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第3話

「おはよう」 公園に入り、声をかける。 すると、茂みの中から猫が3匹走ってきた。 「なぁーう!」 一匹の黒い猫が胸元に飛んでくる。 『おはよう!カルマ』 『おはよぉ、今日早くなぁい?』 『カルマァ!ご飯ご飯〜』 「おはよう。ししゃも、ココア、まんぷく」 3匹の猫に改めて挨拶をし、紙皿の上に缶詰の餌を与える。 『ありがとう!カルマ』 一番にお礼を言い、食べ始めた黒猫ししゃも。 元気いっぱいの男の子で運動神経も良くすぐに胸元に飛びついてくる。 『んん、ありがとぉ』 未だに少し眠そうなクリーム色の中ココア。 まだ子供でほかの2匹より小柄で睡眠欲が勝ってしまうらしい。 『ご飯ご飯〜!カルマありがと!大好き』 フサフサの尻尾を振りながらカルマの膝に頭を擦り付け、嬉しそうにご飯を食べだした毛の長い猫まんぷく。人一倍食べる割にはスマートな体で、お風呂に入れた時にあまりにも細くなり驚いた程だ。 ご飯を食べ終わり、撫でろとせがむ3匹を思う存分撫でてやり別れを告げ、家に向かって歩き出した。

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