
……いや。全然大丈夫じゃないな。呂律が回ってないじゃないか。
本当に、酒にかなり酔ったような状態に見える。だが、今日は自分も雅紀も、アルコールは1滴も飲んでいないのだ。
秋音は眉を顰め、雅紀の顔を両手で包むとまじまじと見つめた。
「おい、雅紀。ちょっとおいで。ちゃんと熱を測ってみよう」
「んぅー?」
……いや。だめだろ。目の焦点が合ってないじゃないか。
雅紀の様子は明らかにおかしい。秋音は心配になってきて、自分の額と雅紀のおでこを、こつんと合わせてみる。
……やはり熱はない。
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