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花散らしの雨4

俺が感心していると、翔の顔が少し紅潮してきた気がする。 「そう言えば、身体の様子はどう?」 「なんだか身体が温かくなってきた気がします。指先とかぽかぽかする感じですかね?」 翔は素直に俺に感想を教えてくれるので、俺は腕時計をちらりと見る。 クラブからの薬を飲んで軽く30分は経っている。 そろそろ薬が効いてくる時間だ。 「息苦しそうだけど、大丈夫?」 「え?あぁ…はい…何だか暖かいを通り越して暑くなってきました」 翔の額にはうっすら汗が滲んできていた。 俺はわざとらしく優しく声をかけると、翔は手で顔を仰いで暑さを和らげようとしている。 「もしかして、翔勃ってる?」 「は?えっ?あれ?」 俺が指摘して、はじめて気が付いたのか翔のスラックスのフロント部分はうっすらとではあるが盛り上がりはじめている。 それが信じられないのか翔は凄く慌てはじめる。 「あれ?何で…俺??」 翔が慌てれば慌てるほど、下半身は反応してスラックスを押し上げている。 「苦しいでしょ?見せてみて?」 「でも…」 「大丈夫。男同士だし恥ずかしくないよ?」 いくら同性だろうと下半身を見せるのは抵抗があるだろう。 しかもそれが生理現象で勃起しているなら尚更なのだろうが、薬のせいで思考能力が低下している今なら言いくるめるのも容易いだろうと思って言ってみる。 「俺…」 「そっかぁ」 「スミマセン!すぐ脱ぎます!」 「え?ちょっ、翔!!」 渋る翔に、これからどう言いくるめようかと考えている矢先に翔の態度が変わった。 翔は立ち上がり、躊躇なくスラックスを引き下ろしたのだ。 俺はその行動に呆気にとられてしまって、思わず翔に近付いてカメラの画角に入ってしまう。 体型の事で虐めにあい不登校になった俺は、痩せて印象が変わった現在でも自分の容姿は大嫌いだった。 だからなるべく映像には映らない様にしていたのだが、緊急事態なのでしかたがない。 「いや…ごめんなさい…“悪い子”でごめんなさい。おうちがいい。言うこと聞くから“施設”には戻さないで。ここに居たい…」 翔は小さく何か言いながらブルブルと震えている。 そんな様子に俺は内心で舌打ちする。 翔は子供の頃、一時期だけ施設に預けられていたことがあると玲ちゃんを調べた時の資料で読んだことがあった。 こんな意識の混濁している時に自分の思い通りに翔を動かすために昔のトラウマを引き出すとは、この暗示を施した相手もなかなか手練れかもしれない。 「大丈夫だよ。良い子にしてれば“施設”には戻さないよ」 翔には申し訳ないが今回はこの暗示を解くことをせず、利用させて貰うことにした。 暗示を解く事は簡単だ。 しかし、この暗示を施した本当の“狼”を捕まえるのが俺の使命だと思ったのであえてそのままにすることにした。 俺は再びカメラの裏側に回るとファインダーを覗きこんだ。 「なら“良い子”の翔にお願いなんだけど、足を大きく開いて自分のモノ弄ってみて?」 翔は俺の言葉通りソファーに深く腰かけ足を大きくガバッと開いて自分のモノに手を添えた。 そのままゆっくり手を上下にさせはじめるので、俺は局部がよく映るようにズームにする。 しばらくすると翔のハァハァという荒い息遣いの合間にくちゅくちゅと小さな水音がしはじめた。 「一人でする時もそんな風に触ってるの?」 「時間がかかるから…自分じゃあんまり触らないもん」 俺の問いかけに翔の手が疎かになる。 口調は少し戻っているが、まだ少し幼い口調のままだ。 「そっかぁ…ならもっと気持ちいいことしない?」 「気持ちいいこと??」 俺はカメラを止めて、にっこりと微笑んでカメラから顔を上げた。 玲ちゃんの期待通りの“狼”ではなかったが、この状況を楽しむ事位許されるだろう。 何しろ翔の“ママ”の公認なのだから。 俺は翔をソファーの横にあるベットへ手を引いて連れていく。 そこには命が丸まってまだすやすやと寝ていた。 ベットを囲むようにセッティングしていたカメラをポケットに入っているリモコンで起動させる。 翔はスラックスを脱いだだけの状態なので少し間抜けなのだが俺は笑わない様に努めてベットに乗り上げる。 俺が命の後ろに回り込み抱き上げて膝に乗せるとスプリングのギシギシ軋む音がする。 「さぁ…こっちおいで…」 俺が手を差し出すと翔はふぅふぅと荒い息を吐きながらコクンと頷いて俺達に近付いてきた。 