2 / 120
第2話
倒れている博之を撮影し終えると、ひとまず趣味の悪いアクセサリーを全て外して服を脱がせる。
次に、近くにあった鉄パイプと縄で手足を閉じられないように固定した。
部屋の隅にあるマットレスに博之を放り投げた所で、博之のスマホを探して最近連絡をした連絡先に顔を隠した博之の写真を添付して適当に文章を打った。
まとめて何人かにメールを送信する。
博之は溜まり場としてこの部屋をこっそりと使っていると組員達が言っていたので、何かしら面白いことが起こるだろう。
「若…お持ちしました」
「こいつが起きたら適当にまわしとけ。こいつのツレ共もそのうち来るだろうしな」
「いや…しかし…」
「さっきも言ったよな?何度も言わせるな」
段ボールを持った組員がやって来たので、適当に博之を任せて拷問部屋を離れようとしたのだがまたしても組員が渋りだしたので流石にイライラとしてくる。
俺が苛ついた声で組員を睨むとそいつは竦み上がっていた。
「あぁ…。うるさいとやる気も失せるよな」
俺は組員が持ってきた段ボールの中身を確認すると口枷が入っている。
金属のリングがベルトの中央についているだけとシンプル作りだが、なかなか機能的なものだ。
リングを口に押し込み、口を閉じられないようにしたところで箱の中身を物色する。
ディルドーとコンドームが入っていたので、ディルドーを取り上げ弟に容赦なく突っ込む。
「おぐっ!」
慣らしも、潤滑油なども一切使用せずに突っ込んだせいか痛みで目を覚ました博之が状況を掴めず目を白黒させている。
「あがっ、がっ、うごっ」
滑りが悪く、皮膚に引っ掛かるがそのまま力任せに前後させるとどこか切れたのか血が滲み出し少し滑りが良くなった。
苦しむ博之にも飽きて立ち上がり、足でディルドーを最奥まで突き立ててやると痛みからか軽く痙攣を起こした後、また気絶をしてしまったようだ。
「ちっ…また気絶しやがった。まぁいい。こいつのツレが来るまで何人か呼んで後は頼んだぞ」
「はい!」
俺の様子を伺っていた組員に後を任せ俺は部屋へと足を向ける。
+
博之を拷問部屋へ放り込んでから苛立ち紛れに仕事をしていたら気がつくと半日以上が経過していた。
「そう言えばプレゼントって言ってたな…」
博之の様子を見に行こうと、パソコン机から立ち上がった所で博之が落としていったディスクが床に落ちているのが目に入る。
嫌な予感がするが、俺はそれを拾い上げパソコンのCDのトレイに乗せると開閉ボタンを押した。
ディスクの読み込み音の後に動画の再生画面が表示される。
『カメラこんなもんか?』
博之がアップで写し出され、その後ろには簡素なベットがあるのが見える。
『ほら、こっち来いよ!なにぼけっとしてんだよ!』
『いやぁ!!』
フレームの外からベットに引きずられて来たのは、俺がずっと探している少年。
みことだった。
暴れるみことをベットに押さえつけると、無理矢理着ているものを剥ぎ取っていく。
『これからゲームをするぞ』
『げーむ?』
『お前が親父たちに逝かされなかったらお前の勝ち。逝ったらお前の負けで今日来た奴のペットなるんだよ』
博之の言っている事は明らかにみことにとっては不利な状況だ。
しかし、みことは博之の言葉にこくんと頷いた。
すぐに数人の男達が部屋に入ってきてみことの事を組敷いていく。
抵抗すると平手で叩かれたり、太股をつねられたりと暴力を受けている。
それからみことは必死に快楽に耐え、複数の男達に延々と弄ばれる。
しかし、俺が快楽に弱く躾た身体は解放を願って爆発寸前だった。
そんなみことに痺れを切らした男達は一気にみことを攻め立てた。
『 ん゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉぁ』
獣の様な声をあげ、白目を剥きながら絶頂するみことを見ていられなくて俺は映像を止めた。
博之が部屋にあらわれたあの時に、何故俺はみことを助けられなかったのかと自責の念にかられる。
俺は居ても立っても居られなくなり、拷問部屋へと急いだ。
「あ"あ"ぁあぁ」
「お前いつもお高くとまってて気に食わなかったんだよっ!」
