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赤ずきんちゃん危機一髪3

「しょうちゃーん」 「おわっ!!」 玄関からの賑やかな声に、俺も玄関に向かう。 そこでは命が翔の腹に抱きついていた。 こうやって自分以外の対象物と客観的に比べると、命は以前より20㎝位大きくなったのではないかと思う。 「いらっしゃい」 「あ、パパさん…命くんすごく大きくなりましたね」 久々に会う命に驚いた翔は目を丸くしている。 うちに出入りしていても軽く2ヶ月程命が会える状態ではなかったので、この成長は流石に驚くだろう。 「しょうちゃん今日はとまっていってくれる?」 「いや…パパさんに聞かなきゃ分からないよ」 「パ…ひろみつさんいいよね?圭ちゃんはちゃんと翔ちゃんを…うむっ」 俺は慌てて命の口を塞いだ。 一応圭介に宣言をしたわけだが、全て当の翔には預かり知らぬところで進めた話なので順序というのがある。 「親父に…何ですか?」 「あの合同誕生会の日に、お互いの家族は好きに行き来しようって圭介と決めたんだ。だから俺に遠慮しなくていい」 一応今の話はあながち嘘ではない。 俺も組の事で呼び出されれば、玲ちゃんに命を預けなけれはならないこともある。 そんな時の為に命と玲ちゃんの嫁同士も仲の良い事なので圭介と以前に話をしていたのだ。 「ね?しょうちゃんお願い」 「分かったよ。じゃあ、今日お世話になります」 「やった!」 俺に頭を下げる翔の横で、命は嬉しそうに翔の手を左右に揺らしている。 そんな仕草はやはり翔よりも幼い印象を受ける。 「翔ちゃんはやく~」 「あはは。待って今靴脱ぐから…うわっ!!」 俺は、命に手を引かれて靴を脱ぐために屈んだ翔のうなじから肩にかけて赤い痕が有ることに気がついた。 俺は思わずそれに触れると、翔から驚いた声が上がる。 「ごめん…ゴミが付いてたから」 「あ、スミマセン。どうもありがとうございます」 俺はとっさに誤魔化して手を引いたが、あれは明らかに“狼”がつけた痕だろう。 俺が命の事で取り込んでいて、少し翔への注意が疎かになったところで随分舐めたまねをしてくれたものだ。 「ずっと仕事を任せっぱなしで悪かったね。他のバイトとかは大丈夫だった?」 「それは大丈夫だったんですけど、実は居酒屋のバイトが家の近くの店舗に移動になったのでこれからちょっとは楽になると思います」 「確かに今の店はここと家の中間だから、家からだとちょっと遠かったもんね」 俺は翔と荷物の梱包をしつつ、世間話を装いつつ“狼”の事について探りを入れる。 「それで前の店舗のメンバーに一昨日俺の送別会をしてもらったんですけど、その事を親父がすごく気にしてて…家族の前以外で酒を飲むなって言うんですよ!酷くないですか?」  「翔の事を圭介なりに心配してるんだよ」 俺は顔に笑みを貼り付けながら腹の中は、あの“狼”をどうしてくれようかと算段していた。 俺の忠告を忘れた頭の悪い“狼”には、たっぷりと罰を与えなくてはならないだろう。 「えへへ。やっぱりパパさんの家のお酒は飲みやすくて美味しいですね」 「気に入ってくれて嬉しいよ」 仕事を早々切り上げ、夕食の時に翔に酒を振る舞事にしたのだが、はじめは圭介に言われたことを律儀に守ろうとする真面目な翔に、酒を少量混ぜたジュース飲ませた。 少量だがアルコールが入った事で気が大きくなったのか、俺が勧めるまま翔の酒は進んでいった。 「パパさんもう飲めないですぅ」 「そうだね」 酔っ払った翔をベットに連れていき、ジーンズのボタンをゆるめる。 ストライプのシャツを脱がし、その下のカットソーをめくって身体を確認してみると“狼”が残した痕は肩から腰にかけて点々と続いていた。 鬱血痕だけではなく、噛みついたのであろう歯形まである。 巧妙に翔本人からでは確認できない場所である背中を中心に点々と残されている鬱血痕に俺は大きなため息が出た。 緩めていたジーンズを脱がせ、下半身も確認すると内腿のかなり際どい所まで痕が残されている。 「はぁ。ここまでしておいて手を出してないとかないよなぁ」 「パパもういい?」 「あぁ…いいよ」 命は俺が翔の服を脱がせて身体検査をしているのを隣でずっと待っていたのだ。 療養中は身体に障るかと思って指でだけ相手をしていたが、命的には欲求不満だったのだろう。 翔の足の間に座った命は嬉しそうだ。 「ふふふ。こっちの翔ちゃんも久しぶり」 「んっ…」 ボクサーパンツをゆっくり下ろして翔のペニスに命は口付ける。 ちゅっちゅっと音を立てながら亀頭を中心に唇や、手を使って命が刺激をしていくと翔の若い身体はすぐに反応を示していく。 「あ、ちゃんと皮の中も洗ってて翔ちゃんえらいね」 命は翔のまだ反応していないペニスの余っている皮を引き下ろし舌を這わせていく。 ぺちゃぺちゃ先程からわざと音を立てて舐める命は恍惚とした表情を浮かべている。 「後ろは“狼”に食べられてないか検査してくれる?」 「うん!