110 / 120

一人でできます!

なんやかんやあって忘れていたが、スマホの日付を見ると今月も半ばに差し掛かっている。 「ヤバイ…そろそろ用意しないと」 「うわーん!!」 俺がパソコン机から立ち上がりのっそり移動をはじめると寝室から命がとっても遅いが走ってきたのが見える。 俺の足元までくると、俺の腹に小さな拳を降り下ろしてくる。 「パパのばがぁぁぁぁ!!」 かなりご立腹なのか呼び方が戻っているのが気になるが痛くもないのでしばらく様子を伺う。 凄く勢いよく腹にぽこぽこと小さな拳が打ち付けられるが、俺の腹に拳が当たる衝撃に命の身体が逆に押されていく。 「どうした?」 「うわぁぁぁん!!なんでぼくオムツつけてるのぉぉぉぉ!!」 「あぁ。なんだそんなことか」 俺は命の腕を押さえて頭を撫でてやると、今度は俺の腹に顔を突っ込み叫ぶ。 腹筋に命の声の振動を感じるが、叫んだ声を聞いて命がごねている理由が分かった。 俺は命を抱上げてやり、瞼にちゅっとキスをする。 命はスンスンと鼻をすすりながら俺の肩に顔を埋めた。 「命の下半身ガバガバになったから、垂れ流しになっちゃうだろ?その為のオムツだぞ?」 「ぼく…ガバガバじゃないもぉん」 「ほら色が変わってるぞ?いっぱい出ちゃってるみたいだけど?」 「パパのせいだもぉぉぉん!!!」 命が寝巻きに使っている俺のTシャツを捲るとオムツには水分に反応して青色のラインが出るようになっているが、そのラインがはっきり出ていることからオムツはきちんと仕事をこなしたらしい。 それが恥ずかしかったのか、悔しかったのかは分からないが命が盛大に吼えた。 もしかしたらこの違和感で目が覚めたのかもしれないと思いつつ背中を擦ってやる。 小さな背中は泣いているせいか少し熱くて、俺はそれがいとおしくて背中を撫でながら命の頭に頬擦りした。 「治るまで少し我慢しなさい」 「オムツやだぁ」 「まあまあそんなこと言わずに、実際出ちゃってるし気持ち悪いだろ?変えてやるからな?」 命を抱えたままソファーに移動して命を降ろそうとするが、服に爪を立てて離れようとしない。 仕方がないので、一度引寄せて背中をトントン叩いてから命が油断している隙にべりっと引き剥がす。 驚いた顔をされたが、俺はそれを無視して命をソファーに降ろしてオムツを変えるのに準備をはじめる。 引き剥がされると思っていなかったのか、命はかなり驚いた顔をしているが俺は替えのオムツを取りに寝室へと向かった。 昨夜は命が寝てしまってからが大変だった。 汚れた身体を清めてやろうとバスルームに連れていったまではよかったが、気絶して身体から力が抜けた命は粗相をしてしまう。 孔も完全に緩みきってしまっていたので、これはまずいと身体を洗ってやってすぐにバスタオルでくるんだままソファーに寝かせて俺は24時間営業のドラッグストアに走った。 「オムツと、薬と…後は手袋か」 俺は持っていくものを確認しながら集めていく。 オムツもサイズが色々あって悩んだなと昨日の夜の事を思い出す。 手に持った物をもう一度確認すると足早にリビングに戻る。 「ん?命…どうした?」 ソファーに座っていた命はさっきの降ろした体勢から全く変わっていなかった。 微動だにしないとは正にこの事だろう。 腕が少し上がったままの体制で俺を見つめている。 このまま見ていても動きそうにないので、俺は手早く準備をはじめた。 ソファーにシートを敷いて、お尻拭きと軟膏とビニール袋を用意する。 「ほら。オムツ変えるぞ?」 「ぼく赤ちゃんじゃないもん。自分でできる!!」 「いくらパンツタイプでも、孔に薬は塗れないだろ?だから、大人しくしてなさい」 「う゛ー」 命をシートの上に移動させ、医療用のゴム手袋をしてオムツの両端を破く。 手早く使用済みのオムツをビニール袋に放り込んで命の身体を倒す。 乳児用のお尻拭きで小さなペニスや孔を綺麗に拭き取り使用済みのそれもビニールに放り込んで口を締める。 軟膏のチューブの蓋を開け、指先に取ると蓋をした。 「あとは薬を塗るだけだぞ?」 「自分でできたのにー」 「とか言いながらM字に足を開いたままなんだよな…」 大きくM字に開いた足を閉じることなく文句を言う命に流石に苦笑いが浮かぶ。 アナルに軟膏を塗るために指先を近付けると、孔が何を期待しているのかパクパクと息を吸うようにうごめき始めた。 命を咎める様に顔を覗き込むと、俺のスラックスの股間の部分を凝視している。 あざとく自分の指を咥えて熱い視線を俺の股間へ送ってきていた。 「はいはい。お薬塗ろうな」 「パパァ?」 俺はそんな命を無視して薬を塗り込む。 指先に伝わる熱で、かなり患部は熱を持っていることがわかる。 