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泡沫の恋人4※

「あ……ぁ……やめ……っやっ……ああ…っ」 「本当にやめて欲しいのか?違うだろう。もっと、だろう?」 「ああう……っだめ……っや……っいやぁ…っ」 「素直じゃない子にはお仕置きだ」 縛りあげられてパンパンに腫れた陰嚢を、ぎゅっと握り潰されて少年は悶絶している。小さな尻からは巨大なディルドが生えていた。大股開きのまま縄をかけられ、ベッドに転がされている少年の両足が、不安定に揺れている。 大迫は、つまらなそうにこちらを見ている瀧田に片眼を瞑ってみせ、少年のペニスを見せつけるように掴むと、とろとろと涙を零す鈴口に、針のない太い注射器の先端をあてた。 「やっ。やだぁっそれ、やめっやめてぇ……っおねがっあ。あ、あっ」 少年は引き攣った声で喚くと、恐怖に可愛いらしい顔を歪め、足を必死にばたばたさせる。 「お仕置きだと言ったろう?物覚えの悪い子は、身体に教えるのが1番だ」 「ねえっいやだぁっっ、おねがっったすけ…っや、あっあ。あっあっあっあー……っ」 もがく少年の懇願を無視して、大迫は注射器の先端を小さな穴に射し込み、ジェル状の中身を少しずつ注入していく。 射精とは真逆の寒気のするような逆流の感覚に、少年はぶるぶる震えながら意味をなさない悲鳴をあげた。白い肌がじわじわと赤く染まっていく。 「それは……例の新しい薬?」 ようやく興味が出てきたのか、少し身を乗り出して聞いてくる瀧田に、大迫はにっこり笑むと 「そうだ。まだこの子にしか試してないが、なかなかいい反応だよ」 少年の身体は小刻みに痙攣を繰り返し、涙に濡れた瞳は虚ろに見開かれている。開きっぱなしの口の端からは、唾液が溢れていた。 「ふうん……。副作用は?」 「前の薬に比べると目立ったものはないな。この子は不感症気味だったんだがね、今じゃすっかりこの状態だ」 注射器の中身を注入し終えて、シリコンの栓をすると、大迫は尻のディルドを掴んでゆっくりとかき回し始めた。 泣いて嫌がっていたはずの少年は、猫のような甘えた鳴き声をあげて、腰をくねらせた。 「気持ちいいか?」 「ああん……あうっあっん……いぃー……んぁう……やぁん」 甘ったるい声を撒き散らす少年の表情は陶然としていて、与えられる快感に夢中だ。 「不感症……ね……。もともと感度のいい子にはどうなんだろう、これ」 瀧田はまた興味を失ったのか、ソファーに深く腰をおろして、少年の悦楽にゆるんだ顔を嫌そうに眺めている。 「君の可愛いお人形さんかい。そんなに反応のいい身体なのかい?」 「うん。あれは最高。本人は望んでないみたいだけどね」 「それは勿体ないな」 大迫はディルドを少年の身体から唐突に抜き取った。内臓を引きずり出されるような感覚に、少年は思わずそれを追いかけるように腰を突き出した。ディルドを失った穴は、ぽっかりと口を開けたまま、赤い粘膜がモノ欲しげにヒクヒクしている。 「なんだ?物足りないのか」 「あ……あ……ぁ……もっとぉ……おっきぃのぉ……いれてぇ」 「いいこだ。ちゃんとおねだり出来たな。じゃあ次は、これをあげようか」 大迫は、さっきのディルドと同じ大きさのバイブを取り上げると、入口に押し当て容赦なくずぶずぶとつき入れていく。 「あ゛…っあーーっ」 前立腺の位置でとめ、スイッチを入れる。いきなり振動を最強にされ、少年は大きな悲鳴をあげて全身をガクガクと震わせた。大迫は満足そうに微笑み、抜け落ちないように拘束具にバイブを固定して、気まぐれに強弱を変えながら、少年の中をじっくり犯し続けている。 ……醜悪……。 瀧田は顔を歪めて少年の様子を眺めていた。まだ幼さの残る可愛らしい顔をした子だが、悦楽に悶える表情が頂けない。 だらんとしまりのない顔。 雅紀とは雲泥の差だ。 雅紀は感じれば感じるほど、怖いくらい綺麗になっていった。あどけないのに妖艶なその表情を思い出しただけで、うずうずしてくる。 他に代わりはいくらでもいると、タカをくくっていたのに、あれからどんな綺麗な子を見つけて遊んでみても、まったく満足出来ない。 ……あれはやっぱり僕のお人形さんなんだから、貴弘にもあの男にも貸してはやらない。早く取り返さないと。 瀧田は目の前の少年に完全に興味を失って、イライラと爪を噛みながら、早瀬暁から雅紀を奪い返す算段を考えていた。 「傷口はふさがったが……ここの毛はまともに生えてくるのか?」 秋音は部屋の姿見で、こめかみの上の傷跡を見ながら顔をしかめている。 「うーん……。もしかしたらその部分は、禿げちゃうかも…」 雅紀は秋音の隣にいき、傷跡をしげしげ眺めて呟いた。 「それは……最悪だな。円形脱毛症みたいじゃないか」 すごく嫌そうな顔でため息をつく秋音に、雅紀は苦笑して 「もうちょっと位置がズレていたら、命にかかわる怪我だったって、お医者さんが言ってました。これぐらいで済んで、ほんとに良かった…」

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