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はじめての嫉妬4

一応、店では一般教養や感情なんかを教えて貰ってはいたが、日本に違法に“売られて来た”ぼくには家庭の温もりや親への愛情と言うものが欠如していた。 博光さんへの感情は“愛情”そして“依存”と“執着”にあたるだろう。 はじめて歪んでいたとはいえ愛情を注がれた事の無かったぼくには博光さんは親であり恋人であり神にも近いとさえ思える存在だ。 そんな唯一の存在がぼくから離れて行くことに焦りを感じ、離れていく切欠になった翔ちゃんがとても汚くて悪いものの様に感じてしまった。 「別にひろみつさんじゃ無かったらいいのに…」 ぼくは、くったりと力なく項垂れている翔ちゃんのペニスを持ち上げて鈴口を指でちょんちょんとつつく。 指先についた潮やローションなどの混ざった液体で遊びつつ足の間に落ちているびっしりと突起のついたバイブに目をやる。 翔ちゃんの分泌物で濡れたバイブはぼくが力任せに引き抜いたせいで電源のスイッチのところまでドロドロだ。 ペットシーツには黄色の大きなシミが広がっている。 まさにカオスといった状況だった。 「ふぁ~」 ぼくも流石に疲れてしまって大きなあくびがでた。 周りに散乱しているペットシーツを退かしてベッドの下に放り投げる。 翔ちゃんのお腹へよじ登り、腕の拘束も外してあげて翔ちゃんの胸へ頭を預ける。 トクントクンと翔ちゃんの心臓の音が聞こえてきて、ぼくは本格的に眠くなってきた。 ぼくはもう一度大きなアクビをして目を閉じる。 + カチャカチャと食器がぶつかる音でぼくは目が覚めた。 あぁ、また寝ちゃったんだと思って目をごしごし擦る。 肩から布が落ちる感覚がするので、不思議に思って肩に目をやるとぼくが寝る時に着ているTシャツを着ていた。 翔ちゃんの上で寝たはずなのに、その翔ちゃんが居ない。 「しょうちゃん?」 部屋の外からは物音はするが、ぼくは不安になって翔ちゃんの名前を呼ぶ。 当然返事がないので、おそるおそる起き上がってベットから片足をおろす。 床に足が触れたのでそのまま足先に体重を乗せてみる。 そのままの勢いでもう片方の足を床におろして両足で立ってみた。 まだ不安だが何とか立てた事でほっとした気持ちになって、ゆっくり足を出す。 いつもの一瞬引きつる様な感じの後に足が前に出た。 足が出た事でぼくは小さな歩幅でドアに近付く。 前は少し背伸びしないと届かなかったドアノブも届くようになった。 博光さんがぼくが困らない様に博光さん用に高い位置にあったドアノブを一般的な高さにしてくれたのだ。 「ひろみつさん?しょうちゃん?」 ぼくはそぅとドアを開けて寝室から顔を出した。 ダイニングにあるソファの上には博光さんのスーツのジャケットが脱ぎ捨ててあったので、ぼくはキッチンへ走り出す。 何か洗い物をしていたらしい博光さんを見付けてぼくは博光さんの足へ突進する。 「うぉっ!どうした命?」 「ひろみつさぁぁぁぁぁん!!!」 驚いた声をあげつつ振り向いたらしい博光さんだが、ぼくは涙で顔が見えない。 水音が止んで身体が浮き上がったのでぼくは大きく手を広げた。 抱き上げられ博光さんの胸へ納まったぼくは声をあげて泣いた。 色々言った気がするが、その間に博光さんは数回何も言わずに頷いていただけだったがぼくはそれで十分嬉しいくて博光さんの胸に更に顔を埋める。 「勝手におでかけしてごめんなさい」 「いいよ。色々収穫があったし」 博光さんは表情を変えずにぼくの頭を撫でてくれた。 博光さんの表情はとっても分かりにくいらしく、普通にしていると玲ちゃんが『パパさん怒ってるの?』とぼくに聞いてくる位だ。 玲ちゃんや翔ちゃんには表情を作っているらしく、笑ったりしているが本来は表情は動かない。 そして言葉も少ないか、とっても小さくぼそぼそ喋る。 ぼくは慣れてるので疑問に思ったこともなし、今も表情は動いてないが機嫌は悪くない。 「俺こそ悪かったな」 博光さんはぼくの下腹部を撫でながら耳元で小さな声で話してくれる。 ぼくはこのお話の仕方が前からとっても大好きだった。 ぼくは嬉しくて博光さんの頬に自分の頬を擦り付ける。 「命に良いもの見せてやるよ」 「いいもの?」 博光さんはリビングのソファに腰掛けるとぼくを前向きにさせてタブレットの電源を入れる。 ホーム画面が表示されると、ぼくと玲ちゃんがセクシーな下着を着てポーズを取っているものに設定されていた。 ぼくがそれに気を取られているうちに博光さんのサイトの管理画面を呼び出す。 パスワードをさっと入れると動画の管理画面になった。 そこから、未投稿リストという物を開くと投稿されていない動画ファイルが何個か入っている。 「わぁ…すごい!圭ちゃんネコもできるんだ!!」 