わるいおおかみさん何してるか分からないからね!!」 俺は翔の身体を支えるように上半身を自分にもたれかけさすような体制で命にローションのボトルを渡した。 命が急に使命感に燃えた顔になったので、俺からはついつい笑みが漏れる。 「んっ…ふっ」 「うーん。まだ孔もキレイだし、抵抗感があるよ?」 「へぇ“狼”はこんなに時間をかけて本当に翔を手に入れる気はあるのか?」 ぐちゅぐぽっと粘着質な音を立て命が翔の孔を弄っている間に、俺は背中の痕を調べていく。 感度は2ヶ月前より確実に上がっているのか命のテクニックに、翔は小さく息を漏らしている。 背中の痕は強く吸った様で既に内出血に近いものもあった。 「背中もちょっと酷いなぁ…」 「あしの付け根も結構おおいよ!」 「うーん」 翔の身体がぴくぴくと小さく痙攣し始めているが、俺も命も手を止めない。 「そろそろ本格的に赤ずきんちゃんを狼の腹の中から救出しなきゃいけないかな?」 「まだたべられてないよ!!」 「そうだったな」 俺の言葉に珍しく命が突っ込みを入れてきたので、俺は翔を抱き込むような体勢になって命を翔越しに撫でてやった。 空いた手では翔の乳首を触って反応を見ていく。 以前命と遊ばせた時は何も開発はしていないようだったが、あれからどうなっただろうか。 「んくっ…」 「おー。乳首の感度良くなってる」 「ほんとうだ!ツンッてしてるよ!!」 命は両手にローションをつけて翔のぺニスを擦っている。 そのまま顔を近付けキスをしているので、俺も翔の首筋から背骨に添った痕の上に唇を落としながら乳首を刺激していく。 「しょうちゃんばっかりずるーい」 「はいはい…俺の奥さんもキスしような」 「あむぅ」 命から俺が首や肩に痕を残していくのが見えていたらしく、翔を挟んでキスを求めてくる。 寝込んでいた2ヶ月間不安になるとキスをしていたので、最近では事ある毎にキスを求めて来るようになっていた。 ベットに寝かせていると、起きて俺が居ないことにパニックになる命をそのままにしておけず胸に抱いたまま仕事をしていのが影響だ。 「うふふ。昔みたいにパパ…ひろみつさんのほっぺぷにぷに」 命が言うように、この2ヶ月間で俺もストレスが溜まっていて暴食をしてしまって少し太た。 玲ちゃんが命を心配して翔に手作りのお菓子を持たせるのもいけない。 それを受け取っても錯乱状態の命には食べさせられず、夜中に命を膝に乗せながらぽりぽりとそれを食べていたのがいけなかったのだろう。 夜中にふと目を覚ましそんな俺を見た命は今の様に昔みたいだと笑っていた。 「うん。沢山運動して命と一緒に元気にならなきゃな…まず手始めに“狼”をどうにかしてやろうな」 「うん。わるいおおかみさんはやっつけちゃおう!がおー」 「なら今回の主人公には頑張ってもらわなきゃな」 命にキスしてにっと微笑んでやると、小さく手を前に出して狼のポーズを取るが全然怖くないしむしろあざとかった。 俺はそれを横目に翔の顔を引き寄せて舌を口の中に押し込んで絡める。 やはり命とは違い舌が逃げていくのが新鮮で、ついつい夢中で舌を絡めてしまう。 「ぼくも翔ちゃんとする!」 「ふあぁぁ。う~ん」 俺が口を離すと翔の口の周りは唾液でベタベタだった。 流石に少し覚醒した様で大きくあくびをしている。 「はれ?みことくん?」 「そうだよぉ?」 「なんで裸なの?」 「えー?翔ちゃんとセックスするためだよ」 目を覚ました翔は自分の事は気が付いていない様だ。 目の前に命が全裸で座っているのが不思議な様子で首をゆるりと傾げた。 「俺も居るよ?」 「パパさ…」 「翔、前に命としたの覚えてないの?」 「まえ?」 酔うと翌日何も覚えて居ないのを良いことに少しからかってやることにした。 「しょうちゃんいっぱいぼくのお腹にぴゅっぴゅっしてくれたのに覚えてないの?」 「え?」 命も翔のぺニスを撫でながらじぶんの腹を擦りノリノリだ。 「しょうちゃん1回の量がおおいんだもん…ぼく大変だったなぁ?」 「へ?」 「筆下ろしを小さい子で出来て喜んでたじゃないか」 「そんな…」 俺も後ろから耳に息を吹き掛けるように声をかけてやる。 「お尻も折角ほぐしてたのに」 「きもちいいんだよ?」 正確に言うと俺が解したわけではないが、いい機会なので無意識の領域に刷り込んでおこうと思った。 ローションでぬめる孔に指を滑り込ませゆるゆると動かしてやる。 「しょうちゃん前を忘れてるよ?んんっ…ガチガチだね。お腹きもちいい」 「うぁっ…すごっ…何…あったかい」 「なんだよ命待ちきれなかったのか?翔は孔もきゅっきゅしてるぞ?」 「うしろ…なんで…きもちいっ」 命が翔に乗り上げぺニスを受け入れ、俺は後ろから指を孔に埋めて抜き差ししてやる。 同時に前後を刺激されて翔の身体に力が入り小さく震えている。 そんな翔に俺は今夜は楽しくなりそうだと舌舐めずりした。

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