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高校生活
朝七時…目覚ましの音で柊吾は目を覚ます
柊吾は寝起きがいい、昔から質のいい睡眠が取れるおかげか頭はスッキリしてるし朝の日差しが心地いい
贅沢すぎるセミダブルのベッドから降りるとまだ体に馴染まない制服に着替えた
新しく通い出した高校はカッターシャツやセーターは自由だがブレザーは白でスラックスは黒色と自由に聞こえてきこなすのはなかなか難易度が高い
学年で色違いのボルドーのネクタイを締めて鏡を見れば平凡な自分には似合わなくて柊吾は苦笑いしてしまう
そして制服を着替えた柊吾が向かった先は天誠の部屋
「天誠サマっ!朝だぞ!おーきろー!」
柊吾とちがって天誠は寝起きが悪い
理由はすぐにわかった、ベッドに入ってからもスマホゲームで遊んでるらしく眠るのが遅いからだ
天誠は漫画やアニメは見ないがスマホゲームは好きらしく今はお気に入りのアプリが二つあって『スタミナが勿体無い』『イベントの時間だ』といって一日中スマホと向かい合っている
「ほら!起きる!遅刻するぞ!一、二、ハイっ!」
「んんー…あと…ご…じゅっ…ぷ………しね……と…ご、しね…」
柊吾はべりっと布団を剥がし、丸まっている天誠を無理やり起こしてグラスに用意した一杯分の水を強制的に飲ませた
あまりにも天誠の寝起きが悪いのでネットで調べた『目覚めてすぐに水を飲むとスッキリするし美容や健康にいい』というので一昨日から実行している
「…スマホは?…ログボ…スタミナもれ…」
右手をひらひらさせる天誠にスマホを握らせて、大人しく遊んでるうちに柊吾はせっせと部屋着を脱がせて制服に着替えさせた
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