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つきがみていた2※

明るい室内で、自分のものを見つめられ、どんな状態か実況されてはたまらない。雅紀は羞恥に身悶え、必死に手を伸ばして、自分のぺニスを隠そうともがく。 「こら、暴れんなって」 「やっ……ぁきらさっだめ…ぇ」 暁はすかさず雅紀の両手を掴んで抵抗を封じ 「おまえってさ、こういうとこまで綺麗な形してんのな」 真剣な眼差しでじっと見つめ、感心したように暁が呟く。雅紀はボンっと顔から火が出そうなくらい真っ赤になって 「あっきらさ、の馬鹿っ。変態っ。すけべっ」 両足をバタバタと動かして、身をよじりながら叫んだ。暁は可愛い抵抗にビクともせず、ニヤリと悪い顔で笑って 「乳首弄られて、こここーんなにしてる雅紀くんに、言われたくないし?」 舌をべーっと出して、上目遣いに雅紀の顔を見ながら、これみよがしにペニスに口を寄せていく。 「ああっだめっだめっ。俺っシャワーまだ…」 雅紀は焦った声で暁を制し、腰を引こうともがいた。 『リリリーン。リリリーン。リリリーン』 ふいにスマホが着信を告げる。この着信音は暁のスマホだ。 暁はちっと舌打ちすると、雅紀の手を解放し、ベッドヘッドに置いてある充電中のスマホを取りに行った。 「はい。暁です」 暁が電話に出てる隙に、雅紀はズリおろされた下着とジーンズを引き上げ、落ちないように押さえながら、暁の側をすり抜けてバスルームに飛び込んだ。 「なあ、なあ、抜くの手伝うぜ」 バスルームのドアを開けて首を突っ込み、雅紀に声をかけた瞬間、スポンジが頬を掠めて飛んで行った。 どうやら雅紀はご立腹らしい。 「何怒ってんだよー。恥ずかしがらなくていいじゃん。俺が抜いてやるって。あ、それともさ、自分でしてるとこ、俺に見て欲しいとか?」 今度はボディソープの小さなボトルが飛んできて、ドアに当たる。 「うおっ。あっぶねー。こらっ何投げてんだよ」 「いいから、あっち、行っててっ。暁さんのどスケベっ」 「そんなに怒んなってー。……って、おい待てっ。……っいってーーっ」 次に飛んできたシャンプーのボトルが、見事頭に命中し、暁は慌てて顔を引っ込めドアを閉めた。 雅紀がシャワーを浴び終えて部屋に戻ると、暁はベッドの上に寝転がり、壁の方を向いて不貞腐れていた。 「電話、藤堂さんから?」 タオルで頭をごしごししながら、買い置きの水を冷蔵庫から出して、キャップを外してごくごく飲む。 暁は寝たふりでもしているのだろう。返事がない。 雅紀はペットボトルを冷蔵庫に戻すと、ベッドに歩み寄り、端に腰をおろした。 「ね。暁さん。藤堂さん何て?」 身を屈めて、暁の耳元に口を寄せる。暁はんーともうーともつかない声を出し、壁を向いたまま枕を抱き締めている。完全に拗ねてるらしい。 「出掛けなくていいんだ?」 雅紀は更に身を乗り出して、暁の上に覆いかぶさった。 「おまえ……冷たい。そんなに藤堂に会いたいのかよ。さっきのボトル、頭に当たったんだぜ… …痛かったし」 雅紀はくすっと笑うと、暁の頭をなでなでして 「じゃ、これで治る?痛いの痛いの飛んでけー」 暁は驚いて振り返り、雅紀の顔を見つめた。雅紀は優しく微笑みながらちょっと首を傾げると 「痛いの、治った?」 ……うわー…可愛いぞ。その顔……。つか、痛いの飛んでけー、とかされちゃったよ……。 「お、おう。治った治った」 「そ?じゃあ起きて。藤堂さんから電話きたんでしょう?出掛けないと」 暁は起き上がり、雅紀の身体を抱き寄せると 「電話あったけどさ、今夜は客との打ち合わせが長引いてるから無理だと。新人の社員がヘマしたみたいでさ、なんかバタバタしてたな」 「そうなんだ…」 「明日改めて時間作るって言ってたけどさ、ちょっと厳しそうだな」 「そう…」 暁は雅紀の顔をのぞきこみ 「藤堂に会えなくて残念か?」 ちょっと拗ねたような暁の口調に、雅紀はきょとんと首を傾げ 「え。残念なのは暁さんの方でしょ?俺はオマケでついてくだけだし」 暁はほっとしたように笑って 「そっか。ま、仕方ねえよな。今回は無理でもまたそのうち機会作るさ。んじゃ、心おきなくいちゃいちゃするか」 風呂あがりで腰にタオルを巻いただけの雅紀の身体を、抱き込みながらシーツに押し倒す。 「あ、待って暁さん…」 「待てねえよ。焦らすなって。なあ、風呂場で自分で抜いちまった?」 至近距離で見つめられて、雅紀は恥ずかしそうに目を逸らし 「して、ないし」 暁はにやっとして 「俺にして欲しいんだ?」 質問には答えずそっぽを向く雅紀の耳が赤い。暁はその耳に口を寄せて 「どうして欲しい?舐めてやるか?」 低音ボイスで囁かれ、雅紀はぷるっと首をすくめて 「暁……さんの……舐めて……いい?」 暁は顔をあげて雅紀の顔をまじまじと見つめ 「してくれんの?まじで?」 雅紀はこくんと頷いた。

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