「がっ、おあえ!おおええおお!」
「何言ってんのかわかんねーよ」
拷問部屋へ入ると蒸せかえるような臭いと熱気が充満していた。
組の者は既に居らず、博之に良く似たチンピラ達が博之の事を犯しているところだった。
博之は男達の出した精で汚れており、満足に動かせない身体を必死にばたつかせている。
「あ?お前誰だぁ」
「うるさい…」
頭の悪そうな奴が俺に気が付いて近付いてくる。
俺は低い声でぼそっと言ったにも関わらず、俺と目が合ったそいつは怯む。
「どけ…」
「は?お前誰だよ何すんだ!今良いところだぜ」
ちょうど博之を犯している男を退かす。
男を引き剥がした事で放心している博之の髪を掴んで顔をあげさせた。
「おい…お前の言ってたプレゼント見たぞ。あれはどこだ?」
「………んあ"っ!!」
返事を待っているのに、何も返事をしない博之に痺れを切らして腹に一発拳を降り下ろす。
リングのせいで閉じられない口と後ろの孔からは大量の精液が逆流してくる。
後ろの孔からは血の混じったピンク色の精液がゴボゴボと音をたてて溢れてきた。
「あれはどこだ?何処のホテルだ?」
「あ"ー。あ"ー」
マットレスを精液で汚し、惨めに動く博之。
口枷を乱暴に外すと、口の回りがうっすらと赤くなっていた。
「答える気がないなら、これ使ってやるよ」
「いや、そんなの使ったらそいつヤバイんじゃ…」
「お前らもこいつが気に食わなかったんだろ?なら見ててやれよ。ほらお友達が見ててくれるってよ。良かったな?」
さっきまで博之を犯していた男が俺の取り出したものに驚愕して、自分達も犯していた癖に博之の事を心配しはじめる。
俺が取り出したのは、以前みことが半狂乱に乱れた器具だ。
「沢山出して貰って滑りも良くなっただろ」
「んぎぃぃぃ」
S字結腸まで肉を無理矢理割り開き、スイッチをいきなりMAXまであげてやると潰れた蛙の様な声をあげはじめる。
バイブを力任せに引き抜き、また勢いよく押し戻す。
「があぁぁぁぁぁ」
手足の指先を丸め、喉を精一杯反らす博之に怖いもの見たさなのか誰も目を離さない。
俺が器具から手を離してもそれは自然に抜き差しを繰り返し、博之を攻め立てていく。
「ほら、声が出ないなら道を作ってやるよ。みことを何処で男達に渡した?」
「んげっ!オゴッ、ブッ、ブェッ」
喉に別の器具を押し込むと苦しさでえずき出す。
一気に引き抜くとまた精液や胃液が混じった吐瀉物を撒き散らしながら吐いている事に俺のイライラは募っていく。
冷静になれば、喋る暇も与えていないのだから話せるはずも無いのにあの時の俺は冷静さを欠いていた。
ヒューヒューと虫の息の博之を見下ろしつつ、周りを見渡すと気が付いた頃には博之のチンピラ仲間達は消えていた。
「お前のオトモダチとやらも大したことなかったな」
博之が気絶しても器具の抽挿は止まらず、身体が小刻みに痙攣をしている。
器具に足をかけ、反対の足で博之を蹴ると中の肉と一緒に器具が飛び出してきた。
それでも俺の怒りは収まらなかった。
「これ以上中に注がないでぇ!!」
「うるせえ!こっちは金払ってお前に性処理させてやってんだから、ありがたくザーメン腹の中で受け止めろよ」
ある時は公衆トイレに縛り付け、1回50円と書いた空き缶を乳首に洗濯バサミで留めてやる。
身体にはご丁寧に卑猥な言葉の落書きをして1日放置してやると、すぐにその落書きが見えなくなるほど白濁したもので汚されている。
しかもご丁寧に空き缶の中身は10円玉や5円玉などでいっぱいになっていて、洗濯バサミで挟まれた乳首が無慈悲に引き伸ばされていた。
「はー。はー」
「あーあ。お尻でメスイキするまで犯して欲しいって、見た目はヤンキーみたいで怖いけど君変態なんだ」
ある時は掲示板に“レイプ希望!犯してください”と書き込み、指定のホテルに集まった男達にアナルで逝くまで何度も輪姦させたりと色々としたが、結局みことの居場所は分からなかった。
当然その間絶えず暴力をふるわれ続け、威勢の良かった博之はすっかり大人しくなっていたが時折思い出した様に逃げようとするので、更にひどい目に遭わせてやった。
ともだちにシェアしよう!