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揺らめく記憶7※

至近距離で熱っぽく見つめられ、掠れた声で囁かれて、雅紀はどきっとして固まった。 「嫌か?」 秋音の低い声には、ぞくっとするような男っぽい色気が滲んでいる。 雅紀は秋音の熱にあてられて、ぽやんとしたまま、黙って首を横にふった。 その反応に、秋音はほっとしたように微笑んで、ふたたび雅紀の唇にキスを落とした。 お互いに、身体は中途半端に昂ってしまっている。秋音の情熱的なキスに、雅紀はせつなげに身をくねらせた。 「んっふ……ぅんっ……ん…っ」 秋音の大きな手が、滑らかな雅紀の肌を滑りながら、下腹へと向かう。1度イッた後の雅紀のペニスは、萎える間もなくまたすぐに勃ちあがって、とろとろと涙を零していた。 秋音の指がそっと触れる。雅紀はびくっとして、くぐもった声をもらした。秋音は唇を離し、そのまま首筋に滑らせていきながら 「触っただけでイキそうだな、おまえのここ」 「……んっぁ……だ…め……ぇ」 「どこもかしこも敏感だ。ほら、ここもこんなに尖っている」 ツンと突き出た乳首を舌先でなぶると、雅紀は仔猫のような声で鳴いて身を捩った。その可愛い声にも仕草にも煽られる。 「雅紀……後ろ……ほぐすぞ……?」 「……ぅん…」 こくんと頷く雅紀にちゅっとキスすると、秋音はいったん起き上がり、壁際に寄せたテーブルの上から、薬箱の中のローションを掴んで戻ってくる。雅紀は震えて力の入らない両手をシーツについて、よつんばいになった。腕ががくがくして、ぽてんっと上半身がシーツに沈み、猫の伸びポーズになる。慌ててまた起き上がろうとする雅紀に 「いい。そのまま楽な格好していろ」 秋音は囁いて雅紀の後ろに回り、ローションをたっぷり手にとって、びっくりさせないように人肌に温め、そっと雅紀の突き出したお尻に触れた。狭間を開いて奥の蕾に、温まったローションを塗り込める。慎ましいそこは、秋音の指で弄られて、ひくひくと震えている。 「力、抜いていろよ」 秋音は雅紀の反応をうかがいながら、ローションの滑りを借りて、指をつぷっと突き入れた。 「……ん……っく…ん」 思わずもれた雅紀の声に苦痛はない。秋音は指先をゆっくり揺らしながら、狭い隘路を拓いていった。 「んぅ……っぁ……ぁ…っ」 浅いところでくにくにすると、雅紀の小さな尻がねだるように揺れる。その仕草が可愛くて、思わず尻のふくらみにキスをすると、感じ入ったように雅紀がああんっと鳴いた。指を咥えこむ秘肉がきゅうきゅうと締め付けてくる。秋音は尻に舌を這わせながら、中の感触を探った。前の時よりぷっくり腫れているような気がする。膨らんだ部分を指で押すと、雅紀は喘いでシーツを掴みしめた。 「ここか?……いいのか?これが」 「んっんう……っぃい……っそ……こぉ…」 雅紀は手繰り寄せたシーツに顔を埋めて、こくこくと頷いている。秋音は少し大胆に指を蠢かせた。ローションを足して中指も入れて、2本で押し広げながら膨らみを押してみる。 「あっ!やぁっだっめぇ……っやぁ……んぅ…っ」 雅紀はシーツを手放して、髪の毛をかきむしっている。どうやらかなり感じる場所らしい。指を3本にして広げながら、そのポイントをしつこくなぶった。 「っ!だっめ、いっちゃ……っんう……っから……ぁっやっやっ」 雅紀は焦ったような悲鳴をあげて、自分のものをぎゅっと握り締めた。イかないように堪えているらしい。 小さな尻を突き出すポーズで、せつなげに射精を我慢している雅紀の姿に、秋音の心拍数は急激にあがった。 なんだろう。この可愛い生き物は…。 「……っ挿れるぞ…っ」 自分の声が震えているのが分かる。秋音はがばっと雅紀の腕を掴んで引き起こし、驚いて振り返る雅紀の唇を奪いながら、シーツに仰向けに押し倒した。治りかけの右手の指が痛んだ気がしたが、興奮のせいかそれほど酷くは感じない。 シーツに寝転がった雅紀の両足を掴んで、左右に押し広げながらのしかかる。 いつになく荒々しい秋音の動きに、雅紀は濡れた目を見開いて息を飲んだ。仰向けにされた蛙のようなポーズを恥じらう暇もなく、脚を肩に担がれて、剥き出しの秘穴に、熱い怒張をあてがわれた。 「ぁっ、まって……っんあ…っぁ……ぁ……あーー…っ」 硬い灼熱が秘肉をこじ開け、ぐぐっと潜り込んできた。雅紀は仰け反って逃げることも出来ない体勢で、押し出されるように前から熱を解き放った。2度目の射精は長く尾を引き、狂おしい快感に息も出来ない。 声にならない喘ぎをもらしながら、びくびくと震える雅紀に、秋音はちょっと焦って動きを止め 「っ悪い。……きつかった……か?」 雅紀の顔をのぞきこもうとするその動きに、前立腺をまともに抉られて、雅紀は助けを求めるように手を伸ばした。 「……っんあうっ……うごっか…なぃでぇ…っ」 秋音はびしっと固まった。

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