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サプライズバースデー4
楽しい食事の時間も終わり、会計の伝票が席まで運ばれてきた。
俺はそれをちらりと見てからカードを取り出し伝票に挟む。
そのまま店員にそれを渡すと、店員は伝票を持って個室を出ていった。
「わ、若旦那!!」
「ん?まだ何か食べるか?」
「いえそうじゃなくて…半分払います!!」
「ん?」
伝票の金額が見えたのか、小さく震えている圭介に笑ってしまう。
先程までほろ酔いだったのに悪いことしたなと反省する。
「いや、今日は玲ちゃんに命を見てもらったお礼だから気にしなくていい」
「でも…」
「また子供達を貸してくれればいいから気にするな」
渋る圭介をよそに、その横で玲ちゃんと翔はデザートの南国のフルーツが沢山乗った大きなサンデーを食べているし、命は果肉のたっぷり乗ったマンゴープリンを食べていて実に微笑ましい。
「翔は甘いもの好きなの?」
「そうなの!しょうちゃんは“あまとう”なのヨ」
俺は翔に質問したのだが、横に居た玲ちゃんが自信満々に答えてくれた。
玲ちゃんの紙エプロンにはプツプツと大量に油はねがついており、唇は肉の油でテカテカとしていてグロスを塗り直した様になっている。
いつもきちんとした玲ちゃんとは真逆の姿に俺の笑みも深くなる。
「失礼します。美世様ありがとうございます。こちらにサインを」
「はいはい」
「では、ごゆっくりどうぞ」
店員がカードを返しに来たので俺は紙にサインをしてカードと領収書を受け取った。
店員はすぐに個室を出ていく。
俺はカードも数種類使い分けしている。
今出したカードは自分でデザインできるもので、自分で描いた歴代の魔法の妖精のキャラクター達が並んでいて実にカラフルだ。
「若旦那ご馳走さまでした」
「パパさんありがとー」
「ご馳走さまでした」
花吹家の全員が礼を述べて頭をさげるので命も訳も分からず一緒に頭を下げていた。
俺以外が頭を下げているのは組の事を思い出して少し居心地が悪い。
「本当に帰りまでありがとうございます」
「気を付けてな?玲ちゃんも翔もありがとう」
店の外に呼んだタクシーに圭介達を乗せ、俺はドライバーにチケットを渡しておく。
全員満腹感で自然と顔が綻んでいて、圭介は酒が入っているからか頬が上気していた。
そんな花吹家を見送り、俺も命を抱いたままタクシーへ乗り込んだ。
「今日は随分楽しかったみたいだな」
「う、うん…」
「カメラ仕込んでおいたからいいものの、何で俺の居ない時にそんな楽しいことしちゃうんだ?みこと…」
ドライバーに聞こえないように命の耳元で囁くと、背中がピンッと伸びて命が緊張する。
向かい合って座っているので、見えないように服の裾から手を忍びこませた。
健康的に肉がついてきた腹をキャミソール越しに触ると、ふにふにと柔らかい手触りで今は食後のせいか少し脹れている。
「腹はいっぱいになったか?」
「うん」
「そう…それは良かった。今日俺、お酒飲んじゃったからそのまま寝ちゃおうかなぁ?」
「え…」
全く酔っては居なかったのだが、命の尻を撫でながら命をからかってみる。
命は凄くがっかりした様な顔になるのが面白い。
「あれ?今日は圭介と玲ちゃんと遊んで来たんだろ?俺とできないの嫌なの?スケベちゃん?」
「んっ…」
ハーフパンツの上から尻肉をぎゅっと握る。
指がハーフパンツ越しの肉に埋まり、はじめはもっと肉の少ないガリガリの身体だったのにと感慨深くもある。
「ほら家についたよ?どうするの?俺寝ちゃうよ?」
「パパとしたい…犯してほしいよぉ」
タクシーの窓からマンションが見えてきた。
俺は畳み掛けるように手をずらして背中を擦ってやり、服の上からスポーツブラのゴムを意味深に撫でる。
俺も圭介の事を言えない。
「そう。よく言えました」
ふぅと耳に息を吹き掛けてやると身体をふるふると震わせている。
それが蛇に睨まれた小動物の様で、実に面白い。
「じゃあ、うちのスケベちゃんをベットにごあんな~い」
「むぅ…パパがいわせたのに…」
タクシーの料金を払うと、さっさと車を降りてエレベーターに乗り込む。
「おしごとのおへやなの?」
「今日は映像見ながらするからな…」
俺がエレベーターを降りて、仕事に使っている部屋の鍵を開けると命が不思議そうな顔をしている。
俺の言葉にも意味が分からないようで首を捻っている。
「う~ん。紺にするか…いや赤もいいな。ピンクや緑はコスプレ感強いしなぁ」
撮影用の部屋につくと、すぐに機材などを入れているクローゼットを開いて中を物色していく。
クローゼットの中は撮影に使う衣装や、撮影用の機材やケーブルなどが入ってる。
博英の言葉を思い出して、今日は少し変わった事をしようと思っていた。
「まぁ…スタンダードにするか」
「パパぁ?」
「これに着替えて」
命がしびれを切らしたら様にしゃがんでいる俺の背中にすがり付いてくる。
俺は段ボールから出した衣装を渡した。