「こいつが圭介の事が好きで長かったぞ」 「これ誰?本当のレイプみたい」 「こいつが狼だ。“みたい”じゃなくてガチのレイプ動画だぞ?」 何個か動画を見ていくうちに、ある動画をタップして開いた。 それはぼくと翔ちゃんがしている動画で、しかもぼくが寝てしまう前のやつだ。 「これ…」 「玲ちゃんに孔をめちゃくちゃ拡げられたのに、そんなに欲しかったか?」 動画が流れはじめると、博光さんが耳元ですこし意地悪く話はじめる。 博光さんの指は下着を身に付けて居ないぼくの孔を上からなぞった。 それに反応して孔の中がきゅんきゅんと反応しはじめる。 「どうした?お仕置きされたいの?」 「え…」 博光さんの“お仕置き”と言う言葉にぼくは思わず嬉しそうな声を出してしまった。 その声を聞いた博光さんは歯をみせてニヤ~っと笑う。 博光さんがこの笑いをする時は良いことがあった時か、動画の出来が良かった時、それか何か思い付いた時だ。 「じゃあ、手を後ろで組んで?」 博光さんの指示通りTシャツを脱いでから手を後ろで組むと、ふわっと柔らかい物が腕にかけられその後締め付けるような感覚がする。 ちらりと後ろを見ると、タオルに白い包帯のような物が巻かれていた。 「まだ全快じゃないからな」 お仕置きといいつつ、ぼくを心配してくれている様子の博光さんにぼくは嬉しくて鼻歌が出そうになった。 さらりとお腹を撫でられ、ぼくは嬉しくて嬉しくて胸をつき出すようにしてしまう。 「じゃあ、前みたいにできる?」 「いいの!?」 博光さんの膝から床に下ろされると、博光さんがソファの背もたれに身体を預ける。 前みたいにとは口でスラックスから博光さんのペニスを取り出してご奉仕すると言うものだ。 口でスラックスのボタンを何十回、何百回と開けているのでぼくにとっては造作もないことだ。 むしろご褒美だなんて思いながらぼくは博光さんの足の間へ身体を滑り込ませる。 「んっ、むっ…んむっ」 「相変わらず上手いな。でも、えっちで不細工な顔になってるぞ」 博光さんがぼくの頭を撫でてくれる度に嬉しくて裏筋に舌を這わせつつ亀頭を吸い上げる。 じゅぱじゅぱと厭らしい音を立てながら舐めて居るとスマホで写真を撮られた。 そんな事“奴隷”の時は日常茶飯事で何とも思わなかったが、今は何をされても嬉しくて嬉しくてたまらない。 例えその画像をスマホの待ち受けにされても嬉しいだけだし、画像を誰かにメールで送られても誇らしいとさえ今は思える。 「今度はお尻あげて」 「うっ…んんっ…え?」 指示された通りにお尻をあげて、いよいよ入れてもらえるんだと期待で胸を高鳴らせていると小さな物がスルッと入ってくる。 指かと思って居たのに予想外の物にぼくは思わず博光さんから口を離して後ろを振り返った。 そこには細いコードが上に伸びていて、コードの先はぼくのお尻の上にある博光さんの手の中の小さなリモコンに繋がっている。 「ひゃっ!!」 「物足りないかもしれないが、全快じゃないからな」 「やっ!!入れて!入れてよぉ!!」 「お仕置きだって言っただろ?いつからペニスケースがご主人様に命令できる様になったんだ?」 「あっ、やだ…踏まないで!!」 メモリをぐいっとこれ見よがしに最大にされて腰が抜けた。 座り込んだぼくの下腹部に博光さんの大きな足がのしかかる。 足の指の間にぼくの役立たずになったペニスを挟まれ玉と一緒に踏まれた。 痛いけど気持ちがよくて博光さんの足にもたれかかる。 「あーあ。命のせいで、オナホ使わなきゃいけなくなったなぁ」 「え!やだやだ!!ぼくに、ぼくにちょうだい!!そんなの使わないで!!」 「ははは。そんなのって、一応命モデルだぞ?」 博光さんはどこからともなくオナホールを取り出してローションのボトルをオナホの口にあてがう。 ゴボゴボっと音を立てながら中に注ぎ入れたローションを馴染ませるためにオナホを外から数回揉んでいる。 「あっ、だめ…ぼくに…ペニスケースに入れてください!ご主人様のをい、厭らしくくわえこむペニスケースにペニス納めてくださいぃぃ」 「誘ってもだめだ。ほら命モデルのオナホに入っていくぞぉ?」 「や、やぁぁぁ」 目の前でぼくモデルだというオナホに博光さんのが挿入されると同時にぼくは絶頂してしまった。 お腹がきゅんきゅんして切ないのに、もっと欲しい。 博光さんはぼくから視線を外してタブレットを見はじめる。 タブレットからはぼくの声が聞こえているので、ぼくの動画を見ているのだろう。 タブレットを観つつ、片手ではオナホを上下に動かしている。 ぐぽっぐぽっという音がしていて、ぼくは博光さんへ近付こうとするが腰を浮かせる度に博光さんに強く踏まれて動けない。

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