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第6話
滝の前まで泳ぎ、大きく息を吸い肺一杯に空気を押し込めた。
勢いを付けて水中に潜り込む。
「ん"!!」
滝の真下は水圧が強く湖の底に沈められそうになる。
何とか手足を動かし滝の下を潜り抜け泳ぎ続けると足が水底に着いた。
「っは、はぁ、ゲホッゲホゲホ、はぁっ、はぁ、はぁ…。死ぬかと思った…」
息を整えつつ水底を歩く。
徐々に水面が低くなり浅瀬に寝転んだ。
久しくまともに体を動かしていないせいか正直動くのがキツイ。
明日は筋肉痛だろう。
疲れた身体に本能的に閉まろうとする瞼に逆らうこと無く力を抜いた。
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