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第2話 (半R)

おれは少しだけ躊躇ったあと、ちょっとだから、と自分に言い聞かせて、会長の机に隠れるように座り込んだ。 天野先輩のカーディガンに顔をうずめるようにして、小さく息を吸う。 「……天野、先輩…っ…」 天野先輩の匂いがまとわりついて、わかりやすくソコは反応を見せる。 おれはソコにそっと手を触れた。 「んっ……ぁ…っ」 すでに痛いほどに張り詰めたソコは、そっと手を触れただけで、びくびくと震える。 布越しの焦れったい刺激では満足出来なくなり、おれは、制服のスボンをおろして下着の中に手を入れた。 やわく握って上下に動かせば、くちゅくちゅと卑猥な音がして、かあっと顔が熱くなる。 それでも、快感の方が理性を上回り、次第に手の動きを大きくしていく。 「ぁ…んっ、ふぅ…ぅ、ん…っ」 抱きしめているカーディガンの匂いが、まるで天野先輩に抱きしめられているような感覚にさせる。 ぎゅっと目をつむって天野先輩を思った。 『七琉』って少し微笑んでおれの名前を呼ぶ天野先輩。 ネクタイを緩めて、ワイシャツのボタンを3つ目まで開ける。 そこから見える綺麗な鎖骨にドキリとしている間に天野先輩はおれを引き寄せて──── 「んぁ…っ、天野、先輩…っ、ぁ、す、き…っ」 変態臭い自分の想像の中の天野先輩に熱を高められて、イキそうになった時。 「へぇ?俺が好きなの?」 「ぇ………」 後ろから、天野先輩の声が聞こえてきた。

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