腫れていないか少し拡げて観察すると、頭上から命の甘えた声が聞こえたが俺は返事もしない。 そのまま孔の縁を内側から持上げて1周ぐるりと観察してみたが特に切れているとかはなくて安心した。 「パ…パパ…ひろみちゅさ…」 「甘えた声を出しても駄目だぞ」 「ねぇねぇ…いいでしょ?」 指を引き抜いて手袋を外そうとしているとやっと俺の名前を呼んだので返事をしてやるが、命の誘いをピシャリと遮った。 まだまだ本調子ではないのだから、ここで無理をさせてはいけない。 そう思いつつこうなったのも俺が大人げなかったせいなので、甘えてくる命を少し慰めてやる事にする。 「仕方ないな…ちょっとだけだぞ?」 俺の言葉にパッと顔を明るくする命に、少しため息が漏れる。 命を背中から抱き込む様にソファーに座り軟膏のついたままになっている指先を再び孔に埋め込んで、少し膨らんでいるものを探す。 腹の裏側のところにしこりを発見して、そこをトントンと叩く。 命はびくりと身体を震わせるが、気にせずそのしこりを刺激する。 「ひゃう…あっ、ゆびぃ」 「勃起はしなくても、前立腺は気持ちいいんだな」 「やぅ。ひろ…みちゅさ…のせいだもぉん。おちんちん…たたなくして、ぼくをメスにしたのひろみちゅさんらもん!!」 「いや。俺そこまで言えとは言ってないし」 俺の服をぎゅっと掴み震える命に俺は若干引いていた。 しかし、命の言うことも事実なのでそのまま前立腺を強く押す。 腸壁がビクビクッと痙攣しはじめるのを感じて俺は指を引き抜く。 「な、なんれ?」 「何でかなぁ?」 意味が分からないという命を見下ろしつつ、俺はバスタオルを引寄せる。 そんなことに気が付かない命は、俺を誘うように小さな舌を出してキスをねだる様にうねうねと動かす。 俺はその誘いに乗ってやり、キスをすると小さな舌を捕まえて自分の舌と絡ませる。 もう一度孔に指を滑り込ませた。 今度は容赦なく前立腺を引っ掻くみたいに刺激すると、命の足がピンッと伸びる。 足の指が全部開いてプルプルを震えているのを横目に、命の舌に歯を立てた。 孔がぎゅっと俺の指を締め付けたところでプシュっという音が聞こえる。 「あぅぅ。やらぁ」 「メスイキして、違うもの漏らしちゃったな」 パシャパシャと先程引寄せたバスタオルに潮を吹く命の耳元に意地悪く囁くと、また孔が俺の指を締め付ける。 名残惜しそうに俺の指に絡み付くのを無視して俺は指を引き抜いてお尻拭きを引寄せた。 ペニスや下腹部を拭いてやったところで、ゴム手袋を外す。 命へオムツを履かせ、命を抱き上げ水分で重くなったバスタオルを持ってバスルームへ向かう。 洗濯機にバスタオルと命の着ているTシャツを放り込む。 因にTシャツはきちんとネットに入れた。 「また乳首大きくなったか?」 「むう。これもひろみつさんのせいだもん」 ドラム式の洗濯機の上に座らせたオムツだけの姿の命の胸をみると、ぷっくりと主張をしていたので乳輪のところを人差し指と親指で摘まんでみた。 本来なら重たい物は家電の上に置くものでは無いが、Tシャツをネットに入れるために命を洗濯機の上に座らせたのだ。 まだまだ軽い命が乗ったくらいでは洗濯機はギシリとも言わなかった。 乳首のぷにっという触り居心地を堪能しつつ洗濯機のボタンを押してからもう一度命を抱き上げる。 隙あらば俺へ身体を押し付けてくる命を制しつつベッドルームへ向かう。 クローゼットの前へ命を降ろして扉を開ける。 「今から出かけるから洋服えらんでなさい」 「はぁい」 俺は洋服を選ぶ様に指示を出してリビングへ戻る。 ゴミを処理してマットを片付けて必要な書類などをキャラクターのファイルに突っ込む。 パスポートの有効期限が残り少ないのを忘れていた。 パスポートが切れると、月末に渡航予定なので旅行に行けなくなってしまう。 今日申請すればなんとか間に合うだろうと思って俺はベッドルームに戻る。 命はクローゼットから自分の着替えを出し終わって、俺の小物を真剣に選んでいるところだった。 オムツ一丁というのがなんとも面白くてこっそり笑ってしまった。 「決まったか?」 「うん!これとこれ!!」 ベッドの端に置かれた服を一瞥しつつ、俺は命を着替えさせるために床に腰をおろした。 まずはスポーツブラを着させ、その次にキャミソールを着せる。 命が選んだ上着を着させ、半ズボンを履かせる。 靴下は自分で履かせているので靴下を渡して俺も着替える為に立ち上がる。 スウェットを脱いで手早く着替えていると、床に座った命が靴下を履く為に座り込んでいつもより更に小さく見える。 今日はハイソックスらしく、膝から短パンの間の絶対領域がまぶしい。

ともだちにシェアしよう!