命は素直にベットに近付いて躊躇いなく着ている洋服を脱いでいる。
「うん。なかなかいいな」
「これでいいの?」
渡した衣装を身に纏った命を俺は満足げに見る。
命は白い膝丈のハイソックスに紺色のブルマ。
体操着の前にはひらがなで“かがみ”と書かれている。
体操着越しの胸はうっすら膨らんでいるのが分かり、下半身は男の子である証拠の膨らみは小さくパッと見は小さな女の子だった。
「ベットに座って?」
「うん」
着替えているのを常にセッティングしてあるカメラで撮影しつつベットの上に座らせた。
俺はスーツの上着から今日すり替えた伊達眼鏡を取り出してタブレットに繋ぐ。
上着を部屋の角にある仕事用の椅子に適当に引っ掛けて命の後ろに座る。
「で、今日は何してきたんだ?」
「んっ…」
タブレットで圭介視点で撮影されている動画を確認していくかたわらに、体操着の上から命の乳首をコリコリと刺激していく。
倍速で飛ばしながら映像を見ていると目的の場所であろう箇所を見付ける。
「へぇ。図書室でリアル教師と本番セックスか…制服じゃないのがおしいなぁ」
「あっ」
映像を見ながら命の乳首を強めにつねる。
気持ち良かったのか小さく身体を反らせる命は足をもじもじと擦り合わせているが、俺はそれを見て見ぬふりをした。
「いいBGMができたな」
命にBluetooth対応のイヤホンを耳に入れると腕を後ろ手に縛っていく。
縛ることにより、膨らんできた胸が強調されて凄く厭らしい見た目になる。
イヤホンからは圭介の職場でしてきたセックスの音声が流れている。
「痛っ!!」
「バネを緩めてあるプレイ用のだから平気だよ」
仰向けになっている命の体操着の上から乳首を洗濯バサミで挟んでやる。
今度はブルマをずらして、ローションでテラテラと光っているバイブを宛がう。
命は無意識なのか腰を上下に揺すって誘っている。
「んああぁぁぁ」
「うん。慣らさなくても、命は肉便器だからすぐ入っちゃうね」
前触れもなくバイブを押し込むと命からは気持ち良さそうな声があがった。
少し前後に揺らしてやるだけで、ぎゅぽぎゅぽと厭らしい音がしている。
バイブが抜けて来ないようにブルマを元に戻してやるとバイブに布が引っ張られて尻の割れ目がみえるまで下がっている。
「足も縛ってやろうな」
足をM字に縛り上げるとまるで蛙が仰向けになっているようだ。
見た目が寂しかったので口枷もしてやると、なかなか卑猥な格好になった。
「んむむむむ」
「あぁ…ごめんな。バイブも動かしてやるからな」
カチッ
「んんんんんん!!」
「良かったな気持ちいいだろ?」
スイッチを入れてやると、ヴィンヴィンと鈍いモーター音と共にブルマの布越しにバイブがうねっているのが見える。
「ん゛もっ」
バイブが膣圧で押し出されてきているのをグリッと押し込むと、命がトコロテンしてしてしまった。
こうやって孔で逝くことを再教育してから命は勃起することはなくなった。
ブルマの布に押さえつけられているぺニスからはトプトプと精液が溢れて来ている。
それが紺の布からしみ出てきていた。
「気持ちいいだろ」
「んふー」
命から満足そうな声が漏れてきたので、俺はハンドマッサージ機を取り出す。
それをブルマの上から命のぺニスに押し付けると命の腰が跳ね上がる。
「ん゛ん゛ん゛」
俺は気にせずマッサージ機を押し付け続けると、今度はブシュッという音と共に潮を噴き上げる。
それを何度も繰り返すと反応が悪くなってきてしまった。
「ほら…肉穴は俺を楽しませてくれないと」
「んんんんっ!!」
何度目の潮吹きか分からないが、命の身体の痙攣が大きくなる。
「あーあ。ブルマ…糸引いてるぞ」
「んー」
ブルマは命の噴き上げる液体のせいでグショグショになっており、触ると厭らしい糸が指と布を繋いでいる。
「ん?ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛」
「誰が終りって言ったの?電マでバイブの振動強くしてあげるよ…俺に犯されたかったんだろ?」
少し呆けている命の孔にずっぷり挿入したバイブにマッサージ機を宛がう。
バイブとマッサージ機が当たるガチガチという音がしはじめる。
命の口の端からは唾液が泡立った物が溢れて来ている。
口枷は口の中側に小さな突起が出ているものでバイブにもなる優れものだ。
これで命が舌を咬む心配もない。
「圭介とセックスをしてもいいけど、俺に恥をかかせるなよ…俺のぺニスケースの癖に」
「んんんんっ」
命は俺の声など聞こえていない様子なのだが、俺は今日の博英の事を今更思い出してふつふつと怒りが込み上げてきていた。
命に当たる事はお門違いだとは分かって居るが、命の快楽に歪む顔を見ているとイライラが軽減していく。
今日の圭介とのやり取りの件にも少し腹が立っていたので今回はそのお仕置きも兼ねている。
命の苦悶の表情に、俺の顔はきっと満足そうな顔をしている事だろう。
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