キシリ、キシリと音が近付いてくる度に俺の笑みは深くなっていくのを感じる。 「翔…小さい子好きだろ?」 「なんでその事を!!」 俺の言葉に、翔のトロンと溶けた翔の目が見開かれる。 「タネ明かしはまた今度な?ほら見て…」 「…っ!?」 俺は命の上着をずるりと引き上げ、ショートパンツを引き下げた。 そうするとミントグリーンのスポーツブラとセットになっている子供用のパンツが露になる。 命の白く薄い腹が呼吸に合わせて上下に動いているのがよく見える。 その様子を翔は食い入るように見ている。 「美味しそうでしょ?好きにしてもいいんだよ?」 「え…でも…」 翔はまだ少し理性が残っているようで少し動きが止まる。 しかし、俺はにっこり微笑んで命の膝の下に腕を差し込んだ。 尻を持ち上げ、パンツを少しずらして命の孔を広げてみせる。 「大丈夫。ここにあるのは動く肉孔。オナホールと一緒だよ?ズボズボしたら自分でするよりキモチイイぞ?」 俺は翔の耳許に顔を近付け悪魔の囁きを吹き込む。 翔の視線は孔に釘付けだ。 しかし、俺は直ぐに翔から離れて命のパンツを元に戻す。 その時にローションのカプセルを命に挿入しておく。 「あ…」 「ふふふ。脱がせるのも楽しみだからね」 翔の名残惜しそうな声を聞きながら俺は命の服装を整えていく。 「さぁ好きにどうぞ?我慢できないでしょ?」 「んっ…」 俺は流れるように翔の耳に小型のスピーカーを取り付け、最後に翔の腹に付きそうな程反応したペニスを軽く撫でて二人から離れた。 俺は上手く“赤ずきん”を“お花畑”に誘導することに成功したのだ。 + 翔は命の服をゆっくり脱がせていく。 下着姿になった命を翔は食い入るように見ている。 ごくんと生唾を飲んだのか喉が動くのをファインダー越しに確認すると、俺はマイクに向かって指示を出す。 「翔?ブラをずらしてごらん?」 翔が指示通り命のスポーツブラをずらすと俺が取り付けたニップルサックのお陰でピンッと立ち上がった乳首が顔を出す。 最近俺が乳首の開発に勤しんだお陰で長期間身体を使っていた割にピンク色だった乳首は少し赤みが増し、よく熟した苺の様に真っ赤で美味しそうな色になってきていた。 「舐めてごらん?」 俺がマイクに優しく声をかけてやると、翔は勢いよく命の乳首にむしゃぶりついた。 ちゅっ、ちゅぴっ 翔が命の乳首を舌で転がしたり、丸めた舌で刺激しているのをズームで映す。 命の身体がピクンピクンと小刻みに震えている。 「翔…お口が寂しそうだよ?」 命が無意識に唇を舐めているのが見えたのでそれを告げると、翔は命の舌を親指と人差し指で引きずり出した。 「あむぅ」 「舌ちっちゃいね…みことくん」 俺が指示しなくても翔は命に口付ける。 二人のくちゅくちゅと舌を絡めあう音が部屋に響いている。 「ううんっ」 舌を絡め合いながら翔は命に取り付けたニップルサックを引っ張る。 ゆっくりとではあるがリングがどんどん上へとずり上がっている。 それに伴い乳首は面白いほど上に引き伸ばされ、それに反応した命は背中を反らせて感じ入っている。 しかし翔は我慢が効かなくなったのか命の太股へ自分のモノをズリズリと擦り付けていた。 しかしそれから先には進みそうにはなかったので俺が手助けすることにした。 「命~仕事の時間だぞ!」 一旦マイクの電源を切って俺が叫ぶと、命はうっすらと目を開け目の前の翔を確認した。 「ふあっ、んむぅ…しょうちゃぁん?」 「俺…」 キスの合間に命が翔を呼ぶと口をそのまま離したのだが、薬の影響なのか自分のモノを絶え間なくしごいている。 そんな翔を見て何か察したのか、命がにっこりと微笑む。 命は自分の膝を抱えて子供用のパンツを少しずらす。 そして、太股へ擦り付けているペニスを自分の孔の上へ誘導してやった。 「翔…そこの中最高にキモチイイよ?ほら自分で入れてごらん?」 再びマイクのスイッチを入れて俺は優しく囁くと、翔の腰が揺れる。 命の孔から熱で溶けたローションか小量出てくるのが見えた。 ズンッ 「えっ?…あぁぁぁぁ」 「何これぇ。中で皮…めくれちゃった」 翔が命に前触れもなく一気に挿入したので、命は一瞬何事が起きたのか分からなかった様でぽかんとしていたが後から襲ってきた衝撃に身体を震わせている。 そんな命の事などお構いなしの様に翔はぎこちない動きで腰を前後に動かしはじめた。

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